【小説を書く熟練度】『客観視』できる人は、すでに中級以上。美文を求める必要はない。

【小説を書く熟練度】『客観視』できる人は、すでに中級以上。美文を求める必要はない。 小説を書く熟練度 中級

【文章の熟練度】『客観視』できる人は、すでに普通以上。美文を求める必要はない。

 

  • 『客観視』。他人と自分を比べられること。
  • 『美文』。美しい文章。
  • 『文章の熟練度』。ヘタ、普通、巧い。

 

小説の評価を求める場合、99%はネタが評価される。

だから、『普通の文章』が書けているのなら美文を求める必要はない。

 

書いていれば美文になるから、

初心者の時期にそこに時間をかけても評価は上がらない。

美文を目指すのは一流になってからで遅くない。

 

なら『客観視できる人』ってどんな人?

『客観視できる人』はあなたである。

客観視できる人とはあなたのことです。

 

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あなたがたは『客観視』ができている『秀才』です。

天才ではないですが秀才です。

 

なぜなら『天才』は『ハウツーを検索しない』からです。

なぜなら『バカ』も『ハウツーを検索しない』からです。

 

天才ではない。

けれど、実力をアップさせたい。

だから『方法をしりたい』ために『検索』したのですよね?

 

そういう人は『他人と自分を比べる』ことができているのです。

『比べることができる』から『検索した』のですから。

 

そういう理由で、あなたは

  • 天才ではない。
  • 努力できる。
  • 上昇志向がある。
  • 検索能力がある。
  • 他人にアドバイスを求める余裕がある。
  • 切実に、今よりうまくなりたい!
  • 完璧主義。
  • テキトーにできない。

 

そういう人ですね。

 

そういう人って、『現時点』ですでに

『文章は及第点』なんですよ。

 

だって『他人よりうまくなろうとしている』のですから。

 

そして、そういう人が『陥る罠』は

完璧主義から来る『劣等感』です。

 

『劣等感』は一生消えない。

『他の人より自分は文章がヘタだ』

この呪縛は一生抜けません。

 

なぜならあなたは『常に上を見ている』からです。

 

そうですよね?

だって『あなたよりヘタな人』の小説なんて

一行目で閉じるでしょう?

 

だから、『自分もそうされている』と思っているでしょう?

 

それがいやだから『美文』を目指すでしょう?

そして、それが空回りして、閲覧数とかも増えなくて悩むでしょう?

 

努力する方向を間違っているだけなんですよ。

 

『劣等感』を紛らわせるために必要なこと。

たまには下を見ましょう。

 

リアルでも上ばかり見すぎたら首や肩がこります。

下も横も見ましょう。

ぐるっと当たりを見渡しましょう。

 

具体的に手間を取るなら。

 

あなたがpixivで二次創作をしているのなら

そのジャンルの『書き手の総数』をザッと数えてみましょう。

『そのジャンルの作品数』でもいいです。

 

そして、ジャンルのタグで作品を一覧して

上から眺めてみてください。

 

簡単にするなら上から10個で良いです。

時間をとるなら、100個でも200個でも見てみてください。

 

ブクマがついている作品がいくつありますか?

そして、そのヒトサマの作品のブクマの

『最高の数』と『最低の数』はいくつですか?

 

はい。

あなたのブクマの大体平均はいくつですか?

 

ヒトサマの作品のブクマの、最高が120。最低が3だとします。

真ん中は60ですね。

 

あなたの作品がブクマ80平均なら

『平均以上』でしょう?

 

どうですか?

あなたは劣等生ですか?

 

『平均以上』なら、『劣等生』とは言わないですよね?

どうでしょう?

 

あなたの劣等感はマシになっていませんか?

 

そういうことなんです。

 

あなたは常に『自分より上の人』しか見ていないから

常に『あなたが底辺』なんですよ。

 

あなたが小説を書く初心者だとしても

今日も明日も、初心者は生まれるんです。

 

あなたより上もたくさんいますが

あなたより下も、毎日生まれてるんですよ。

 

あなたが比べるべきは『あなたより上の人』ではなく

  • 『昨日のあなた』
  • 『一か月前のあなた』
  • 『去年のあなた』

とにかく、『過去のあなた』と『今のあなた』を比べるのです。

 

過去作を読んで『ヘタだなぁ』と思ったら、喜びましょう!

『今のあなた』はその作品を書いたときより上達しているのですよ!

