【小説の書き方】ヘタでもいいからとにかく書け。

小説を素早く書くために

『小説を書くこと』を巧くなりたいなら、経験値を溜めること。

それはあなたも分かってるはず。

 

その『経験値を溜める』のにとても有効なのが

  1. 小説を完成させる。
  2. その小説を一般公開する。

この二つ。

ヘタでもいいから公開する理由。

『ヘタだから公開しない』という選択をしていると

『完了』してないから、いつまでも『一つの作品』をいじくりつづけて

『新作を書くこと』がない。

 

それが、一番の『公開する』理由。

ヘタだからこそ、公開する。

『小説を書くこと』を『完了させる』ことが大事。

 

『公開』しないといつまでたっても『その小説』を書いてませんか?

どこが悪いんだろう? なんて考えて

重箱の隅をつついてるでしょう?

 

20万文字の小説を三回読み直して一個の誤字脱字を修整するのは

『時間の無駄』なんです。

 

だって、『誤字脱字の修整』は『あなたでなくてもできる』でしょう?

 

たとえば、商業作家なら、編集さんが誤字脱字の修整やってくれます。

 

それがない状態で渡すのが良いですが

『他人にできることは他人に任す』ことが重要なんです。

 

洗濯を自分でしたいからって、洗濯板で洗ってますか?

洗濯機に任せてるでしょう?

 

洗濯機だと靴下の汚れが完全に綺麗にならない。

洗濯板でごしごしやると綺麗になる。

それが分かってても、

そこに目をつぶって洗濯機だけで洗ってしまいませんか?

 

 

小説も一緒なんです。

『小説を書くこと』はあなたにしかできない。

でも、『誤字脱字の修整』は他の人でもできるんです。

 

 

特にSNSに投稿するものなら誤字脱字の修整は

『公開したあとでもできる』んですよ。

 

『小説家になろう』とかだと、『誤字報告』とかの機能もありますよね?

それにまかせればいいんです。

 

誤字脱字の修整に二週間かけるなら、

誤字脱字があることを承知でとっとと公開してしまうんです。

 

そこで『小説を書くこと』は『完了』します。

 

公開した後で、読みかえして、誤字脱字を修整すればいいんです。

  • 誤字脱字は『ケアレスミス』です。
  • 『小説を書けない』のは『力量不足』です。

あなたが『書くこと』の『回数』を増やさないと、

経験値はたまらないんです。

 

『編集』という職業を目指したいのでしたら

誤字脱字を見付ける能力を磨けばいいです。

 

違いますよね?

 

小説家になりたいんでしょう?

 

それなら、『小説家にしかできないこと』。

つまりは『小説本文を書くこと』に一番時間を使ってください。

 

 

ピアニストになるなら、ピアノを弾く時間を一番作るのです。

ピアノの調律に時間をかけても

『ピアノを弾くこと』は上達しません。

 

 

一本の小説を一か月で『書き切った』とします。

構成の確認とか、追加修整とかで一か月使うまではいいでしょう。

 

そこから、誤字脱字の修整のためにあと一か月読みかえすというのは、無駄なんです。

  1. 小説を書ききる。
  2. 構成とかを補正、追加する。
  3. 誤字脱字の修整をする。

こう書くと、

『小説を書き切る』と『誤字脱字の修整』の『重さ』が同じに見えるでしょう?

 

『作業の重要度』ということです。

 

こう思ってませんか?

三つの作業が、ほぼ同じ重要度。

 

実際には、こうです。 ↓ 

誤字脱字の修整なんて、1%以下の重要度です。

それに、『小説を書き切る』と『同じ時間』を割り当ててはいけないんです。

 

『小説を書き切る』のは、もっと比率が大きいかもしれないです。

 

 

『構成を見直す』のも他人にできますが

『書き切る』のはあなたにしかできませんから。

 

 

特に初心者は『構成を見直す』って言っても

『見直し方』がわからないでしょう?

 

なら、『書き切った』時点で

一回、ざっと誤字脱字を修整するために見直して

とっとと公開してしまいましょう。

ヘタな小説を公開するの怖い。

大丈夫。

初心者の小説なんて、『ヘタで当然』なので

『ヘタだから』って悪口を書かれたり、ほとんどしません。

 

なぜなら『読まれない』からです。

読まれないから、反応もされないし、評価もされません。

 

ならば、なぜ公開するのか?

 

『公開する』のは『完了』させるためです。

多作するためです。

 

『書いたもの』を『完了』させて

とっとと次の『新作』を書くんです。

 

 

だから、まぁ、『公開しなくても』『多作できる』人なら

『公開する』のは後回しでも良いかもしれません。

 

でも、殆どの人は『公開する』ことをしないと

延々と、『その作品』を『いじくりまわし続ける』でしょう。

そのために『公開する』ことを素早くしようというのもあるんです。

 

『完了させる』から経験値がつくんです。

 

 

ゲームでも『戦闘で経験値が入る』場合

『戦闘を終了させた』時に経験値がつくでしょう?

