【小説の書き方】『小説を書く基礎技術』とは?

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【小説の書き方】『小説を書く基礎技術』とは?

 

小説は『国語が使えれば書ける』ので

初級、上級というのがわかりづらいですよね。

 

絵だと『デッサンがとれていない』というのは『すぐにわかる』のに

小説で『文章が「普通レベル」にあるのか』どうか、ということは

わからないのです。

 

だから、錯覚するのですね。

 

小説を書いたことがないおれが

最初に書いた小説がヒットするかも!

 

そんなことはまずないので、心配しないでいいです。

 

一流二流とかは、

この記事では『売り上げ』についてだけの話なので

『小説本体が巧いかどうか』ではありません。

 

小説が一流でなくても一流の売上になること可能です。

 

なので、あなたが『目指す』ものはなんなのか?

『巧い小説』なのか『ヒットすること』なのか。

考えてみてください。

 

小説にも『基礎技術』が必要。

初心者の彫刻家が、最初からオリジナルを作れますか?

まずは、植物とか、そこらへんにあるナニカをまねして

彫刻して『基礎技術』を学びますよね?

 

『基礎技術』ができてから『中級技術』を学び

『中級技術』ができてから『上級技術』を学ぶでしょう?

 

絵もそうですよね?

 

まずは鉛筆デッサンをして『形をしっかり書く』という技術を学びます。

その時に、『鉛筆の使い方』を学びますね。

 

それから先は、構図。

一点透視、二点透視、三点透視。

 

絵の具の選択。

透明水彩、水彩、不透明水彩、油絵など。

 

『技術が必要』って素人でもわかるから

初心者が無理をしないのです。

 

そういうのをすっとばしたのが『絵はがき』ですね。

最初から色を使って書いていきます。

『へたうま』という世界。

 

小説も一緒なんですよ。

『小説を書く』にも『技術』が必要なんです。

 

基礎技術が無いのに、上級技術をまねしたって

『ものにならない』のです。

 

『小説を書く基礎技術』とは?

『小説を書く基礎技術』とは、『書ける』ことです。

 

え?

 

『小説を書く基礎技術』とは、『書ける』ことです。

 

え?

 

『小説を書く基礎技術』とは……

 

ごめんなさい、先に進んでください。

 

『小説を書く基礎技術』とは、『書ける』ことです。

『文字を書ける』ことが基礎技術で一番大事なことです。

 

え?

じゃなくて、でも、それは、誰でもできることでしょう?

 

誰でもできる?

 

だって、文字は書けるから、小説家を目指すんやん?

 

『最初の一行が書けない』という人は

『文字を書ける』部類に入る?

 

 

そういうこと。

 

『書ける』というのは

『自分が考えたこと』を『文字にすることができる』ということ。

 

これができないから『ネタ』さえ作れない。

 

ネタまでできないの!?

 

なぜなら、

『思いついたネタ』を『文字にすることができない』から。

 

あーっ!! そっか!

 

そうなのです。

 

新入社員に教える技術の一つに『メモの取り方』があるんだよ。

 

つまりは

『メモの取り方』を教えないと、

『ちゃんとメモできない』新入社員が多い、ということ。

 

なぜ『ちゃんとメモできない』と思う?

 

『メモをとる技術』がないから?

 

それはメモの中級技術。

 

中級!

 

そう、中級技術。

 

『書ける』技術がないから、メモができない。

 

たとえば、

AさんにCさんから電話がかかってきたのをBさんが受けて

その内容をメモにしなきゃいけない。

 

この時に、『メモの技術として』こういうのがあるよね。

  1. 何時に電話がきたのか。
  2. 誰を指名したのか。
  3. 誰からかかってきたのか。
  4. 内容。
  5. 誰が受けたのか。

 

これを新入社員は『内容』だけ書いてしまうから

「これどういうこと?」って

CさんはBさんに聞かなきゃわからない。

 

でも、それらがメモに書いてあったら

Bさんに問い合わせる必要はもうないんだ。

 

これが、メモの『中級技術』。

 

『メモの初級』ってなに?

 

『書ける』技術だよ。

 

『Cさんが言っていたこと』は

『Bさんの頭の中』にあるけど

それを『書けない』から

『メモ「すら」できない』んだよ。

 

『書ける』というのは本当に『初歩技術』なんだけど

自転車に乗れない人は一生乗れないように

『最初の一歩を間違える』と

『一生取得しにくい技術』の一つなんだ。

 

だから、『始末書の書き方』とか『メモの取り方』とかいう

指南書が書店に山ほど並んでる。

 

たとえば『小説の書き方』でいうと

『プロットの書き方』みたいなもの。

 

『プロットの書き方』って、小説にとっては

『中級技術』だからね。

 

でもそれを『初心者の技術』だと思って

初心者が学ぼうとするから

『初級技術』がなくて先に進めないんだよ。

 

『小説を書くこと』の『初級技術』は

『文字を書く』こと?

 

そうそう。

 

具体的に言うと

『頭に浮かんだこと』を『文字に変換する』ということ。

『頭の中で文字に変換した』アイデアを

アウトプットできる、ということ。

 

この二つが、小説の初期技術。

これは『メモ』やツイッターやブログ記事でも同じ。

 

  1. アイデアを文字に変換。
  2. それをアウトプット。

 

この二つができなければ、『文字』に関することは何もできない。

 

『絵を描く』のは、

『見たまま』を『描く』だけだから

『頭の中で変換』が不要なんだ。

 

でも『文字にする』ってことは

目の前にある『視覚情報』を『テキスト化する』ってことだから

頭の中で日本語を英語にするような『翻訳作業』が入るんだよ。

 

そして、それらの前に

『これはアイデアだ』と『思いつく』という作業が入るよね。

 

これは、絵だと

『これを描こう』という『決定』と同じ。

 

初心者が絵を描きづらいのは

『何を描けば良いのかわからない』って段階で『迷う』から

描けないんだよ。

 

何を描いてもいいんだから、部屋にあるものを片っ端から

デッサンしていけばいいのに

『良いものを描こう』なんて思ってるから

『良いもの』を探してしまう。

 

小説も同じ。

基礎技術すらないのに

『良い小説を書こう』なんて思うから

ネタすらくれなくて

最初の一行が書けない。

 

『小説を書く基礎技術』の初級。

『スラスラとテキストが書ける』ようになることまで。

 

  1. 何を書くか決める。
  2. インプット作業。
    1. 書く対象を観察する。
  3. 思考。
    1. 『どう書く』かを決める。
  4. アウトプット作業。
    1. 頭に浮かんだものを文字として書きだす。
  5. 思考。
    1. 書き出したものを整える。

 

これは小説だけではなく、『創作全般』に言えること。

 

このなかで『テキストを書くこと』が

文字数の順からいって、こういう媒体になる。

  1. メモ
  2. SNS
  3. ブログ記事
  4. ~小説。

 

日記も、一日一日だと『ただの日記』だけど

数年分まとめて『整える』ことで

『自伝』になる。

 

  • 『思いついたものを脳内でテキスト化する』
  • 『脳内でテキスト化したものをアウトプットする』

この二つが『書く技術』。

 

『目についた風景を二秒でテキスト化する』。

こういうことができないと、小説は書けない。

 

心配しなくていいんだよ。

 

人類の100%が、こういうことは生まれつきできない。

 

『庶民が地を書けるようになった』のなんて、近代なんだよ。

ナポレオンが生きていた時代でも

入隊するときに『自分の名前すら書けなかった』人が多かった。

 

日本だって、昭和初期なんて、

『自分の名前を書くのが精一杯』の人が多かった。

 

日本は識字率が100%に近いから気付かないだろうけど、

今でも、世界人類という規模にすれば識字率はかなり低い。

 

『読めない人』がある程度いる時点で

『書ける』なんて『凄い技術』なんだよ。

 

