【小説の書き方】『インプット』がないと書けない。

小説の書き方-プロ小説家が教えます サムネイル 小説のネタの見つけ方

 

 

『小説が書けない』理由はさまざまありますが

その一つに、『インプットが足りない』というのがあります。

 

『書く』というのは『アウトプット』なので

『インプット』がないと書けない。

 

これが『事実』なんですね。

 

アイデアがないと書けない。

わかりますよね?

 

頭の中が空っぽなら書けない。

これもわかりますよね?

 

『ネタがない』というのは『インプットが足りない』ということなんです。

だから『ネタがないと書けない』のですね。

 

『小説書くため』に必要な『アウトプット』とは?

これはもちろん、『小説になる文章を『書き切る』』ということですね。

 

ネタでもプロットでもいいから『書き出す』ことをしないと

しょうせつは成り立ちません。

 

『書く』ことが『小説にとってのアウトプット』です。

これは異論ありませんね?

 

『小説を書くため』に必要な『インプット』とは?

小説に必要なアウトプットは『書く』ことのみですが

『インプット』は多彩にあります。

 

最大に必要なのは

『小説を書くために必要な知識のインプット』です。

 

『小説を書く』ために必要な『資料』とは?

学園モノの恋愛ものを書くときに、

進化論は不要でしょう?

 

リーマンモノを書くときに、古代エジプトの神話の網羅は不要でしょう?

 

もちろん、それらを組み合わせ話を作れば

とてつもないオリジナルにはなりますが

普通は要らないですよね?

 

だから『小説に必要なインプット』とは

『読んだ本の数』ではない、ということ。

 

専門書を100冊読んだとしても

相対性理論を完璧に説明できるだけのインプットをしたとしても

16歳の女の子が好きな人に対する心情を描けなければ

学園モノ恋愛ものは書けないわけです。

 

IQ160の女の子の恋愛ものならその資料で書けるでしょうが

これはあなたがIQ130ぐらいないと書くのがツライでしょう。

 

私の実例で言うと

『鋼の錬金術師』の二次小説を書いていたとき。

私はロイさん至上主義で、

『好きなキャラ』を『最強』にしないと気が済まないのですw

それが原作の主役でない場合、その主役より強くしますw

 

原作ではロイさんがすでに主役のエドより強いので

そのままでも良かったんですが

モウチョットなんか…………こう……

『いい技』がないかなと思ったんですよね。

 

私は常に『自分オリジナル』を書こうとしているのでそのせいでしょう。

『原作にないネタ』を追加したかったわけです。

だから、原作好きの人に批判されることもあるんですね。

 

多分『爆発』とかで検索したんだと思います。

 

とにかく、そこで見付けたのが『粉塵爆発』。

『粉塵爆発』自体は以前から知っていましたが、

その関連からみつけたのが『当時の最新鋭ミサイル』。

 

今検索しても見付けられないので、誰かのファンタジーだった可能性もありますが

『空からアルミの雨が降ってくる』って感じの記事でした。

 

これね、八年ぐらい前にも探してみたことがあるんですが

同じ記事を見付けられなかったのですよね。

 

爆弾の中にアルミの粉塵をいれ、アルミの棒を入れて

上空でアルミ粉末で粉塵爆発を起こせば

アルミの棒が空から降り注いで

火事も放射能の心配もなく都市を無人化できる。

 

そして、コストはアルミと火花だけなので激安の上に

アルミの劣化以外に心配がないので保管も安全。

超絶コスパ良い爆弾。

 

へー、アルミでそんなことができるのかー。

 

それで私がロイさんに設定したのが

彼の能力は『炎を出す』ではなく『気体が見えて、動かせる』能力ww

結果的に『空気を操作できる能力』。

 

だって、『火花』自体は『発火布』でつけているのだから

『火を出す能力』ではないはず(握り拳)

 

そういう前提で

『その場にある粉塵と水素と酸素』を集めて

クレーターになるような大爆発を起こさせましたwwフッフッ♪

 

『悪魔だ……』って、見た人にいわせたかったww

 