 

戦闘中に『敵を攻撃したごと』に経験値はつきませんよね?

 

その戦闘で死んだ場合、生き返らせても、

『その戦闘の経験値』はつかないですよね?

『戦闘を終了させた』から『戦闘経験値がつく』んですよね?

 

 

『着物の着方を学ぶ』場合、

途中であきらめたら『着方の経験値』はつかないですよね?

『最後まで着た』から、『着方の経験値』がつくんですよね?

 

 

自転車や自動車も一緒でしょう?

『運転する努力をやめた』ら、『経験値』はつかないですよね?

 

『乗れるまでやった(完了させた)』から、

『乗る』経験値がつくんですよね?

 

 

小説も一緒なんです。

『小説を完結させた』から、『経験値がつく』んです。

 

『完結させない小説』をいくらかいても

『ネタ候補がたまるだけ』で

『小説を書く経験値』はあがらないんですよ。

 

  1. 文章を書き切る。
  2. 公開する。
  3. 『小説』だと言い切る。

だから、その『文章』は『小説になる』のです。

 

 

20万文字の散文詩だって書けるんですよ。

でも、『詩』ではないのでしょう?

『小説』なのでしょう?

 

それはなぜですか?

 

 

『あなたが』『これは小説だ』といって『公開した』から

『あなたが書いた文章』は『小説になる』のです。

公開しない文章がパソコンの中にあったら

それは、『文章の集まり』でしかないんですよ。

 

『小説だ』と言って公開することが大事なんです。

 

だから、あなたの書いたものは『小説』になるんです。

 

最悪、『誰も見ない状態の公開』でも、いいです。

 

『人目にさらす』ことでも『経験値は上がる』ので

『一般公開』したほうが良いのですが

それが怖い場合は

とにかく

『非公開でSNSにアップしてしまう』ことで『完了』とさせるのは

『完了させないより』は良いです。

 

大丈夫。

ヘタな小説なんて誰も見向きもしないから

99%、無視されます。

 

一度公開してみたら

『何も変わらない』ということがわかります。

 

  • 『公開』する理由。
    • 『書く作業』を『完了』させる。
    • 『公開』することで『小説になる』。
    • 『ヒトサマの目に触れる』という『緊張状態』を作る。
    • 『評価』を受ける。

 

『緊張状態』をあなたの精神に作ります。

『締め切りがないと作業が完了しない』ことってないですか?

 

他人が家に来ないと家を片づける気がしない。

締め切りがないと、後回しにする。

こういう状況、普通に想像できますよね?

 

さて質問です。

『公開しない小説』って、『完成』しますか?

 

 

『公開すること』を前提で、書いてなかったとしても

『評価はほしい』でしょう?

 

『評価がほしい』なら『公開する』必要があるんです。

『公開せず』に『評価がほしい』というのは、無理なんです。

 

『評価がほしい』時点で、あなたは

アーティストではなく、デザイナーなんです。

 

他人のために小説を書いているんです。

 

 

つまりは『他人の娯楽のため』に小説を書いてるんです。

そういう小説を、公開しなくてどうしますか。

 

 

『公開する』ということを前提に小説を書くと

自分一人で楽しんでいたときより

精神に負担がかかります。

 

大体の人が感じているように

『へただと罵られたらどうしよう』という

『公開をしない』状態だと受けないはずの

『評価』を受ける可能性があるからです。

 

でも、だからこそ

上達するんです。

 

あなたはヘタではない。

ヘタでもいいから公開しろ、と言いながら、ヘタではないとは?

  • 酔っぱらいが、『おれはよってない!』って言うでしょ?
  • 頭がおかしい人は『おれはおかしくない!』って言うでしょ?
  • 頭が良い人は『私は頭良くないよ』って言うでしょ?
  • 小説が巧い人も、『私は小説巧くないよ』って言うよね?

あなたも、そうでしょ?

 

『私は書くの巧くないよ』って言いますよね?

つまりは、巧いんですよ。

 

『本当にヘタな人』は『自分のことがわかってない』から

ヘタだと思ってないんです。

 

『本当に巧い人』は、『上しか見てない』。

 

 

『自分の世界』では『自分が一番ヘタ』だから

自分が巧いと思ってないんです。

 

 

世界は、 ↓ こうなっています。

『巧くなろう』と『努力してるあなた』は『最底辺』には『いない』。

でも『上だけを見てる』から『あなたの世界』では

あなたが最底辺になっています。

『自分が一番下』だと思ってますよね?

でも、世界は広いんです。

後ろを向けば、あなたより下も、一杯います。

階段の中程に立って、『自分の位置』を

  • 一階より高い
  • 二階より低い

どちらを感じるかは『あなたの自由』ですよね?

『自由』なのに、あなたは『勝手に』、『低い』と思ってるだけなんです。

 

一階より高いのに。

 

 

  • 伏見稲荷神社に行ったことありますか?
  • 山登りをしたことがありますか?