つまりは世界的にも『庶民が文字を書き出した』なんて

ここ100年の話なんだよ。

 

人類30万年の歴史の中で、たかが100年しか

『書く』なんて技術は一般化してないんだ。

 

今は『インターネットで公開されている文字』の

半分は日本語、といわれるぐらい

『日本人は文字を書くことが好き』だけど

それでも、しょっちゅう記事を書いてるのは100万人もいないと思う。

 

その中でも、殆どの人は『写真に一言』つけているだけで

長文を書いている人は一握り。

 

『文字を書く』というのは、そういう上級技術なんだということ。

だから、『書けない』のは『普通』だから、焦らなくていい。

 

あなたがけが書けないのではないんだ。

みんな書けないんだ。

 

あなたの周りはみんな小説家を目指しているかもしれない。

だから、あなたの周りはみんなスラスラ小説を書けているから

『書けないあなた』が焦るのかもしれない。

 

でも、人類70億人で考えてみて。

90パーセントは『文字を書く』ことを日常業務にはしていないから。

 

『すらすら文字を書ける人』なんて、全人類の1%もいない。

そういう『特殊技術』に『挑戦している』ということに

気付いてほしい。

 

普通の人は、メモ帳とか、始末書とか、計画書とか、

A四一枚に文字を敷きつめるだけで精々なんだ、ということ。

 

だからこそ、『書ける技術』というのは『価値がある』んだよ。

 

『小説を書く技術 初級』が、『スラスラと文章を書けること』。

 

これをクリアしないと、構成とかプロットとか学んだって

小説は書けない。

 

そして、これをクリアするためには『テキストデッサン』をするしかない。

 

『とにかく書く』こと。

 

  • 鍛練方法。
    1. 『目の前にあるもの』を、『脳内』で『テキスト化』する。
    2. それをアウトプットする。

 

これだけ。

 

『アウトプット』というのは、

  • チラ裏に書く。
  • ツイッターに書く
  • メモ帳に書き留める。

 

なんでもいい。

 

『目に見える』ように『書く』ということ。

 

最初は『メモ』ぐらいの文字数からでいい。

 

たとえば、

パソコンを使っているなら、今、あなたの目の前にはパソコンがある。

 

こないだ買った、32インチのモニタ。

 

これだけでも『テキストデッサン』になる。

なぜなら『どういうのもかわかる』よね?

 

21インチでもなく、72インチでもなく

32インチのモニタ。

そして『最近買った』という『付加情報』もついている。

 

これでも『テキストデッサン』なんだよ。

 

デスクにアームで立てた32インチのモニタ。

 

140センチのデスクに、MDMIケーブルでつながっているモニタをアームで立てた。

 

パソコンと大型液晶タブレットを置くために、140センチ、奥行き90センチのオフィスデスクを買って、そこに自在アームでモニタを設置した。

 

ほら。

なれて来ると『付加情報』の方が多くなってくるよね?

 

つまりは、わかるかな?

 

最初は

こないだ買った、32インチのモニタ。

 ↑ こういう、文字数だったのが

 ↓ これだけ書けるようになる。

 

パソコンと大型液晶タブレットを置くために、140センチ、奥行き90センチのオフィスデスクを買って、そこに自在アームでモニタを設置した。

 

わかるよね?

 

モニタ一つでこれだけ『文字数が増える』から

『長編小説が書きやすくなる』ということ。

 

そして、わかるよね?

 

こんな文章に『オリジナリティなんて不要』だということ。

 

だからこそ、最初は

『あなたの部屋にあるものを片っ端からテキストデッサンする』ことが大事。

なぜなら

結局は、初心者は『自分の投影』でしか主人公を描けない。

それなら『主人公の部屋』は『あなたの部屋』である確率が高い。

 

だから『あなたの部屋』を『書く』ことができるのなら

『主人公の部屋』も『書ける』ということになる。

 

一作目から中世欧州系ファンタジーを書くとしても、これは一緒。

ボールペンとかモニタとかが出てこないだけで

『食事の様子』とか『植物の様子』は現代と同じ。

 

カトラリが現代風だとかそういうものではなくて

『ファミレスで各テーブルの人がにぎやかに喋っている様子』は

ファンタジー世界でも、『昼間の食堂の様子』になる。

 

『居酒屋で怒鳴り声も聞こえるような騒々しさ』は

ファンタジー世界でも『夜の酒場の様子』になる。

 

『高級レストランで食器の音しかしないような様子』は

ファンタジー世界でも『王様と一緒に食事をする風景』にもなる。

 

現代のテキストデッサンをしてもファンタジーに応用できないとか

そういう『狭い』技術ではないんだ。

 

『モノ』が大事なのではなく、『書けること』が大事なんだよ。

 

『脳内のテキスト化』ができて

それを『スラスラとアウトプットができる』のなら

『思いついたこと』は『なんでも書ける』ようになる。

 

そういう話なんだ。

 

『技術』というのはそういうこと。

どの時代でも使えるものだから『技術』なんだ。

 

こういうところをはき違えると

「ファンタジー世界を書きたいけどモデルがない」とか

バカな固定観念で視野を狭めてしまう。

 

そんなことを言っていたら、人殺しが出てくる小説では

作家はみんな人を殺さなきゃならなくなる。

 

マリーアントワネットを書くならベルサイユ宮殿に住まなきゃならなくなる。

恐竜を書くなら、タイムスリップしなきゃならなくなる。

 

違うでしょ?

 

『書きたい世界』を『想像』して『それをテキスト化するだけ』でしょ?

 

マリーアントワネットを書くなら

ベルサイユ宮殿の写真集でも買ってきて

その建物の様子をテキスト化すればいいでしょ?

 

これが『脳内テキスト化』という技術』なんだよ。

 

『思いついたこと』を『すらすら書ける』。

ここまでが『小説を書く基礎技術』の『初級』。

 

殆どの初心者はここで躓いていることを気付こう。

 

解決策は簡単。

 

『テキストデッサンする』だけ。

 

一つずつは100文字とかでもいいし

『脳内でテキスト化する』だけなら

『書き留める』必要がないから

満員電車の中でも授業中でも簡単にすぐできる。

 

あとはそうやって『思いついたテキスト』を

時間を作って『書き出す』だけ。

 

今はスマホがあるし『音声テキスト化』なんてことも簡単にできるから

以前よりはるかに簡単に『脳内テキスト化』の鍛練はできる。

 

100文字を100作目指してみよう!

 

これは、パソコンでテキスト作業をするなら

キーボードを見ずに、機関銃のように叩けないと作業ができない、という

そういう『初歩技術』。

 

車の運転と一緒。

 

こういうのは『反復練習』が特にきく。

ヒマを見付けて『テキストデッサン』をしよう。

 

車の運転も、今は気にせずハンドルとアクセルを同時に操作できてるでしょう?

テキストデッサンも一緒。

 

そのうち、見るものすべてが脳内でテキスト化されるから

『脳内テキスト化』なんて『意識する』のはこの時期だけ。

そのうち、

『脳内をメモするのに、キーボードの打鍵の速さが追いつかない!』とかになるからw

 

そうなったら『キーボード打鍵を速くする鍛練』って

『しなきゃいけない』じゃなく『しないと書けない!』になるから

すぐに上達する。

 

車の運転も、三カ月もすればうまくなるのと一緒で

この『テキストデッサン』という『初級技術』も

三カ月もすればうまくなるので、今すぐ取り組んでほしい。

 

というか、これができないと、小説は書けないので

小説を書きたいなら、真っ先に取り組もう。

 

『小説を書く基礎技術』の中級。

初級は『テキストをスラスラ書ける』ようになるところまで。

 

中級は、『自分にとって面白い』小説を書けるかどうか、ということまで。

 

最近は良い言葉が出ましたよね。

『萌え』です。

 

あなたにとって『萌えー!!!』な『ことだけ』書くのです。

 

私好みのイケメンがかっこよく煙草を吸うときの手首が痺れる! とかなら

 

口を隠すように煙草を吸うAさん。

人指し指と薬指の間にハイライトを持って、三センチすったら灰皿に押し消してしまう。それ以上すったら苦くなるんだって。

煙草を口まで持っていくときに普段見えない手首の内側が見える。

小指ガワの手首にグリッと骨が出ていて、手首の内側に二本の筋が浮き上がる。あの筋をぷにぷにしたい!!!