こういうふうに

『もう一つなんかパンチがほしい!』とかの時に

『アイデアを見付けるため』に検索をするとかだと

『事前に資料を見付ける』ことが必要です。

 

でも、殆どは、『書いたあと』に

『ここを補強したい』という目的での資料ですので

『書く前』に必要な資料というのは、あんまりないはずです。

 

というか『資料が脳内に足りていない』時点で

『一本書けるネタができていない』でしょうから

『書き慣れた人』なら、まず、「『書こう』と思っていない」はずです。

 

それを書こうと思っているのだから、

初心者の前の人なんだなぁ、という感想ですね。

 

資料の必要のない小説を一本書いてみてから

資料のことは考えるといいですね、というお話です。

 

『インプット』『アウトプット』とは?

『インプット』『アウトプット』を普通に説明すると

  • インプット
    • 情報を入力すること。
      • 五感を使う
        • 見る
          • 読む
          • 観る
        • 味わう
          • 食べる
        • 触る
        • 聞く
        • 嗅ぐ
  • アウトプット。
    • 情報を出力すること。
      • 書く
      • 言う
      • 他の表現であらわす。

 

インプットしないとアウトプットできない。

これは『バケツに水をいれないと、バケツから水を注げない』のと一緒です。

空っぽのバケツからは水を注げないのですね。

 

脳内も一緒。

 

インプットしないとアウトプットできないのです。

 

簡単に言うと『人生経験が少ない』人は

アウトプットできる量も少ないんです。

 

一日中何もせずにベッドに転がっていたら

『日記に書くこと』って殆どないでしょう?

 

あれが『インプットが少ない』から『アウトプットも少ない』ということ。

 

そこで

『ベッドに寝て思索していた』ことを数ページ書ける。

そんな人なら、小説家にピッタリです。

 

つまりは、わかりますよね?

 

『想像できる量』=『人生経験』×1×『想像力』。

 

転生モノの主人公でない限り

零歳の赤ん坊には人生経験も表現力もないから

小説は書けないのです。

 

人生を生きていれば、最低でも

『あなたの人生を書くことはできる』から『×1』がつきます。

それより他のことを書くのが『想像力』なのですね。

 

小説を書く前にどれだけ資料を集めたら良いですか?

これの答えは

『必要なだけ』なんですね。

 

だって『あなたがどんな小説を書くのか』私は知らないのですから

『これだけ集めれば良い』なんて言えないでしょう?

 

つまりは、『こういう質問』をする時点で

『文章の整合性がついていない』ということがわかるわけです。

そして、一本も『書き上げたことがない』ともわかるわけです。

 

『プロットが書ける』ぐらいに物語が決まっていれば

『必要な資料』って『自分でわかる』でしょう?

 

小説を書いていて『資料が足りない』と思えば

飛ばして書いても良いですし

その時に調べることもできるのです。

 

『一本小説を書き上げたことがある』なら

『小説を書くための資料』なんて『そんなにいらない』とわかるはずです。

この詳細は後述します。

 

自分の情報を何一つ出していないのに

私に一番あった解決方法を教えろ。

 

それはムリなんですよ。

 

でもね、この質問をしたとか、しようとしたとか、

この関係のことで悩んでいるあなた。

 

安心してください。

 

99パーセントの人はここで停まってますww

 

私はダイエットについても記事を書いているために

『どうやったら痩せますか?』系の質問をやたらうけていた時期があるんです。

 

200人以上の人がメッセをしてきて

自分の年齢、体重、身長を書いてきた人は二人でした。

 

何も書かずに質問してきた人に対しては

『あなたの年齢と体重と身長は?』と返信するのですが

それに返信してきた人は五人。

 

つまりは198人は、

人に質問するときに内情をあかさず

質問されたとしても、193人は明かさないんです。

自分で質問してきておいて、返信しないんですよ。

 

私が信用できないなら、

信用できない私に質問するなよ。

 

そう思いませんか?

