【小説を書けない 初心者】あなたはどこで引っかかってますか?

小説の書き方

小説を書きたいのに書けない。

その場合、下記のどこで引っかかっているか、確認しましょう。

 

テキスト化のレベルが低い。

  1. ネタがない。
  2. ネタはあるけど文字にならない。
  3. ネタはテキスト化してるけど、それが文章にならない。
  4. 短文短文は思い付くけど『小説』の体裁を取るほど長くならない。

 

これらは『テキスト化』のレベルが低いのですね。

 

『あなたの考えていること』が『文章にならない』から

何一つ『書き出すことができない』のです。

 

このレベルでは、ネタがあっても、小説は書けません。

そして、ネタがなければ、余計に書けません。

まず、『テキスト化のレベル』を上げましょう。

 

テキスト化のレベルを上げる方法。

つむつむやテトリスをやってたら、

ナニを見てもつむやブロックに見える、というぐらい

頭が『そっち』にいっちゃいますよね?

 

それと一緒で

『小説を書きたい』と思ったら

まず『文章(テキスト)化』が必要なんです。

 

燦然と輝く『ネタ』があっても

それが文章にならなければ、

それは小説としては日の目をみないのですから。

 

文章全部が小説ではないですよね?

 

文章の中で『物語性があるもの』が小説になるのですよね?

 

その『物語性をつける』ことだけに注力していませんか?

  • まだ、『テキスト化』ができていないのに。
  • まだ、ネタがないのに。

 

この段階のあなたは、プロットを作る勉強をしてもほぼムダです。

プロットを作るためには『テキスト化』ができていないと

意味がないのですから。

 

『プロットができれば小説が書けるよ』と言う人は

すでに上級なのです。

 

車の運転が長いのに、初心者に説明が通じない、ということは

よくあるでしょう?

 

自分はすでにソコを通りすぎているから

初心者がなぜソレができないのかを忘れているのです。

 

小説上級者の書いた小説のハウツー本は

そう言うところを踏み外しているから、

初心者が読んでもわからないのです。

 

それは小説ハウツーだけではなく、どの業界のハウツーでも一緒なのですね。

 

私は3Dを始めたときに、あちこちでハウツーを漁りましたが

『本当の初心者』に分かるように書いてあるものは

多くはなかったです。

 

ここまではできたよ、でもなんで次の写真でこうなってるの?

ということが頻発しました。

 

上級者は、呼吸するようにそこら辺を一連でやってしまうので

初心者が詰まるところがわからないのですね。

 

一流アーティストが出したハウツー本とか

六千円もするのに、

「ここをよく観察してディティールをくわえていく」

としか書かれてない……ww

 

いや……その…………

『ディティールをくわえていく』方法は?

って話でしょ?

 

 

それができてたら買ってないよ、って言うね。

 

小説上級者が
「あなたがいい感じだと思うように書けばいいんじゃないの?
 思う通りに書いてごらんよ。それが小説だよ」
って言ったら、あなたどうします?

 

  • その『いい感じ』がわからないから聞いてるんだしっ!
  • 『思う通りに書く』ってのがそもそもわからないんだしっ!

って思いませんか?

 

その『思う通りに書く』というのが

『あなたの脳内のテキスト化ということなのです。

 

だから『あなたの脳内のテキスト化が上達しないと

『思う通りに書く』ことが、まずできないのですね。

 

何度も書きますが、

上級者のハウツーは、

ひよこのあなたが真似をして良いものではないのです。

 

 

絵手紙をド素人が書くように

一枚一枚完成させていって、一年後にはさらさら描けるようになった。

あんな感じで

小説も『はがきサイズ』から『文章化の鍛練』をしないといけないのです。

 

ゴーストライターに頼めばいいんじゃない?

私はお金があるから

ゴーストライターを雇って小説本文を書いてもらう。

 

そういうあなたでも

『あなたの脳内のアイデア』を『テキスト化』しないかぎりは

『口から出ない』のです。

 

つまりは、『あなたのアイデア』を

『他人に説明することができない』のですから

ゴーストライターに、書いてもらいたい『粗筋』を

話すこともできないのです。

 

『小説を書けない』と言っている大多数の人は

ここでつまっていると、私は考えています。

 

小説を書くことの一番の難しさ

確実にココ

『脳内のテキスト化』です。

 

そのあとで、

  • 物語性がどうの、
  • プロットがどうの
  • 文章がうまいのヘタだの、

となるのですね。

 

あなたが普段、書店で買っている小説の本。

140頁ぐらいありますか。

12万文字あるんですね。

 

Twitter140文字をフルに書いて857コ分です。

一日10ツイート分書いて、85日かかります。

それが『第一稿』です。

 

『小説の第一稿』とはどういうことか、動画で説明しました。

小説の書き方 『第一稿、第二稿』の意味 - YouTube

 

 

12万文字って

ツイッターの140文字にヒーヒー言っている人が

書ける『文字数』ではないですよね?

 

日本語ができるから、
漫画より小説のほうが簡単な筈。

 

そう、ド素人は考えていますよね。

どんな理由で小説を書こうとしていても良いのですが

『12万文字』に『物語性』をつけて『整合性』をもたせる。

という『難しさ』を考えていないのです。

 

もちろん、趣味でやる限りは3000文字でもいいのですよ。

『ツイッター小説』なら140文字でも良いのですよ。

 

絵を描く人が全員、ピカソのゲルニカ、みたいな

でかい絵を完成させるわけではないですよね?

絵はがきで満足する人の方が多いですよね?

