『小説が書けない』という人は、最初から小説を書こうとしています。





小説って「『文章』の集まり」なんです。
お給料を貰ったときに、
これはシャネルのバッグを買うためのお金、
って思いませんよね?
- お店にいって、
- シャネルのバッグを見て
- ほしいと思ったときに
- 余裕資金があるから、
シャネルのバッグを買いますよね?
テキストも一緒なんです。
『このタイトルの小説のテキスト』として書くのではないのです。
- テキストをメモする。
- たくさんメモする。
- それらのメモが頭の中でつながっていく。
- つながったのをコピー&ペーストで合体させて長くしていく。
- 冒頭や、クライマックスやラストを書く。
- 小説になった!
これが、『テキストを書く』の真意です。
『小説を書く』と思うから書けない。
もちろん、なれたら最初から『小説を書く』と思ってテキストを書けばいいです。
ただ、最初から『小説を書く』と思ってテキストを書き始めると
『完了させなきゃ!』って思うでしょ?





『ネタ』なのに『小説』と思うから、
- 冒頭から書かなきゃ!
- 完結させなきゃ!
ってなる。
それ、『ネタ』だよ。




すこにゃちゃんの『小説を書く』というのは、この記事の、
【小説を書くために】物語はどうやって生まれるか | 小説の書き方-プロ作家が答えます
『突発的に話全部が出てくる場合』を想定してると思うの。
『全部浮かんでるなら最初から書ける』けど
そういう風に浮かばないこともあるんだよ。

















映画『アバター』の『ネタ』は
『植民地星で原住民をいじめてたらしっぺ返しくらいました』
になる。
そして、これがクライマックスにもなる。
そこから
- キャラクターネタ。(人数分)
- 冒頭ネタ。(世界観説明)
- キャラクターの人となりを紹介するネタ。
- キャラクターの心証が変わるネタ。(場面分)
- 恋愛ネタ。
- キャラクターを支援する人達のネタ。(人数分)
- ……
と『ネタ』が必要になる。
これを『一つのネタ』で全部書こうとするから書けない。
そして、私が二次創作を勧めるのは
『世界観の説明』が不要だから。
オリジナルでは『世界観の説明』が私は一番好きだけど
そこを思い付かない人が多いらしい。
それができない場合は二次創作をすれば
みんなその世界観を知ってるから、説明しなくて良くなる。
『世界観の説明』という『大きなネタ』を用意しなくて良くなるのね。
もちろん『キャラクターの説明』も大体ははぶける。
『話にだけ注力できる』のが二次創作。
極力全部省いたところで、『書くこと』だけに集中して
『場数』を上げたあとで、オリジナルしたいならすればいい。
『どういう始め方』をしてもいいから
『とにかく書く』のです。
頭の中で考えない。
頭の中でこのネタ面白くない、と取捨選択する前に
それを100文字程度で文章にしましょう。
100文字程度というのは、長く書けない場合の話です。
長く書ける人は、頭の中のものを全部書き出しましょう。
長く書けない人は、
- ツイッター二つ分の文章にしてみましょう。
- ツイッター10個分の文章にしてみましょう。
- ブログ記事一つ分にしてみましょう。
『長い文章』を書くためには、もうちょっとネタが必要だ、
ということに気付くでしょう?
『一本の小説』を書くためには、かなりのネタが必要だ、
と気付くでしょう?
『気付く』ことで、『改善』できますよね?
『気付かない』かぎり、誰に何を言われても『改善』はできないのです。
部屋の掃除をしなさいよ!
とどれだけ言われても掃除しないのは
『部屋が汚いことによる損失』を感じていないのです。
『損を感じていない』のに、動く訳無いですよね?
時間は有限なんだから、『しないと損』か『したら得』なことからしますよね?
- 部屋が汚いとイライラする。
- 部屋が汚いと、失せ物が多い。
- 部屋が汚いと、捜し物がはかどらない。
こういう『損失』って『気付かない』んですよね。
『いつものことだから』
『部屋が綺麗な状態を一カ月』ぐらい続けたら、
- 部屋が綺麗だとイライラしない。
- 部屋が綺麗だと、物がなくならない! すぐ見つかる!
- 部屋が綺麗だと、捜し物が簡単!
こういうことがわかるんです。
利点が分かったから、『損をしてた』ことが分かるんですね。
なら
- 『得なんだからしよう』
- 『損しないためにしよう』
って思いますよね。
『あなたが納得する』ことが大事なんです。
それまでは、誰に何を言われても、あなたは動かないんです。
私がここで、何度、『多作しましょう』と何度も何度も書いたって
- 『多作』には時間がかかります。
- 手間もかかります。
多作しない限り、
- 多作していない損失
- 多作したときの利得
これに気付かないから、『しない』んです。
だから、『しないあなたが普通』なんです。
それが『普通』なので、それでいいんです。
でもあなたは『普通』でいたいんですか?
『普通』でいたくないから小説を書き始めたんですよね?
多作を日常生活におとし込んでいく。
最初から一週間に一度短文を書くというのは大体の人が無理です。
二作目が、一作目の三カ月後に書いたのなら、
- 今度は、80日後を目指しましょう。
- その次は70日後を目指しましょう。
そうやって、どんどん時間を詰めていくと、書ける数が変わってきます。