 

こういう感じww

『手首まわりにフェチがある』のがわかるでしょう?

 

自分でこんなモノを書いたら、読みかえすたびに

そういうシーンが思い浮かんで、にへへ~となりませんか?

 

それが『自分にとって面白い』ということです。

手首フェチでない人には『普通の喫煙シーン』ですが

手首フェチの人には『そうなのよーっ!!!バンバン!』みたいな。

 

この地球上で『あなた一人しか好きでないこと』というのはそうそう無いのです。

 

たとえば『人を殺して内臓で顔を洗いたい』って人はいて

そういう『残虐モノ』が『一定数売れる』のはわかりますよね?

 

書いている人が少ないからこそ、

読む人も多くはないからメガヒットにはならないけど

食べていくには十分すぎるぐらいには売れる。

 

映画で言うと『B級映画』ですね。

 

『B級映画』ファンって、かなりいます。

もちろん『ハリウッド映画でメガヒットを飛ばす』ようなものが

『良い』のは当然なのですが

『B級映画』でも採算がとれているのです。

 

私がそういう路線なので、B級狙いで突っ走った方が良いと思いますw

楽しいよ! 『自分の「好きなことだけ」書く』んだから!ヽ(´▽`)ノ

 

とにかく、メガヒットにはなってないけど

『この人のネタが好き! という固定ファン』がつく。

 

そういうのが、この『中級』の技術。

 

『自分の好きなもの』が『なんなのか?』ということを

とことんまで突き詰めましょう。

 

たとえば、あなたが『クリスマス』というイベントを嫌いだとしましょう。

でも、クリスマスの時期だから

クリスマスをテーマにした小説を書いたとする。

 

クリスマスを好きで、クリスマスをテーマにした小説に

勝てると思いますか?

 

『美少女モノ』がなぜメガヒットするのか?

『ウザイ男なんて見たくない』『現実はどうでも良い』という層に受けたからですよね?

 

昔、母とよく映画館に行っていたときに

目的の映画まで時間があったから、なんか、その時に見られる映画に飛び込んだから

『SF宇宙船関係の美少女モノ』だったんですよww

 

見終わって母が一言。

女の子しかいなかったねー。

 

教官が一人男性でしたがw

 

母からすると『映画一本で女性しかいない』という『世界』は

おかしいわけですよ。

 

でも、『そういうもの』だからいいんですよね。

 

『現実にはあり得ない』けど、『そういう創作』ってのはアリなんです。

 

だから『リアリティの追及』なんて『二の次』でいいんですよ。

 

まずは

『あなたの好きなもの』を、『あなたが理解する』こと。

次に

『あなたの好きなもの』を『余すところなく書き上げる』こと。

 

これが、中級ワザです。

 

『自分の好きなものはナニカ?』というのは

『人類的にはわからない人が多い』のです。

 

なぜなら『人が良いと言ったから良いモノでしょう?』

そう思いませんか?

 

アマゾンでも、レビューが良いか悪いかではなく

『レビューの数が多い方が売れる』という『統計』が出ているのです。

 

セール用コピーを書くときに一番効果的なのは

『今、売れてます!』なんですよww

 

『個性を追及しよう』とか『あなたオリジナル』とか言っても

結局は『誰かが買った安全なもの』をみんな買うんです。

 

なぜでしょう?

 

『自分の好きなものがわからない』からです。

 

だから、『着ない服』を買うのです。

『使わない食材』を買うのです。

 

つまりは

『あなた自身が好きなこと』を『見付ける』ことは

結構、重労働だということです。

 

ただ『好きなものの追及』なので『鍛練』というような

『修行感』はありませんから

楽しんで『見付けて』下さいねw

 

『探す』んじゃないですよ。

『探すこと』を『目的』にすると『探し続ける』ことになります。

 

『自分探し』とか言う人は、延々とさまようでしょう?

 

『目的』は『見付ける』ことです。

『あなたの好きなものを見付ける』ことが目的です。

 

『自分の好きなものを探す旅』に出ないようにしてくださいね。

そう言うときはだいたいにおいて

『青い鳥は裏庭にいた』ということになります。

 

  • あなたの好きなものを見付ける。
  • あなたの好きなものだけを書く。

 

これが、中級の技術です。

 

『小説を書く基礎技術』の上級。

初級で『スラスラ書ける』ようになりましたね。

中級で『好きなことだけ書ける』ようになりましたらね?

 

少なくとも、初級で三カ月。

中級で一か月ぐらいさまよったのではないでしょうか?

 

上級では、

『オリジナリティのある小説を書ける』ようになる、ということを目指しましょう。

 

ただし、プロになるのが目標でない場合は、

この技術は不要です。

 

なぜなら、趣味なら二次創作で楽しめるからですね。

ただ、アマチュアでも必要な『オリジナル』があるのです。

 

ここで『オリジナル』というのを『定義』しましょう。

ネタもキャラクターもオリジナル。

これが『一次創作』ですね。

 

次に『文章がオリジナル』。

これは、二次創作でも通用します。

 

たとえば、『映画や漫画を小説化』という場合、

これは『あなたの文章』で『書き直している』ので

『文章はあなたオリジナル』なのですね。

 

だからこそ『文章力』が際立つのです。

 

  • ネタやキャラがオリジナルな一次創作。
  • 文章がオリジナル。(二次創作も含む)

 

どちらも『オリジナル』なのですね。

 

この章ではその『文章がオリジナル』ということを説明します。

 

たとえば、先程この記事で書いたこの文章。

パソコンと大型液晶タブレットを置くために、140センチ、奥行き90センチのオフィスデスクを買って、そこに自在アームでモニタを設置した。

 

 ↑ こういう文章を

 ↓ こう書くこともできる。

 

友達が来て、パソコンを一緒に見ることもあるので、自在アームでモニタを設置したい。それに、大型液晶タブレットがほしいので、それらを奥には大きなデスクがいる。アマゾンで検索すると、140センチ×90センチのデスクが5万円ちょっとであった。新居のこの壁の隙間が150センチなので、丁度置ける! パソコン業者の人が設置してくれたときに「ピッタリですね!」と笑ってた。

 

大きな機材を置くから、大きなデスクが必要。

 

そんな『オリジナリティのない文章』でも

『引越し、壁の隙間、業者の発言』とかを入れると『オリジナル』になります。

 

この時点で

『「モニタ」という題材のテキストデッサンだった』ことは

全然わからないですね。

 

これぐらい『元ネタ』なんて『小説になったら消える』ということ。

なので『ネタの善し悪し』なんて『どうでも良い』、ということ。

 

お分かりいただけると思います。

 

『ネタ』なんて『どうだっていい』んです。

『ネタ探し』なんかに時間を使わないでくださいね。

 

先程も書いたように

『ネタ』を『探す』時点で『見つからない』ですから。

『ネタ』は『見付ける』ものです。

 

『ネタ』は端から『テキストデッサン』で『書き出す』のです。

 

『あなたがしたこと』も『端から書き出す』のです。

つまりは『日記』ですね。

 

『小説のネタ』として使う『日記』は

『したことの箇条書き』ではなく

『それをしたとき』に書くことが重要です。

 

  • あなたはどういう手段で実行したのか?
  • それを実行したときにあなたはどう思ったのか?

 

この二点。

 

  • 『どういう手段で実行した』が『情景描写』。
  • 『それをしたときにどう思った』が『心理描写』です。

 

これを日記で毎日つけていれば

『文章力がつく』のはわかりますよね?

