小説の書き方に関して、アスクからの質問。
一人称で小説を執筆中なのですが、
主人公が勉強できないキャラだった場合、
それにともなって文章の表現や語彙もそのキャラのレベルに合わせないとおかしいでしょうか?
(たとえばコギャルなのに『語弊』とか『遺憾』とか…このキャラ絶対こんな言葉知らないだろうし、
使わないだろう、
みたいな場合です)個人的に三人称が苦手なのでこのまま書き進めたいのですが、
でもキャラのレベルに合わせると表現・語彙のバリエーションがどうしても乏しく、
限られてきます…。
小説の書き方に関して、晶山嵐の回答。
そういう話がこれです↓
玉藻前BOYs - 晶山嵐同人サークル情報サイト『GIREN-1』
大阪弁のバカキャラ一人称のエログロ小説です。
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『語弊』とか『遺憾』とか言わないなら、
それをそのキャラクターが言うような言葉に言い換えましょう。
あなたの今回の疑問は
コギャルの言葉づかいをあなたが知らないから出た疑問です。
書きたいキャラクターのバックボーンは全部熟知しておきましょう。
そして考えましょう。
『どの年齢の、どんな読者に読まれたいのか』を。
こういう疑問を持つあなたの年齢の人たちに読んでもらいたいのでしたら
三人称で書けば良いです。
「この主人公バカでしょう!」というのを全面的に押し出せば共感を貰えるでしょう。
そのキャラクターと同世代の読者がターゲットなら、
「私は凄くいろいろなことを考えて、いろいろなことをやってるのよ!」
という奮闘ぶりを見せると良いかもしれません。
あなたが疑問に感じるのは読者層を指定していないからです。
あなたがターゲットにした読者が楽しいように書きましょう。
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>キャラのレベルに合わせると表現・語彙のバリエーションがどうしても乏しく
↑この発言は、そのキャラクターを馬鹿だと、
『あなたが見下げている』から出る発言です。
あなたは「このキャラクターで小説を書いたらオモシロそう」と思っただけで
そのキャラクターを愛してはいないのではないでしょうか?
『キャラクターの尊厳』を遵守しましょう。
キャラクターを馬鹿にすると、
キャラクターから馬鹿にされます。
そうなったら面白い小説は決して書けません。
どんな理由でそのキャラクターを書こうと思っても大丈夫なのですが
「書こう」と思った時点で
そのキャラクターを心のそこから愛しましょう。
そして、そのキャラクターのことを熟知しましょう。
そうすれば、おのずと話し言葉は出てくる筈です。
出てこない時点で、まだキャラクター設定が曖昧なのです。
それでは、書き進められません。
オリジナルの場合は、キャラクター設定が8割のことが多いです。
ちゃんと、キャラクターを詰めましょう。