今が駄目なのに
現状を変えずによくすることはできないんです。
今が駄目なら、現状を変えないといけないんです。
今、小説が書けないのなら、別の方法を試さないと行けないんです。
『できない方法』で書こうとしたって、一生書けないんです。
一人暮らしのあなたはあなたの部屋にいます。
- 水を飲みたい。
- あなたの部屋には水はない。
- 水を飲みたいなら、どうしますか?
友人を呼んで水を汲んで持ってきてもらいますか?
そういう人もたまにいますが、普通は違いますよね?
蛇口まであなたが歩いていって、水を汲みますよね?
あなたの部屋には水がないんですから。
同じことなんです。
- 今、あなたがしていることでは小説は書けない。
- そのままでは進まない。
- 小説を書きたいなら、『他のこと』をしないといけないんです。
それが『なんでもいいからテキストを書く』ということなんです。
それを気がついたらしましょう、ってだけなんです。
10文字のメモでもいいから、すぐ取りましょうってだけなんです。
『習慣化』ってそれだけのことなんです。
あなたの日々のルーチンに『文章を書く』を入れるのです。
『良い小説を書かなきゃ!』と思うから書けないのです。
『とりあえずテキストを書く』のです。
そのテキストが、ブログになるのか、小説になるのかは
書き終わってからの話なんです。
『とにかくテキストを書く』。
書いた後で決めるのです。
- 前後を思い付かないネタ。
- ストック
- 前後を思い付くネタ
- 前後を書く。
- その前後を思い付かない。
- ストック
- その前後を思い付く。
- 前後を書く。
この繰り返しなんです。
そして、9割は『ストック(死蔵)』になります。
思い付いたネタ全部が小説になると思わない。
その割り切りは必要です。
面白くないと思ったらすぐに書くのをやめましょう。
そこで『捨てる』のではなく
『面白いネタが出るまで放置』です。
あくまでも『放置』です。
『そのうち、小説になるかもしれないテキストの集まり』で
『放置』しましょう。
素早くテキスト化するには、ツールも必要。
思い付いた時にテキストを起動して、それに一分かかっていてはアイデアは逃げます。
ここでEvernoteととか、googleドキュメントとかを起動させようとしないように。
私は紙copiというソフトを使っています。
そのソフトで、どれだけ素早くテキストファイルが起動できるか
動画にしました。
【小説の書き方】紙copiでどれだけ楽にファイルを作れるか - YouTube
昔のEvernoteだと、起動が早かったので紙copiを殆ど使っていませんでしたが
最近のEvernoteはとにかく遅いので、
『パッとひらめいたアイデアを二秒で書き留める』ということは無理です。
【この記事を追加した日 2019/01/12 16:39 】開始
Evernoteは早くなりました!
18年ラストか、19年初めのバージョンアップで
以前と同じはやさになりました。
『 コントロール オルト n 』 の ショートカット で
EvernoteWindowsの新規ノートが瞬時に立ち上がります。
これは、メモに便利です!
【この記事を追加した日 2019/01/12 16:39 】終了
紙copiより早いソフトがあればそれでいいです。
基本は、三秒以内にメモできること。
それ以上だと、忘れます。
思い付いたテキストを忘れることは、
お財布に穴があいて、お金がこぼれてるのと同じぐらい
もったいないことだと、自覚してください。
あなたは小説を書きたいのですよね?
つまりは『文字をカタチ』にしたいのですよね?
文字をさいふの穴から捨ててる場合じゃないですよね?
全部、メモしましょう。