 

毎日毎日、情景描写と心理描写を『テキストデッサン』しているのです。

これを毎日あなたがしたとしたら、

三カ月後には見違えるほど文章がうまくなることを想像してみてください。

 

そう、たいした労力ではないことがお分かりいただけるでしょう?

つまりは『テキストデッサン』って『簡単なこと』なんですよ。

 

テレビで職人さんにインタビューしたときに

「マシなものが作れるようになったと思ったのは

 10年ぐらい修行したあとかなぁ」

こんなことよく言ってるでしょう?

 

だから『職人になるには「何年単位」の「修行」が必要!』って思いますよね?

だから、やらないでしょ?

 

『そんな大変なこと』したくないから。

 

違うんですよ。

『マシなものが作れるようになったと「思った」のは』なんですよ。

 

10年修行しないと食べていけないような技術って

そうそうないんです。

 

大体のことは『三カ月みっちり修行』すれば

『大量生産品』は作れるようになるんですよ。

 

『大量生産品』が作れれば『食べていくことは可能』なんです。

だって『売れる』から『大量生産』するんですよ。

 

そこから『大量生産』ではなく

「『一点もの』で売れるようになるもの」を作るのに三年。

三年間、正当な努力を続ければ、大体のジャンルでプロになれるんです。

 

テレビの職人の修行とかで『10年修行』とかを『普通に聞いている』から

10年間収入がないとか無理!

そう思ってしまうんですね。

 

違うんですよ。

 

大量生産品なら三カ月で作れるようになるんです。

だから、三カ月の貯金でいいんですよ。

 

それで『基礎技術』をみっちり身につけて

大量生産品で生活費を稼ぎながら

『一点もの(高級品)』を作る技術を身につけていけばいいんです。

 

三カ月修行して、

「製造価格20円のものを100円で売れる技術」を身につけます。

大量生産品ですね。

 

80円が利益で、そこから必要経費とかを引いても利益が出て

生活費もそれでまかなえる。

これが『三流プロ』ですね。

 

そこから三年、大量生産品で稼ぎながら修行して

「製造価格20円のものを1000円で売れる技術」を身につける。

もっと頑張って

「製造価格20円のものを一万円で売れる技術」を身につける。

 

そんなことは不可能だと思いますか?

『油絵』ってそういうジャンルですよね?

 

そして、『小説』もそういうジャンルなのです。

 

油絵は絵の具とかキャンバスとかが必要ですが

小説は『書く媒体』があればいいですね。

ちょっと前は、ワープロとかパソコンとかを買わないと

成り立ちませんでしたが

今では『生活に必要なスマホ』で簡単に小説が書けるでしょう?

 

つまりは、『あなたの時給』以外に先行投資が必要ないんです。

 

何をするにも『あなたの時給』は発生するので

結局は『先行投資ゼロ』で始められるのが小説家なのですね。

 

そんなことは誰でも知ってるので、競争率も高くなるわけです。

 

そんな状況で

『小説を書く技術初級』の『スラスラ書ける』すら入手していない人が

『オリジナル小説を書く』なんて、できると思いますか?

 

ノミの持ち方をしらないのに、木工彫刻ができると思いますか?

鉛筆の持ち方をしらないのに、鉛筆デッサンができると思いますか?

 

『小説を書く』ためには『スラスラ書ける』という『技術』は

必要不可欠なのです。

 

もちろん、ノミを使わずにカッターだけで木工彫刻はできますよ。

鉛筆の持ち方が目茶苦茶でも鉛筆デッサンはできますよ。

キーボードが打てなくても、音声入力ができなくても小説は書けますよ。

 

でも、『効率』はどうですか?

 

『スラスラ書ける』ことができないのに

12万文字の小説を書こうとしたら、

死ぬまでに書き上がりますか?

 

先に『スラスラ書ける技術』を入手した方が速いと思いませんか?

 

『技術』というのは、そう言うことなんですよ。

そして『技術』というのは『努力次第』で『誰にでも習得できる』ものなんです。

 

小説は書けるけど作家としては食べられない。

そういう人でも『スラスラ書ける』『萌は書ける』レベルにあるのです。

 

スラスラ書けない、萌も書けない。

そんな人が勝てる業界だと思いますか?

 

運転免許を取るときに、せめて一か月ぐらい

『運転免許の修行をする』ことは『簡単に決める』でしょう?

 

なぜですか?

『みんなやってる』からですよね?

 

みんなやってて、

長くても一年以内にとれる技術である『確約』があるから

『簡単に踏み切れる』のですよね?

 

普通自動車の運転免許を取るときに

F1カーで練習する人っていると思いますか?

 

小説を書く初心者が

最初から『賞への応募を目指して書く』というのは

12万文字を目指して書く、ということです。

 

『スラスラ書けない』レベルの人が

目指して良い目標ではないんですよ。

 

そういうところで『勘違い』して『ムリな修行』を続けるから

筆を折ってしまうんです。

 

まず『基礎技術』は三カ月で習得できるけど

三カ月は頑張らないといけない、という『心の準備』は必要なんです。

 

安心してください。

運転免許を取るよりはるかに簡単ですから。

だって、あなたが誤字脱字をしても、人は死にません。

 

運転がヘタで歩道に乗り上げてそこに幼稚園児がいたら

あなたは人殺しになってしまうんです。

 

『運転免許』って本当に『危ない免許』なんですよ。

だからこそ『修行が必要な国家資格』なんです。

 

小説家になるのに資格は必要ありません。

そして、修行も『楽しんでやれば』、苦しくはないでしょう?

 

それを、『勝手に苦しむ人』というのが多いのです。

 

なぜなら『最初から一次創作というオリジナル』を書こうとするから、です。

 

初心者が、一作目に『一次創作』を書くのはとても難しいです。

わかりますよね?

 

ネタの作り方とか、構成とかしらないのに

『他人とかぶらないもの』という『制約』がかかっているのです。

 

二次創作なら書ける人でも一次創作はムリって人がたくさんいるのに

初心者からそれを目指したら、書けるものも書けないです。

 

『オリジナル』というのは『文章がオリジナル』であれば良いのであって

『ネタまでオリジナル』というのは、初心者には90%ムリです。

 

だからこそ、昔は『小説家を目指す』なんてことは難しいことだと

『みんな知っていた』のですね。

 

だって、『我が輩は猫である』の二次創作とか、

当時の誰も書かないですよね。

紙も墨もお金がかかるんだから。

 

大体が、『文学を読む人』自体もいなかった。

『読む』だけでも『凄い技術』だったから

そこから『書く』人はさらに少ない。

 

今は『動画』すら誰でも作れるようになったから

動画作品が増えた。

その分、『くだらないもの』も増えましたよね。

 

『くだらない』の定義は主観なので人それぞれですが

『稚拙なもの』がやはり『割合としては多い』でしょう?

 

だから、そういうのって『見ない』でしょう?

『見られない』なら、『何をしても良い』ですよね?

 

だって、『見られない』のなら『批判もされない』のですから。

 

小説家も一緒なんですよ。

『修行の時期』というのは『何を書いていてもいい』んです。

 

ヘタなあなたの小説に対して『ヘタだから書くのやめろ』なんて

『言ってくれる』『奇特な人』はそうそういないんです。

 

だって『読まれていない』のですから。

 

そう言うときに『修行してしまう』のが良いでしょう?

だから、『修行』なんて『二次創作』でやってしまえばいいんです。

 

キャラクターも世界観もあなたが作らなくていい。

ヒトサマのキャラを借りて、

そのキャラがいいそうなセリフを書けばいい。

 

『言いそうなセリフ』でも『原作で使っていない』なら

それは『あなたオリジナル』なのです。

 

だから、心の狭い二次創作ファンは

  • 一次創作で着ている服以外を着せても怒るとか、
  • 一次創作で言っていない一人称にすると怒るとか

いるそうですが

そういうのは無視しましょう。

 

他人の地雷にかまう必要はないです。

 

100人いたら100個の地雷があるのです。

そんなものにかまっていたら、あなたはその場から動けないでしょう?