 

これは『小説の書き方』でも一緒。

『どうやったらうまく小説を書けますか?』って

単体で質問してくる人が多いんですよね。

 

しるかよ、って返したいww

 

あなたの実力を知らないのに、なぜアドバイスができると思っているのか?

 

こういう人は

『ナニ食ったらそんなに成績よくなるんだよ』と言う人と同じ

精神構造なんですね。

 

『小説がうまくなるためには『痩せるためには』

なにか『必殺の一手』があるはずだ!

 

『奥義一つを修行すれば無双できるはずだ』そう思ってるんです。

そんな技はないです。

 

天才でないなら、地道な努力をして秀才になるしかないんです。

 

そして、

『インプット・アウトプット』の必要性がわかっていないんですね。

 

どういう『質問(インプット)』を私に与えれば

『的確な返信(アウトプット)』を私が出せるか?

そういことを考えないからこういう質問ができるんです。

 

『あなたが晶山嵐に質問する』場合って

『あなたは書く』から『アウトプット』だと思うかもしれませんが

『答えるのが晶山嵐』なので『晶山嵐のインプット』なんですね。

 

勘違いしてませんでしたか?

 

『質問』って『インプット』なんですよ。

『質問したい相手に対するインプット』なんです。

 

小説も一緒なんです。

 

もちろん『あなたが書く』から

『あなたが小説を書く』のは『あなたのアウトプット』なんですが

『読者からすればインプット』なんですよ。

 

だから『読者がアウトプットしやすい(感想を書きやすい)小説』が

口コミで広がるんですね。

 

『読者がアウトプットしやすい』というのはつまり

『(その読者にとって)面白い小説』です。

 

『小説を書く初心者』はとかく

『書くこと』にだけ集中して

『読者を置き去り』にした作品を公開します。

 

そういうのは『アート』なんですよ。

 

小説は、カテゴリ的には『アート』ではなく『娯楽・デザイン』なので

『読者』が必要なんです。

 

デザインとアートの違いとは?(私のブログ記事です)

 

もちろん『アート』と同じように

『コメント不要』で小説を公開しているかたは

『アート』として小説を書いているのですね。

 

こういう人は、SNSを『保管倉庫』として使っているだけという

体裁をとっているのです。

 

本当にコメントが不要なら

非表示の部分に公開すれば良いので

ワンチャンは狙ってるんでしょうね、と思ってますw

 

とにかく、そういうのは面倒臭い人なので

からまないにこしたことはないです。

 

話をもどしましょう。

 

『小説に必要なインプット』というのは

『その小説を書くために必要な情報全部』なのですね。

 

でも、だからこそ初心者は『考えなくて良い』のです。

 

ここで先程『後述します』と言っていたことの説明をします。

 

『一本小説を書き上げたことがある』なら

『小説を書くための資料』なんて『そんなにいらない』とわかるはずです。

 

なぜなら『自分の中にすでにある資料で書く』ことをしないと

『小説が書き終わらない』からです。

 

小説を書くことが初心者なのに

資料が必要だと考えている時点で

分不相応に『巨大な物語』を書こうとしているのです。

 

それは99.9999999%、初心者には『書き切れない』です。

 

分不相応なことをしても良いのです。

『したいこと』なら。

 

ただ『書き終わらない』なら、公開できないし

『小説を書く経験値』が上がりにくい、から

『初心者は避けた方が良い』ということなのですね。

 

初心者はおとなしく1000文字ぐらいから

『一本を書き切る』ことをして

『小さいスパン』で『成功』を繰り返した方が

上達が簡単で速いのです。

 

1000文字の小説を120本書けば

新書一冊分、12万文字です。

 

初心者が最初から12万文字を書こうと思ったら

一年経って書けるかどうかでしょう。

 

でも、1000文字の小説を120本なら

三日に一回書けば良いので達成難易度はかなり低いです。

 

100本と聞くと大変だ! と思うかもしれませんが

1000文字の小説を10本書けば、

3000文字を書きたくなるほどすぐに上達するのです。

 

3000文字の小説を10本書けば、一万文字が書きたくなります。

 

