小説の書き方に関して、アスクからの質問。
小説について質問させてください。
最近、色々な小説を読んでいて、
文章の強弱というか濃淡に気づきました。
力を入れて書かれている場面(一番の山場など)と
サラリと書かれているう場面(説明やさして重要でないシーン)があるな…と。
もちろん、個々の作家さんの書き方にもよるのだと思いますが。
晶山さんは執筆する上でこのような、
強弱は意識して書かれていらっしゃいますか。
それとも全体的に同じトーンの文を心がけてらっしゃいますか?
小説の書き方に関して、晶山嵐の回答。
必要でないシーンはさらりと流すのが読み手には優しいとは思います。
ただ、私は全部ガーッと手を込んで書いてると思います。
いらない部分は削除してしまうので。
私の場合は
同じトーンにしようと心がけているのではなく
いらない部分を削除すると、濃い部分しか残らない、
ということだと思います。
重要でないシーンは省けば良いと考えています。
クライマックス以外も、そこに行くための重要なシーンです。
いらないシーンはいりませんから。
どこの一文を抜いても話が破綻するように書かないと
(不要部分は削り上げる)
読者さんの時間の無駄だと考えています。
私は、ですから、
クライマックス以外でも力を入れて書いています。
テレビでお笑いの人と、
女優さんとでテンションが違いますよね。
あの、お笑いの人の、
高いテンションで書いてると思います。
『薄い』というよりは『抑える』という感じでしょうか。
跳ね返りを抑えているような感じで、
ぬるっとしたシーンでも、
この先の波瀾を感じてもらえると楽しいですね。
波が無いと面白くありませんし
全部クライマックスだと読者さんの息が切れます。
ただ……私の小説は、読者さんの息が切れてるんじゃないかと、
たまに思います。
とりあえず、
全力で書いてます。