 

「これ書いたら怒る人がいるな」と、『思うのは自由』ですが

『二次創作』の時点で、一次創作の著作権を持っている人は怒るのですww

 

『二次創作』という時点で、エロがあってもなくても

キャラを生かしていても生かしていなくても

『盗作』扱いされてしかるべきなのですから。

 

『ファン活動』レベルなら、好きにしたら良いのです。

特に、それで『お金を稼いでいない』のなら

『個人的な使用』の範囲内というグレーゾーンで黙認されます。

 

『小説の修行』のために書いているのなら

稼ぐ必要はないので、好きなだけ『儲からない文章』を書けば良いのです。

 

なぜなら、『全部、「テキストデッサン」という修行になる』からです。

 

『好きなもの』を書いて書いて書いて書き続けていれば

そのうち『自分の文体』が『決まってくる』のです。

それが『あなたオリジナルの文体』なのです。

 

そして『好きなことを好きなように書いている』時点で

それは『あなたオリジナルの文章』なんですよ。

 

『オリジナル』ってこれぐらい『簡単なこと』なんです。

 

『オリジナル小説だけ』が『オリジナル』ではないのですよ。

 

だから『日記』なんて、完全にオリジナルだし

一次小説になりえるのです。

 

でも、その『日記』って『小説として出版』しますか?

大体の人はしないですよね?

 

でも、『その日記を書き続けた経験値』が

『小説に反映される』のです。

 

『あなたがしたこと』は誰のまねを実行したとしても

『あなたのオリジナル』なのです。

 

『あなたが思ったこと』は、誰のまねを実行したとしても

『あなたのオリジナル』なのです。

 

だから、今ハウツー動画がはやってるでしょう?

 

  • 花を植える。
  • 料理をする。
  • 筋トレをする。
  • 手芸をする。

いろんな『ハウツー動画』がネットにあふれてるでしょう?

 

『腹筋をする動画』って、オリジナリティないですよね。

でも、『筋トレをする動画』には必ずありますよね?

 

『その人が腹筋をしている』時点で、それは

『その人のオリジナル』なのです。

 

だって『その人がやっている』のですから。

 

クリスマスをテーマにあなたが書いた『クリスマス小説』は

『あなたのオリジナル』なんです。

 

それが二次創作だとしても。

『私オリジナルだから私が売ってもいい』とかは別の話としてます。

 

『王道ネタ』でも『あなたが書けば』『あなたオリジナル』なのです。

 

だって『写経』するのでなければ『文章は変わる』のですから。

 

もちろん、『ヒトサマの二番煎じ』は一番より売れないですし

劣化コピーなら見向きもされないです。

 

でも、『その時のあなたの実力でのオリジナル』であることは『確か』なんですよ。

 

つまりはですね。

『オリジナルだから売れるわけではない』ということ。

でも『オリジナルでないと売れない』のです。

 

オリジナルでもヘタだったり面白くなければ売れませんが

商業ベースで売れるためにはオリジナルであることが必要なのです。

 

アマチュア~二流プロまでは『二番煎じ』でも良いのです。

一流になるにはオリジナルが必要なんです。

 

でも、わかりますよね?

 

アマチュアの段階では『オリジナル作品』なんて、なくていい、ってことです。

だって『自分の萌え』だけ書いていればいいんですよ。

アマチュアなら。

だから二次でもいいんです。

 

そして、それで『許される』人だけが

『好きなことをしてプロになれる』のです。

 

だから、『二次同人で飯を食える』人達がいるのですね。

そういうのは上位二割。どの業界でもこの比率は変わりません。

 

詳しくは『パレートの法則』をぐぐってください。

 

『プロ』全部が『オリジナル作品』で売れているわけではありません。

 

これだけ出版業界が加熱している中

『完全なオリジナルネタ』の『オリジナル作品』なんて、

そうそう書けないんですよ。

 

たとえば漫画の『ONEPIECE』。

グランドライン、とか、キャラクターとかはオリジナルですが

『大航海時代の海賊ネタ』って珍しいですか?

 

映画で有名なのがジョニーデップ主演の

『パイレーツオブカリビアン』。

つまりは『カリブの海賊』です。

 

これってもう『1ジャンル』なんですよね。

王道ネタなんですよ。

 

『テニスの王子様』。

『テニス漫画』って珍しいですか?

 

大ヒットしたアニメ映画『君の名は』。

タイムスリップモノって珍しいですか?

恋愛ものって珍しいですか?

 

『孤独のグルメ』。

食べ歩き漫画って珍しいですか?

 

『ナルト』

忍者漫画って珍しいですか?

昔からある王道ジャンルの一つですよね?

 

ね?

ヒット作って『王道』なんですよ。

 

そして、『鬼滅の刃』で有名な作成エピソードご存じですか?

作者は最初、年輩の男性を主人公にしていたのを

編集と話し合って、子供に変えた。

 

つまりは、実力があって、ネタが良い場合

それらは『他者との相談』で『もっとヒットするものに変える』ことができるんです。

 

これが『出版社の威力』ですね。

 

出版社自らは、『オリジナル創作』なんてしないでしょ?

『持ち寄られたオリジナル創作』を代理販売しているだけです。

 

でも、その時に、校正をしたり、タイトルを変更したり

技名のヒントをくれたり、するわけです。

そういうのをやってきた敏腕編集者が担当についてくれれば鬼に金棒です。

 

つまりは二人以上で作品を作ることが可能になる。

それが、出版社の威力です。

 

逆に言うと『面白いネタ』さえ持っていけば

十分『ヒット作に変えてくれる』場合がある、ということです。

 

その『最初の面白い』という部分が

『あなたのオリジナル部分』ということです。

 

二人以上で作品を作る、というのは素人にもできますね。

友達に小説を見せあって、友達のリクエストを取り入れれば

『二人以上で作った』ことになります。

 

あなたの『オリジナル部分』が『文体』の場合は

このジャンルを書けばいいんじゃないか? とか

出版社は助言してくれるわけです。

 

『オリジナル部分』が『ネタ』なら

主人公を変えるとか、構成を変えるとか

そういうところまで協力して『売れるもの』にしたててくれます。

 

でも、それをするには『あなたのオリジナル』が必要なんです。

だから、『あなたオリジナル』が必要なんですね。

 

アマチュアでやっていくなら、あなたオリジナルなんて考えなくていいんですよ。

絵はがきを趣味でやってる人が『自分オリジナル』なんて考えないです。

 

小説も一緒。

『趣味でする』なら、中級の『自分の好きなこと』だけ書けば良いのです。

 

そこから一歩上に行く場合に『オリジナル』が必要になるんです。

 

でも、中級を突破した時点で『オリジナル文章』はクリアできているので

ここから先は『オリジナルネタ』になるわけですね。

 

一次創作で、他作品とかぶらないネタ。

 

こういうことを考えるから『ネタ探しの旅』に入っちゃうんですね。

 

とにかくこの三つが『小説を書くための基礎技術』です。

  • すらすら書ける。
  • あなたの好きなことだけを書く。
  • あなたオリジナルを入れる。

 

ここまでが『基礎』です。

 

『基礎技術』の上にあるもの。

火曜サスペンスを見てください。

 

全部『オリジナルなネタ』ですか?

 

大体は恋愛かお金の事情で人を殺して

それを逃げ回って最後に日本海の岩壁の上で白状する。

 

これって『オリジナルネタ』じゃないですよね?

でも、ヒットしてるんです。

 

最近やってないと思いますが

昔ヒットした時代劇

  • 水戸黄門
  • 大岡越前
  • 遠山の金さん。
  • 必殺仕事人

 

これら全部、『オリジナルネタ』なんてありましたっけ?