 

怠ければ当然『過去のあなた』よりレベルが下がることがあります。

『過去のあなた』には、確実に勝てる方法があるでしょう?

 

『努力を続けること』です。

 

『あなたより巧い人』は、すでにあなたより経験値が高いのです。

あなたがその人に追いつこうと三カ月頑張ったら

その人も三カ月頑張っているのです。

 

だから『あなたより巧い人』は『三カ月後もあなたより巧い』可能性が高いのです。

 

そんな人と自分を比べて『私はへただ』と言うのは

『客観視』の使い方を間違っているのですね。

 

ヘタな人と比べて『私はいけてるわよ!』と

思い続けるのもどうかとは思いますが

『私はつねに平均以上である』という

『自分の立ち位置』は月に一度ぐらい確認してよいと思いませんか?

 

たとえば、高校生なら、偏差値52なら『劣等生』ではないでしょう?

『普通』でしょう?

 

『普通』なら『責められる』必要はないですよね?

だって『普通』なんですから。

 

偏差値72の人を目標にして

自分は何もできない劣等生だ!

そんなことを思う必要はないですよね?

 

私は平均ではある。

でも、平均以上になりたい。

だから、平均の人が平均以上になる努力をする。

 

そういう『目標』が必要なんです。

 

ビルゲイツは10人もいないんです。

ビルゲイツと比べて自分はアホだ、なんて

バカな悩みでしょう?

 

初心者というか

小説を書くことで食べていけるようになって初めて

美文とかを追及すれば良いのであって

初心者の段階では『ネタ』が先なんです。

 

文章力が『普通以上』であれば、必要なのは美文ではない。

『すでに努力している』『あなたの文章』は

『普通以上に整っている』のです。

 

足りないのは『面白さ』と『広報力』であって

『文章のうまさ』ではないのです。

 

あなたは自分が小説家だから気付いていません。

読者の殆どは小説家ではないのです。

 

『小説家ではない読者』は『文章の美しさ』なんて

殆ど理解しません。

 

『普通の文章』でも『普通よりちょっと巧い文章』でも

読者にとっては同じなんです。

 

数学の問題集レベルの文章であれば、読者は気にしないのです。

なぜなら『意味が通じている』から。

 

さすがに『読むのに苦労する』レベルの『ヘタな文章』だと

読者も『ヘタだなぁ』と思いますが

大体の小説家の文章は『一般人より巧い』んですよ。

 

だから『小説家の中での平均の文章』より下でも

読者は気にしないのです。

 

『読者が理解できる文章』つまりは

『読者以上の筆力』であれば良いのです。

 

決して『小説家の平均の文章力』まであげなくても

読者は読んでくれるのです。

 

『多くの読者』が求めているのは

『普通以上の美しい文章』ではなく

『普通レベルの文章でいいから、面白いネタ』なんですよ。

 

『普通レベルの文章』は必要なんですよ?

でも『美文』より先に『ネタ』なんです。

 

そしてね、

『文章』というのは『作家の癖』があるんです。

 

だから『あなたが美しいと思う文章』というのはありますが

『万人に美しいと言われる文章』というのは、ないんですよ。

 

あなたが『美容体重より細いモデル体型が最高!』と思っていても

『220キロの女性が最高!』と思う男性も居るのです。

 

『文章が読めるレベル(普通)かどうか』というのは『客観』なのですが

『文章が美しいかどうか』というのは『主観』なんです。

 

北海道の手掘りの熊の木の像がかわいいと言う人もいれば

ベルサイユ宮殿に飾るような

『なめらかな石膏像』じゃないとイヤという人も居るのです。

 

用を足せば良いから中古の軽で良いという人もいれば

フェラーリテスタロッサがほしい人も居るのです。

 

『最低基準』をクリアしたあとは『主観』なんですよ。

 

そんなところに初心者の段階で時間を使うべきではない、と私は思います。

 

まとめ。

評価がほしいなら、美文よりネタ。

 

一つの小説を美しくすることに時間を使うなら

100本書こう。

 

いろんな小説を書けば、ヒットする確率も増える。

 

一本に全勢力をつくしたって

それがヒットする確率は限りなく低い。

 

数打てば当たる、というのは

殆どの業界で当てはまる成功法則なんです。

 

だから、多作しましょう。

 

一つにこだわらずに、次から次に書いていきましょう。

 

【この記事を書いた日 2022/05/02 12:36 】

 

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