小説を書くときは『書くこと』だけをする。
一文字の誤字直しでも、しない方がいい。
とにかく『書き切って』、『何も出なくなってから修正』。
これが基本。
ここで『書いているのに修正』をするから、
『書くための集中力』が途切れて、『書けなくなる』のです。
でも『書いてる途中』だから『書こうとする』と
もう集中力は切れているから、『書けない』のですね。
数秒なら大丈夫。
三秒ルールではないですが、
修正をするのは10秒以内ならやってしまって大丈夫。
なぜなら、
- 十秒ぐらいなら、作業用集中力が途切れないから。
- 『思い付いたこと』を書き留めないと忘れるから。
- 『忘れないで置こう』とした瞬間、作業用集中力は途切れるから。
だから、すぐ済むことなら、やってしまったほうがいいです。
Aの小説を書いてたときに、
Bの小説で詰まっていた部分を解くためのネタを思い付いた!
とかは、とっととメモしてしまいましょう。
この時に、ワードを立ち上げてメモ、とかなると
十秒を越えますのでダメです。
こういうのがあるから
『小説を書くソフトにワードはおすすめしない』と言っています。
一秒で起動する『エディタ』が一番良いです。
私は『紙copi』を使っています。
作業中に修正しても良い唯一の条件。
この『メモ』する『修正しても良い』には条件があります。
考えないこと。
- 『思い付いたこと』をメモで書き留める
のはオーケー。
- 『目についた誤字』をパッと修正する
のもオーケー。
- 『あれ? ここ変だぞ?』と『どうやって修正するかを考える』
これがNG。
↓『黄色の作業』をしているときに
十秒以内で『青の作業のためのメモ』をしただけなら
すぐに『黄色の作業』に戻れます。
でも、『黄色の作業』をしているのに、
『青の作業のことを「考えてしまう」』と
そこで、『黄色の作業への集中力』は切れます。
頭は青モードに入っていますから。
それなのに、『今は黄色作業中だから』と
『黄色作業』に戻ると、もう、黄色は進みません。
これは、『黄色を書き進める』のと『黄色を修正する』でも
別モードになってしまっています。
『同じテキスト作業』なのだから『同じモード』、と考えてはいけません。
- 『書き続ける』
- 『修正する』
は、まったく脳の働きが違います。
『書き続ける』は『創作』であり
『あなたにしかできない作業』です。
『修正する』は『元テキストがある』ということですから
『人に任せられる仕事』なのです。
『修正する』を『創作時間』だとは、思いませんよね?
まず『創作時間』である『書き切る』ことに全勢力を使ってください。
修正はスキマ時間でできます。
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