そう思いません?

 

『テンプレの使い回し』ですよね?

 

でも『売れるテンプレ』なら使い回しても売れるんです。

これが『究極の王道』です。

 

もちろん、『最初』はオリジナルですよ。

でも、そのオリジナルを使い回した時点で

オリジナリティは下がります。

でも、それでも売れたなら

それは『王道テンプレ』として、永遠に売れるんです。

 

『野球が好きな日本人』だけの現象だと

私は子供の頃に聞きました。

 

サッカーやバスケとかって、前半後半はありますが

のべつ幕なしに走ってるでしょう?

 

端的に言うと『CMを入れづらい試合』ですね。

野球は『CMを入れやすい試合』。

 

だから、テレビ放送しやすくて

テレビ放送されるから『国民的スポーツ』になった。

 

そういう『王道テンプレ』もあるのです。

 

ただ、『野球が好きな日本人』だから『テンプレが好き』なので

水戸黄門とか好きなんだ、と聞きましたが

欧米では『リバイバルもの』がやたらあります。

 

『椿姫』とか、『カルメン』とか、『レミゼラブル』とか

『同じオペラ』を

延々とロングランしたり、配役を変えて上演しているのです。

 

これって、水戸黄門とかより酷いテンプレですよね?

テンプレというか

『同じものを繰り返してる』だけ。

 

もちろん、役者が違う、譜面がちょっと違う、

演出がちょっと違うとかはあるんでしょうけど

『同じものを見る』ことは、

人間にとって『不愉快ではない』という現れだと

私は考えています。

 

同じ題材を違う役者が演じるから

役者の実力がわかっていいとか言う人もいますが

一般人はそんな評論家目線で見てないでしょ。

 

『今、目の前にある』ものが『自分でなければ良い』のです。

 

『娯楽』なのだから。

 

『小説』も『娯楽』なのです。

たいがいの商業小説は『アートではない』と私は考えています。

 

『娯楽』なら、『読者が楽しむもの』。

そういう『視点を持てた作家』が『売れる』のです。

 

『アート小説家』は、コアなファンはついても

メガヒットは飛ばさないのです。

 

なぜなら、『大衆が喜ぶものを作る』という『観点』がないからですね。

 

『売れたい』なら、『大多数が読みたいもの』を書く必要があります。

でも、殆どの人は『ナニが読みたいか』なんて、『わからない』んですよね。

 

アマチュア小説はアートで良いのです。

『作者の好きなことだけを書く』のが良いのです。

そうしないと『数をこなせない』から『うまくならない』のですね。

 

でも、『メガヒットを飛ばすプロ作家』になるなら

『読者が読みたいもの』を書く必要があるのです。

 

これを、初心者の『スラスラ書けない時』に考えるから

『一行目が書けない』とか『ネタ探しの旅』に出てしまうのですね。

 

『基礎技術三つ』ができていないのに

一流を目指すからそうなるのです。

 

まず『基礎技術三つ』を確実に習得する。

これは、はやければ三カ月でできます。

 

そののち、『作品』を書いていきます。

なので、最初の三カ月は『テキストデッサン』なので

気にせず、だらだら書いちゃっていいんです。

 

『まず、書くこと』が大事なのですから。

 

『スラスラと書けるようになって』から

『小説を書く』ことを目指しましょう。

 

その『スラスラと』は一分50文字程度でいいです。

なぜなら、私が小説を書くときがそれぐらいだからです。

 

もちろん『打鍵』だけで言えば、一分で130文字位ですので

それぐらいの『キーボードの打鍵技術』や

『音声入力技術』は必要です。

 

なぜこの数字が出てきたのかと言うと

私が同人誌時代の経験からきています。

 

締め切りに合わせるために、必死で小説を書いて

版下を作成して仕上がった! と思ったときに

夜の11時だったんですね。

 

もう、『宅配入稿』はできないので

印刷会社に直接持ち込みになります。

それの締め切りが昼間の2時。

 

その時、ふと思ったんです。

 

六時間寝ても、六時間以上あるから、あと一冊書けるな。

 

バカですよねーww

 

ネタなんかまったくなかったのに、

50ページの小説盆を六時間で書き上げて、

30分で表紙を作って

一時間で版下を作って、

二冊入稿しました。

 

この時の本が文字数と時間から計算すると

一分間で50文字打ってたんですね。

 

だから『考えながら小説を書く』なら、

一分間で50文字ぐらい。

 

200ページで20万文字ぐらいなので

50ページだと、5万文字ぐらいですかね。

 

それぐらいを、

ネタを考えながら徹夜で一気に六時間で書き上げたんです。

 

ここでは関係ない話ですが

メッチャ売れましたwww

 

あんな雑な表紙であんな飛ぶように売れるのか!

表紙って本当に『目立つ』だけでいいんだな。

そう、確信した本でしたね。

 

いっちゃなんですが

一年で100~200頁の本を33冊本を出した私は

『小説を書くスピード』はめっちゃ速いので

これぐらいが『上限』だと

思ってもらえれば良いと思います。

 

こういう『数字』ってわからないでしょう?

私には『普通』はわかりませんが『私の上限』はわかります。

 

ただ、『書くのが遅い』ことは

『小説家の資質』にまったく関係ないので

遅かろうが早かろうが良いのです。

 

ただ、

『すらすら書けないレベル』だと、

『多作できない』から『うまくなりにくい』という話です。

 

だからまず、『小説家に特化したことではない』ですが

『小説を書くための基礎技術』を身につけてから

『小説を書く』ことをしたほうが

速く上達しますよ、ということです。

 

本当にね。

運転免許と一緒で

小説も『書けば書くだけ文章はうまくなる』のです。

 

そして『文章をうまくするだけ』なら

『小説』でなくて良いのです。

 

ツイッターを毎日書こう。とか

プログでも書いたら?

と私はよく『書けない』人にアドバイスしますが

そういう人たちはおしなべて

『小説にならないものに時間を使いたくない』って感じでした。

 

『小説だけ書こうとしている』から

『文書を書く基礎技術』があがらないために

『小説が書けない』ってことが

理解できないんですね。

 

フランス料理を作りたいからって

フランス料理独特の料理法を学ぼうとしてるけど

そもそも、『たんざく切り』すら知らないよね?

 

F1レーサーになりたいからって

普通運転免許も持ってないのに、F1カーに乗ってぶつかるだけだよ。

 

そういうことなんですよ。

 

実際には、F1レーサーになるには運転免許は要らないんですね。

サーキットは『公道ではない』ので

普通運転免許とかなくても、車を運転できるんです。

 

『自分の土地なら大型トラック乗り回しても

 道路交通法違反でしょっぴかれることはない』ってことですね。

 

でも、

普通運転免許を取るときの『ハンドル操作』とか知っていた方がよいでしょ?

そういう話です。

 

F1レーサーのチームの人達も

それがアクセルで……とか、ソンなところから教えたくないよね。

 

そういうこともあって

『小説家を目指すなら』『小説を書くためのの基礎技術三つ』は

完全習得しておいた方が良いと、私は思うのです。

 

だから、12万文字の小説を一本仕上げるのにゼイゼイ言うのなら

「1000文字の小説」を、「100本」書いた方が

少ない文字数でも『小説を書く』レベルは上がりやすいです。

 

私は大体、22万文字ぐらい書いて

版下で200ページに納めるために2万文字削っていました。

 

つまりは、私にとって『二万文字』って『誤差』なんですね。

 

それと『それだけ削る』ことで『不要部分をそぎ落とした』から

『小説としての価値が上がった』というのもあると思っています。

 

色々書きましたが

『小説を書く基礎技術』を習得して初めて

世の中に出ている『小説を書く基礎技術』が役に立ちます。

 

『すらすら書けない』のに、美文を目指すのは遠回りなんですね。

『書けていない文章』が、主語や述語や修飾語が整っていても

『書けていない』のですから無意味なんです。

 

そして『書いてみた』ら『それらができている』のなら

それらを『書く前に勉強する』必要ってないですよね?