低いレベルから分相応な『修行100回』を目指して10回やれば

大体上達するのです。

 

低いレベルなのに不相応な高レベルのことをしようとするから

『一回が大変』で挫折して失敗だと断じて黒歴史になって

精神に傷が入るのです。

 

『できないこと』を『しようとしたから』『できない』。

 

だから、

『できることをしていく』ことに転換すれば

そのうちそれは『できること』になる。

 

それなのに、

『失敗』だと思って『二度と手をつけない』から

『できないこと』が『失敗』なんていう大罪になってしまうのです。

 

これできないな、と思った時点で

『自分にとっては高レベルだから、低レベルから修行しよう』と

考え直して、実行すれば良いのですが

殆どの人は、そこで『挫折』してしまうのですね。

 

『小説の資料はどれぐらい集めればいいですか?』とか言っている人は

その手前で『書くかどうかを迷っている』のです。

『書いてみたらわかること』なんですよ、と言っても

この時期の人って『わからない』から『書かない』んですよね。

 

『失敗するのが怖い』から。

 

壮大な物語を思いついたらラッキーなんですよ。

それは『あなたに書ける』ということですが。

 

ただ『書くスキル』が『今は低い』から『書き切れない』だけなのです。

 

つまりは、1000文字の小説をいくつか書いている間に

『壮大な話のプロット』を作ってしまえば良い、ということです。

 

同時並行で小説が書けない、という友人もいたので

こういうのはどれだけ難しいのか私にはわかりませんが

私は常に数本~数十本の小説を書いています。

 

そのうち9割がお蔵入りになるわけです。

 

なので、『壮大な物語』は『書けるときに書けば良い』のであって

『あきらめる』必要はないのです。

 

殆どの人が『身の回り一メートル』の話か思いつかない中

『壮大な物語』を『思いつける』時点で

それは『物語を思いつく才能』があるのです。

 

生かさない手はないですよね。

 

『書く能力』を先に伸ばせば

それは近いうちに着手できるのです。

 

『インプットがたまった』から書きたくなる。

ネタを作る方法はいくらでもあるので

明言は避けたいところですが

誤解されることも承知で明言しましょう。

 

『資料があなたのなかに必要なだけたまった』から

『そのジャンル』を書きたくなる。

 

これが『普通』です。

 

だから『先に資料を集めないと書けない』と『思う』時点で

『資料が溜まっていない』から書けないのです。

 

上級者になると

「このジャンル売れそうだから一本書いておくか」と

簡単に考えて

パッと手当たり次第に資料を乱読して

パッと書いてしまうことができます。

 

しかも、それで売れたりしますw

羨ましいwww

 

でもそんな上級テクニック、初心者にはムリなんです。

 

もう一度書きますが、上級者にはできます。

初心者だから難しい、と書いているだけです。

 

初心者でも、天才ならできます。

天才以外の初心者には難しい、と書いているだけです。

難しいだけで『不可能』ではありません。

 

ただ『難しいこと』に最初からトライせず

簡単なことからクリアして言った方が

急がば回れで上達が速いですよ、ということです。

 

『この話を書きたい!』と思った時点で

『書けるところまで書く』ことは可能なのです。

 

そうじゃないと『書きたい』と『思わない』のですね。

だって不可能なんですから。

 

『可能』だから『書きたい』と思うのです。

 

日本の首相になりたい、ってあなたは思いますか?

殆どの人は思わないでしょう。

 

それは『なれない』から『なりたいと思わない』のです。

 

政治家の家庭に育って、

小学校の時から『父の後をついでこの地区で立候補する』ことが

わかっているような人が『首相を目指す』から

それなりの勉強をして、首相を目指せるんです。

 

普通の人はまず政治家になろうなんて思っていないからなれないのです。

 

小説家も一緒で

『小説家になろう!』と思った時点で

『小説家になるための勉強』を始めるのですね。

 

ただし、小説になるにはもう一つの方法があるのです。

 

ふっと文章を書いていたら小説になったので公開してみたら

人気が出たので小説家だと認められた。

 