富士山五号目って、頂上より低いけど、

海抜零メートルよりははるかに高いんですよね。

五号目まではバスでいけます。

だから、五号目で帰る人もたくさんいます。

 

その、五号目で帰る人はダメな人ですか?

 

違いますよね?

最初から『登山する気はない』んだから

そこから上がらないことを非難されるいわれはないんですよね。

 

 

伏見稲荷神社に私は登ったことがあります。

体力の限界で、中程の茶屋までしかいけなかった。

茶屋は大盛況だった。

 

一緒にいったちさろうは元気だったからそこから登ったけど

私はずっと茶屋で休んでた。

 

だから、見てたんだ。

『登る階段』を。

茶屋から上がる人は、茶屋にいる人の一割ぐらいだった。

伏見稲荷にきたんだから、頂上まで行きたい。

私もそう思ったよ。

 

でもね、もう、無理だったんだよ。体力的に。

降りるのもしんどいのに、これ以上上がるのなんて無理。

 

茶屋から見下ろした京都の町は綺麗でした。( ↓ 私が撮影した)

頂上までいかなかった私は、

伏見稲荷に行った『甲斐』が、『なかった』でしょうか?

 

違いますよね。

『神社参拝』自体はしたんだから、『甲斐』はあったんですよ。

 

そして

『次は頂上まで登る! 体力練成する!!』という

モチベーションもあがりました。

 

そして、どういうご縁か、

ご近所さんが伏見稲荷とご縁があるかたで

この神社の神事に参加することもできました。

 

まぁ、

\(^∀\)その話しは(/∀^)/置いといて

 

 

今のあなたが自分の小説を『ヘタだと思ってる』のは

「『あなたより巧い人』よりへた」ってことですよね?

あなたは努力をする人でしょ?

 

いつも、大体のことは努力して、

『みんなより巧くなろう』としてますよね?

 

口だけじゃなく、

実際に頑張って来し、これからも頑張りますよね?

 

 

そういうあなたは、すでに『文章は巧い』んですよ。

あなたが『上しか見てない』から『ヘタだと思ってるだけ』なんです。

一般人の長文ツイートみてごらん?

 

たかが140文字なのに、

『言ってることが分からない』ことがやたらあるから。

 

そういうのを『ヘタ』って言うんですよ。

 

 

まぁ、『ヘタの基準』も主観だから

あなたが『自分はへただ』と思うなら、あなたはヘタなんだろうけど

『一般的に見たら』、あなたは『巧い方』に入りますよ。きっと。

 

 

私が同人誌でガンガン売れてた時代のを今読みかえすと

とてつもなくヘタなんです。

 

でも、売れてたんですよ。

一冊2000円で、売れてたんですよ。

 

初めて私のサークルを見つけた人が、

『全部ください』って言ってくれることもあったんですよ。

 

全部買ったら、3万6千円ですよ?

それでも、買ってくれる人がいたんですよ。

けっこうたくさん。

 

『読む人を選ぶ』って言われてたから

順当に巧いわけではなかったと思うし

今読んだらものすっっっごいヘタだから

なんとも言えないけど。

 

 

でも、『売れてた』ってことは『読めないほどヘタ』じゃなかったんですよ。

 

『読める文章』なら、あとは『ネタ』なんです。

 

『美文』を追及するより『面白いネタ』にする努力をしましょう。

 

『小説の書き方』をググるようなあなたは『ヘタ』ではないです。

それを心にとめておいてほしい。

 

私は、あなたの楽しい小説を読めることを、心より待ってますよ。

 

 

まとめ。

上手な人が公開するのと、ヘタが公開するのでは

ヘタが公開する方が『受ける経験値』は高い。


なぜなら『のびしろ』があるから。

 

小説を公開するのが『怖い』のは経験値が低いから。

 

こういう記事を読んでいるあなたは

『ヘタ』ではない。

 

この三点をキモに命じて

とっとと、公開していきましょう。

 

大丈夫。

公開する前とあとで、あなたの周りは99%、何も変わらない。

 

ただ、『あなたの心理』が、『公開したぞ!』ということで

『一つ強くなる』だけ。

 

でも、その『一つ強くなる』ことがなければ

『次の一歩』は踏み出せないんですよ。

 

 

私も21年5月21日に、

アメリカのデータ販売会社から

データ販売を開始しました。

 

紆余曲折あったので、一年の準備があってようやくです。

 

私はあまりそういうことからストレスを受けない人間ですが

それでも、他国で発売される自分の作品にドキドキしました。

 

ある程度売れましたが、それだけです。

なにも、変わりません。

 

商品販売でもそんなものです。

 

 

ましてや、SNSに無料で作品を公開しても

ほぼ、何も変わりません。

 

安心して、公開してください。

 

あなたはどんどん上手くなります。

楽しんで小説をかいていきましょう♪

【この記事を書いた日 2021/05/16 11:15 】

タイトルとURLをコピーしました