 

先に基礎を本で『ザッと学んだ』上で、

一度実行してみて、

できていないところを勉強する。

 

勉強したら、また実行して

できていないところを勉強する。

 

この繰り返しが『上達の秘訣』なんです。

 

『一作も書いていない』状態で

  • 『綺麗な文章を書きたい』とか
  • 『面白い小説を書きたい』とか

無茶言わないで! ってことなんですよ。

 

初心者が作った一作目が

メガヒットするなんて、

考えているのは

その本人だけです。

 

まずテキストデッサンをする。

スラスラ書けるようになってから1000文字ぐらいの小説に取りかかる。

それを三作ぐらいぴくしぶとかにアップする。

 

これで、『初心者は誰にも「注目されない」』ということがわかります。

そこで注目されればそれは才能があるので

そのまま小説を書き続ければいいですね。

 

99%の人は、『閲覧者がいればラッキー!』でしょう。

 

そういう『人が見ていない』時に、

短編をがっつり書きためて『書く練習』をするのです。

 

まずは『小説を書き切って公開する』ということになれることですね。

SNSに公開しないと『数字が出ない』ので

あなたの文章がヘタなのか巧いのかもわかりません。

 

100作ぐらい公開して

ブクマがつき出したらこの記事の方法で『ブクマ率』を計算しましょう。

 

ブクマがつかないなら、ブクマがつくまで1000作でも公開しましょう。

10作位ごとに、『読みかえして』下さいね。

 

『過去作』が『どんなにヘタなのか!』がわかるでしょう。

つまりは『あなたの『今』』が過去より『うまくなっている』ということです。

 

この時は、他の人の小説は読まない方が

精神安定は良いと思います。

 

決して、『他人と自分を比べる』ことはしないように。

なぜなら、『小説を公開すること』すら初心者のあなたが

『すでに何十作も公開している人』に『勝てる』ことはほぼないからです。

 

勝てないと最初からわかっている人と勝負をしてはいけません。

プロ作家の文章とあなたの文章を比べてはいけません。

 

初心者のあなたは間違いなくヘタなのです。

ヘタなのですから、巧い人と比べてはいけません。

 

『巧い小説』は『参考書』や『娯楽』としてなら読んで良いですが

『なんて私はヘタなんだ!』と落ち込む必要はないのです。

だって初心者はヘタなんですから。

 

そこで、『こんな巧い文章にしたい!』と

『美文にするためにあがく』ことが

一番の害悪なのです。

 

書いていれば文章は洗練されます。

ヘタなときに文章を綺麗にしようとすると

  1. 『書くスピード』が下がります。
  2. すると多作できなくなります。
  3. 多作しないからうまくならなくなります。
  4. どんどん、『うまくなるスピードが下がる』のです。

 

そうして『最初の一行が書けない病』になるのですね。

 

初心者は『ヘタな文章でもたくさん書く』ことが『修行』なので

『最初の一行』とか気にせずにガンガン書くことが大事。

 

そのうち、『ここがこれじゃイヤ!』ってところが出てきます。

もっとうまく書けないか?

 

そう思い始めたら、『その扉が開く』ので

『情報を集めやすくなる』上に

『そのことで鍛練することが自分の望み』になるので

苦行ではなくなるために

多作のスピードが上がり

どんどんうまくなるのです。

 

『小説が書けない』と思ってるから書けないのです。

 

『小説として公開』するまでは、

それは『文章の集まり』であって『小説』ではありません。

 

『湯を沸かす』のではなく『水を沸かして湯にする』のです。

 

『文章を書き続けたから小説になる』のです。

 

『小説』は『書くもの』ではないのです。

『小説にする』のです。

 

『あなたが、その文章の塊を、小説にする』のです。

 

だから、『しり切れとんぼ』で書くのをやめたものは

『小説の失敗作』ではなく

『ちょっと長いテキストデッサン』なのですね。

 

『ちょっと長いテキストデッサン』なら、

いくら溜まっても良いと思いませんか?

 

だって、『真剣に書いたデッサンの数』が増えれば増えるほど

『あなたの文章を書く実力』はあがるのですよ。

 

『続きを書けなくなったそれ』を『小説の失敗作』だと思うから

他も書けなくなるのです。

 

だって『失敗したくない』から。

 

『失敗作』を見たくないから、読みかえすこともないでしょう?

つまりは『反省しない』のですよね。

 

反省しない人って成長しません。

 

そして、結果的失敗作にこだわっていても成長しません。

 

「この話面白くなるのかなぁ?」と、一瞬でも思ったら

それを書くのをやめて他の文章を書きましょう。

 

ネタがないなら、日記を書きましょう。

あなたの部屋を描写しましょう。

 

とにかく『文章を書き続ける』のです。

 

テトリスにはまったらテトリスをし続けて

ブロックが落ちてくる夢を見るようにw

小説を書き続けて

夢でも『景色をテキスト化』するようになれば

『自動テキスト化スキル』を手に入れたということなので

小説を書くのはグッと楽になります。

 

ゲームでは、一度上がったレベルが下がることはそうそうありませんが

現実ではレベルなんてすぐに下がります。

でも、安心してください。

『取得したスキル』は、劣化することはあっても、忘れることは無いのです。

 

一度、普通運転免許をとった人は

20年運転しなくても

『なんとなくは覚えている』ものです。

 

『自動テキスト化』スキルも、

一度取得してしまえば、そう簡単に忘れません。

しかも、『レベルアップ』は簡単です。

 

ヒマなときに、目の前にあるものを

全部脳内でテキスト化してしまえば良いのですから。

 

あー……綺麗な風景だなぁ……

これを小説で書くとしたらどう表現したらいいかなぁ?

 

そう考えて、テキスト化すれば良いだけです。

 

あとは『観察眼』ですね。

 

同じものを見ても、違うように見える人がいます。

 

どこまで詳細に観察できるか?

一流の小説家になるには、そういうのも必要になってきます。

 

そもそもが、観察眼が凄いだけでも

文章は面白くなります。

 

なぜなら

『他の人が見ていないところまで文章にできる』

そういうスキルになるからですね。

 

『他の人が見ていないところまで文章にできる』。

わかりますか?

 

これが

『オリジナリティ』ってことです。

 

よく『プレバト』の俳句のコーナーで言ってますね。

『着眼点がいい』って。

 

『目のつけどころがシャープでしょ?』というCMを

最近のわかい人は知らないでしょうが

昔は頻繁にテレビで流れていました。

 

『ウォークマン』が出たころですね(古い!)

 

『目のつけどころがシャープ』なら、家電でも売れるんですw

つまりは『あなた独自の視点の小説』ということですね。

 

『他の人が見ないところはなんだ?』と考えるのも良いですね。

そう考えると難しいかもしれませんが

こういう練習方法があります。

 

『鉛筆の利点を100コ書け』。

 

10個ぐらいまでは誰でも書けますね。

20個ぐらいから脱落者が出だします。

30個とか、結構しんどいでしょう。

 

でも、100個書くのです。

 

脳味噌を絞って絞って絞りきって

最後の一滴まで絞ったときに出たアイデアが

『オリジナル』です。

 

この方法はナニにでも使えますね。

 

パソコンの利点を100個。

リンゴの利点を100個。

 

別に利点だけじゃなくても良いのです。

 

友達の短所長所を100個。

自動車の短所長所を100個。

 

『コロナ』から連想する単語を100個。

『赤』から連想する単語を100個。

 

『しりとり』からしり取りした単語を100個。

 

どうですか?

なんでもできるでしょう?

どこでもできるでしょう?