私ですww(自分で言う)。

 

だから私は『小説を書くための勉強』なんて何一つしなかったので

今は国語の勉強をしたいのですね。

 

スカウトされて一作目の小説のゲラをもらったとは

凄い初歩的なことで一杯添削されていて

めっちゃ恥ずかしかったです。

 

ああ『美文って必要だな』ってあの時に思いましたw

逆に言うと、何十年も『美文』なんて考えなかったということです。

でも、スカウトされるぐらいの文章は書けていたのです。

 

だから『美文なんてなくてもスカウトはされる』のです。

ネタがよければ。

 

だから『資料』とか、なくても良いのです。

想像力があれば。

 

想像力と人生経験で保管できない部分だけ資料が必要なのですね。

 

一流作家さんの後記に『参考文献』がずらっと並んでいることがありますね。

あれを見てるから『資料が必要!』だと思うのだと思いました。

 

あれられは『それを首っ引きで参考にした』のではなく

  1. あれらを読んで『作家の中に一定の知識量がたまった』から書き始めて
  2. 要所要所で参考文献を確認し
  3. 出版するときに、部屋にあった書籍を抜粋して載せた。

そういうことです。

 

人生の中ですでに『それらを読んでいた』から

そういうネタが浮かんだのです。

 

けっして、

『このジャンルを書きたいから今から一か月専門書で勉強する!』

そういうことではないのですよ。

 

多分。

 

だから『小説を書く前から資料を探す』というのは、無意味なのです。

『その小説を書きたい』ときには

ある程度の資料は『あなたの手元か脳内にある』のですね。

 

決して、参考文献を一か月で全部読んで

それらを元に小説を書いた、とか、そういうことではないのです。

 

もう一つ、

なぜ『書く前に資料を探す』のか。

それは『書けない』と言うための言い訳かもしれません。

 

実際には『書く能力がないから書けない』のに

『資料がないから書けない』と『言いたい』わけです。

 

『書く能力がない』のは『自分のせい』です。

『自分のせいで書けない』とは『言いたくない』のですね。

 

こういう性格は、はやいうちになおしておかないと

なにごとにおいても上達しません。

 

自分が悪いのは人のせい。社会のせい。政治のせい。

そういう人だから。

何をやっても成功しにくいです。

 

小説を書けないのは資料がないせいであって自分のせいではない。

まだ『一行目が書けない』とか言ってる人の方がかわいいですね。

 

そして、こういう事情を知らないから

書いたことがないから

『先に準備しなきゃ!』となるのですね。

 

もちろん、たんに、知らないから

『先に資料がひつようなんじゃない?』と勘違いしている場合もあります。

完璧主義なんですね。

 

ただ、どちらにしても

小説を書く前に資料を探していたら

『小説に着手する日』はこないです。

 

だって『資料が揃わないと書かない』ということだから。

『「書いていな小説」の「資料が揃う日」』は無いのです。

 

  • 言い訳に資料を探しているなら、書けないですし。
  • 完璧主義の人が「書く前」に資料を「揃えよう」としたら揃いません。

 

資料なしで書いてみなさい。

そういう話ですね。

 

『一本小説を書き上げたことがある』なら

『小説を書くための資料』なんて『そんなにいらない』とわかるはずです。

 

たとえば、成田美奈子さんが『能』に関する漫画を書いてらっしゃいます。

でも、あの漫画を書く前から彼女は能が好きで見に行っていて

こんなキャラがこんなことをしたら楽しいだろうな

あ、漫画で書けるかも!