 

これで手に入る能力はたくさんありますね。

  • ボキャブラリーを増やす。
  • 知識を深くする。
  • アウトプットを簡単にする。
  • 観察眼があがる。
  • 『ヒマな時間』なんてものがなくなる。

 

100個書こうと思ったら観察しないと仕方ないですよね?

だから、『観察眼をあげる』というと

どうして良いかわからないでしょうが

『それについて100個書け』と言われたら

『観察するしかなくなる』ので

『観察眼は自然とあがる』のです。

 

こういう『自然とあがる』ものは、『自分から取り組まない』ほうが

時短になりますね。

 

こういう意味で

『多作したら文章はうまくなる』から

『美文を目指すな』と私は説いているのです。

 

『知識を深くする』というのは

たとえばリンゴの場合

『リンゴについて100個の知識が増える「だけ」』と

思うかもしれませんが

違うのです。

 

『リンゴについて100個』『考えた』のなら

『レモンについても100個』『考えちゃう』のです。

 

『見るものすべて』につてい『100コ考え「ちゃう」』のです。

 

もちろん、『100個だそう!』と思わない限りは

数十個しか出ないとは思いますが

それでも、最初どうでした?

リンゴの利点を10個、スラスラ言えましたか?

50個すらすら言えましたか?

 

それが、今では、ぱっと見たものについて

20個ぐらいはすらすらと特徴を言えるでしょう?

 

そういうのを『ドアが開いた』と私はよく思っています。

『アンテナが立った』とかも同じですね。

 

  • ドアが開いたから、その向こうの空間が見えるようになった。
  • アンテナが立ったから、もっと遠くまで声がとどくようになった。

 

どちらにしろ『それが成った』ことで『情報量が増えた』のです。

 

『高そうな腕時計』としか小説で書けなかったのが

  • 『ブルガリの時計』とか
  • 『文字盤にダイヤがついている時計』とか
  • 『文字盤どころか、フレームまでダイヤで飾ってある時計』とか。

 

『描写力』があがるのです。

 

全部の単語について、これだけ『描写文字数』があがれば?

わかりますよね?

 

  • 長編小説が書きやすくなるのです。
  • 情景や人物描写が詳しくなるから、小説がイキイキするのです。

 

『ボキャブラリーを増やさなきゃ!』と思って

辞書を読むより、よっぽど簡単で効果が高いでしょう?

 

『100個書き出す』だけだす。

 

『リンゴについて100通りの説明をしたら?』とかだと

文章力もあがりますね。

 

『小説』は結局、『どれだけ読者を感動させるか』につきます。

これは他の創作でも一緒ですね。

 

そこで一番『コスパが良い』のが『泣かせる』ことです。

 

かわいそうな主人公がかわいそうな境遇で耐え忍んで頑張って

最後には幸せになった! ハッピーエンド!

 

これが王道中の王道ですね。

 

『おしん』とか『ああ、野麦峠』とか『一杯のかけそば』とか。

昔はこういうのがよく目立ちました。

 

『読者が泣く』ということは

『悲しい方向に感情が振り切れた』ということです。

 

『悲しい』なんて『現実であった』ら苦しいだけですが

『物語の中』での『悲しい』は

  • この子かわいそう(優越感)
  • 自分でなくて良かった!

この二つの『満足感』を読者に与えるのですね。

 

悲しかろうが、怖かろうが

『物語の中』だから『読んで満足』なのです。

 

こういうのをひっくるめて『読書を楽しむ』ということなのですね。

 

だから『読者が楽しめるように』というと

ギャグとかコメディとかほのぼのとかしか思いつかない人も居るようですが

喜怒哀楽とか、どんな感情だろうと

『感情が動く』ことで『読者は楽しんでいる』のです。

 

最悪、『文字を目で追っている』だけで『暇つぶし』になるのですね。

 

映画『タイタニック』とか映画『レッドクリフ』とかも

『壮大な歴史の一幕』に『女性を絡ませて恋愛ものにしたてた』から

女性ファンを呼び込んでメガヒットにつながったわけです。

 

『タイタニック』についてはタモリさんがテレビで言ってました。

「おれは船の部分しか興味無いから

 ディカプリオが沈んだシーンとか早送りだよ。

 一瞬で沈んだよww」

あそこが名シーンなのに! って非難されてましたねw

 

監督が描きたかったのは『タイタニック』という『船』だとしても

それだけだと『船ファン』しか見ないから

『恋愛』をからめる。

 

そういうことで『読者を増やす』というのは

『商業努力』としてはどこでもやられています。

 

『レッドクリフ』にいたっては、

「金城武が出るって言うから見たのに、戦争バッカでつまんない!

 金城武ちょっとしか出なかった!」

そういうレビューを見て、唖然としました。

 

『レッドクリフ』って三国志最大の戦争である赤壁のことだから

そりゃ戦争ばっかりだよ。

 

金城武氏は諸葛亮で出ていたので、彼バッカリ出たら

私が怒るってwww 主役じゃないんだから。

 

文句を言う人はどこにでもいるので

気にしないこと。

 

『レッドクリフ』とか、『あの時代』なのに女性に人権があるどころか

民主主義っぽくて平和主義なのが私は不愉快でしたが

ハリウッドで売ろうとしたら仕方ない、って感じ。

 

『紙』が貴重な時代に、シュウユのおくさんが

ワケのわからんことで紙を無駄遣いしてて、

劇場で笑いそうになったりとかww

 

槍が有名なチョウウンが剣アクションでしたしねww

アメリカで、槍アクションやり剣アクションの方が好かれるからでしょう。

 

そういう『観たい人の見たいもの』を集めた模範のような映画でした。

『最大多数の最大幸福』って感じの映画ですね。

 

ああいうのは本当に、ハリウッド映画はすごいと、いつも思います。

 

超一流になるにはそういう『観たい人の見たいもの』を作る、という

『心意気』が大事なんですね。

 

まとめ。

『小説を書く基礎技術』。

  • 初級。
    • アイデアを脳内でテキスト化する。
    • それをスムーズにアウトプットする。
    • この二つをまとめて『テキストデッサン』と言う。
  • 中級。
    • 自分にとって確実に『面白い』モノだけを多作する。
      • 『あなたの面白い』を解析する。
    • テキストデッサンを続ける。
  • 上級。
    • 文章にオリジナリティを追加していく。

 

『小説を書く基礎技術』が身についたら、

  • ボキャブラリを増やす。
  • 観察力を増やす。
  • 小説は『娯楽』であることを再確認する。
    • 最低でも自分の娯楽でなければ書く意味がない。
  • 売れたいなら、『読者の読みたいもの』を考えてみる。

 

『レッドクリフ』や『タイタニック』とかは

『超一流の見本』であって

2流までは『自分の好きなこと』だけでも

到達できないとそのあとツライです。

 

一流になったら出版社などが『参謀』に入るので

商業的成功がほしいなら、ある程度言うことを聞くと良いですね。

 

なので、あなたが『目指す』ものはなんなのか?

『巧い小説』なのか『ヒットすること』なのか。

考えてみてください。

 

『ヒットすること』を目指さないのであれば

そもそも、『公開すること』が不要です。

 

死ぬまで一作を書き続けて、焼却炉で一緒に燃やしてもらえば良いですね。

 

ちなみに『ハリーポッター』については

作者さんが四部作全部を一度に持ち込んだそうです。

出版社の判断で、一部を一年ごとに出版したのだとか。

 

小説は『文字だけ』の創作物なので

書き方も、売り方も、色々あります。

 

あなたが好きに書けるように

『一生書き続けられる環境』をまず整えましょう。

 

継続こそ力なり、です。

 

『楽しんで書く』ことが重要です。

作者が苦しんで書いたものは読者も読むのが苦しいです。

 

悲惨なことを題材にした小説だとしても

『書くことを楽しむ』ことが大事です。

 

あなたがさらさらとメガヒットを飛ばす小説を書けるよう

私も祈っています!

 

【この記事を書いた日 2022/04/30 11:04 】

 

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