 

そう思った前後でインタビューに行っているのです。

 

『書けると思った』のが先なんです。

『物語を作り上げる』方が資料より先なんです。

 

そのあと補足として、専門家に話を聞いて

『不備を埋める』ために資料を求めるのです。

 

多分。

 

『何を書くかも決まっていない』のに資料を探したって見つかりません。

なぜなら、『どの資料が必要なのかわからない』からです。

 

そういうのは

一円だけを銀行に預けて

一億円引き出そうとしているようなものです。

物理的に不可能です。

 

『小説家として売れる』ための『インプット』『アウトプット』。

『小説家として売れる』ということを

『読者が面白いと口コミをしてくれるレベル』と仮定した場合。

 

口コミとは下記を全部含みます。

  • メールやメッセ、ラインで友人に紹介してくれる。
  • SNSやブログで記事にしてくれる。
  • ブクマ、いいね、リツイートしてくれる。

 

『ブクマしてくれる』のも『口コミ』なんですよ。

『ブクマの多い方から検索』なんていう機能がある限りは。

 

とにかく、『口コミされやすい小説』というのは

前述したように

『読者がアウトプットしやすい小説』です。

 

売れるために『面白い小説を書く』。

ここで初めて『読者が何を求めているのか』という『リサーチ』が入るのですね。

 

初心者は『書くことに必死』にならないと『書けない』から

『自分が面白いと思うものを書け』と私は常々書いています。

 

それで売れれば儲け物。

そのまま突っ走ればいいですね。

 

でも、そのままでは売れない場合

『売れる小説』を書くために『書きたいものを変える』必要性があります。

 

ただ、難易度は凄く高いです。

わかりますよね?

 

そんなことが誰にでもできているのなら

誰でもメガヒットを飛ばせるのです。

 

『面白い小説を書く』よりは、次の方法の方が確実で早くて簡単です。

売れるために『広報をしっかりする』。

 

これについては広報の記事を読んでください。

 

ここらへんから『小説を売るため』には

『小説を書く』だけではない、という

事態になってきます。

 

広報をしない場合

『新作を読みあさっている人』が口コミしてくれる可能性にすがるしかありません。

 

B級映画好きと同じで

『新作だから読んでる(青田買い)』読者も確実にいます。

 

こういう人は逆に『面白いから読む』のではなく

『新作だから読む』のです。

 

そして面白ければ、過去作までずっと読んでくれるでしょう。

ありがたい読者です。

感謝します。

 

新しいレストランが開店したらすぐに行くタイプのオンライン版です。

『新規開拓が好き』なのです。

 

売れたかどうかの指標は簡単。

三カ月です!

 

新作を出して三カ月、ヒットしなければ

『面白くない』ということです。

 

『ヒットする』というのは

最小で言うと、ブクマ(いいね)が

閲覧数の1%つく、ということです。

 

面白い小説だと三カ月でなんらかの動きが出ます。

小説以外の商業ベースでも、

新作が三カ月売れなければ廃棄が検討されるのです。

 

たとえば、ガリガリくんのナポリタン味を出して

三カ月で目標売上を達成しなければナポリタン味は製造中止になるのです。

 

余談ですが、『ガリガリクンのナポリタン味』を出したせいで

三億円の赤字が出たそうです。

 

小説を書くことなんて、金額的損失はゼロなので

たくさん書いていきましょう。

 

新作を出して三カ月。

これが『売れたか売れなかったか』の分水嶺。

大企業でも使う判断の指標です。

 

ただし、結果を座して三カ月待たないように。

次から次から、三カ月の間も

できる限りたくさん公開していきましょう。

 

あなたは日々進歩しているのですから

そのうちヒットします。

 

新作を読んで面白ければ過去作も読んでもらいやすいです。

 

つまりは、『新作を書く(アウトプット)』ことが

『最大の広報』になるのです。

 

三カ月間、どれもこれも鳴かず飛ばずの場合だけ

過去に書いたことがないものを新作にしていきましょう。

 

どれか一つでもあたったのなら、その系列の新作を出しましょう。

 

『あたった』の判断は

『ブクマが1%』超えるかどうかです。

 

まとめ。

『小説を書くための資料』なんて、

『小説を書く前』には必要ない。

 

なぜなら、

あなたの人生でたまった資料だけで話を作ることができないと

書き始めることなんてできないのです。

 

つまりは

資料は後から揃える。

 

これで十分小説は書けます。

 

【この記事を書いた日 2022/05/02 13:39 】

 

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