 

だから、pixivに無料でアップする、ぐらいでしたら

3000文字あれば十分ですし、

それで有名になりたいとか思っていなければ、

『ナニを書いても良い』のです。

 

ただ『ナニを書いても良い』と言われても

『書けない』から、悩んでいるのですよね?

 

私の母も絵手紙をやっているのですが

それで花を描きたいから、とわざわざ花を買いに行っていました。

花なんて、タンポポでも桜でもなんでも

無料でそこにあるのに。

 

『私が描くんだからちゃんとしたモデルを用意したい』と

考えているからですね。

 

だからあなたが『ネタがない』というのも

『ちゃんとしたネタ』を書きたいと思ってませんか?

 

『練習のための題材』なんて、なんでもいいんですよ?

 

そこをまず、把握しましょう。

『練習』にお金を書ける必要は、大体ありません。

 

『小説の書き方』を教えてくれる有料の講座とかもあるようですが

『脳内のテキスト化』がスムーズにできないレベルでは

ナニを勉強しても、ほぼムダです。

土台がないのに、柱を立てても立ちません。

 

この段階の人は『小説を書く技術』をいくら勉強しても

99%書けません。

 

『小説を書く技術』は

『テキスト化できる技術』が確立して始めて身を結ぶものです。

 

肌の手入れをしていないのに、

突然お化粧をしたら、

肌が毛羽立っていて、全然綺麗にノりません。

 

服を脱ぐ前にシャワーを浴びたら、

体は綺麗になりますか?

 

お化粧を恒常的にしたいのでしたら、

肌の基礎手入れを毎日しなければなりませんね?

 

シャワーを浴びて体を清潔にしたいのでしたら

服を脱いで、裸でシャワーを浴びないといけませんね?

 

小説を書くのなら

『脳内のアイデア』を『テキスト化』してから

『小説を書く技術』を学ばないと上達しにくいのです。

 

『まずテキスト化』。

まずテキスト化です。

 

あなたの目の前の光景をテキストにしてみてください。

 

これができないと、主人公周りの風景を小説で説明できません。

そういってもできないのが

『脳内テキスト化できない』人なのですよね。

 

『目の前のモノ』と言っているのに

『目の前のどれを書けば?』でつまるのです。

 

『なんでも良い』と言っているのですから『ナンデも良い』のです。

 

これはね、一つの罠なんですね。

 

『なんでもよい』と言われると『選択できない』人の方が多いのです。

 

なぜかというと

人間の頭は『四つ以上のことを提示されると迷う』ようにできてるからです。

 

だから、『一流の営業マン』は『二者択一』を使うわけですね。

 

何気なくお店に行っただけなのに、ナニカ買ってしまったというとき、

そこの店員さんにこの罠を仕掛けられている可能性があるのです。

 

「彼女ー、今日のその服に合う服、新商品で入ったんだよ、見ていかない?」

まず『自分に合う服』と言われて『自分だけ』感があがりますね。

 

「僕のお勧めはコレだけど、今、スカートとシャツ、どっちがほしい?」

「スカートかなぁ……」

「ミニ? ロング?」

「ロング」

「フワサラ系? シンプル系?」

「シンプルなのがいいかなぁ」

「今日の服に合わせる? 何色が好き?」

「青が好きかなぁ」

「渋い青? 薄い青? ほら、これなんて綺麗な空色!」

「うわぁ……綺麗な色ー! でも、私には派手かなぁ……」

「そんなことないと思うよ。色白いし、……うん、でも、今日の服がかなりシック系だから、それにはあわないよね。他の服もそんな感じ?」

「うん、アースカラーが多い」

「じゃぁ、これだけ冒険してみない? ほら、こっちの白いシャツと合わせるとこのスカート綺麗でしょ? 君、色白いから、白系を切ると凄く清楚に見えるよ。今日の服に合わせるなら、この白いシャツかな。スカートは、また後ででもいいし。残ってればね」

「え? 一点ものなの?」

「うちには今、コレ一枚しか入荷してないんだよねぇ」

 

こんなふうに『二者択一』で『選んでいる』うちに

『自分の考え』になっていくんですね。

 

営業成績がうまい人は『二者択一』にして

『選んでいかせる』のがうまいわけです。

 

つまりは、大多数の人は『二者択一されたら選べる』のです。

 

だから『なんでも良いから書いてみてください』と言われると

書けない人が多いのは、自然のなりゆきなのですね。

 

  • あなたの家にあるベッドかテレビを文章にしてみてください。
  • あなたの目の前にあるキーボードかモニタを文章にしてみてください。

 

こういわれると、『選びやすい』ですよね。

 

これが『選択と集中』の第一歩目なんです。

『自分で選択肢を見つける』。

これができれば、『小説を書く』だけではなく

人生なんでもうまくいくのですよね。

 

現時点では『小説を書くための「テキスト化」の練習』のために

目の前にある何十点ものアイテムの中から『一つだけ選択』して

それをテキスト化するわけです。

 

  • 右手に一番近いもの。
  • 買った年代が古いもの。
  • 一番最近買ったもの。

なにかで『順番をつける』といくらでも『選択肢』は出てきますよね?

 

結果的に、こういうことができないと小説も書けないんです。

なぜなら

あなたが書いた文章の中で、どれか良いのかわからない、

からです。

 

この段階を超えたら、次は

『小説の文章を書く』段階に進みます。

その時に

『この一文が気に入らないから次を書けない』という罠にはまるのですね。

 

ここで何度も私が書いていること。

『小説は推敲するもの』。

だから、気に入らない文章があっても、放置して先を書く。

これが必要になるんです。

 

その段階のあなたが『選択と集中』することは

『次の一文を書くこと』なんですね。

『書いた一文を推敲すること』ではないんです。

 

『今すぐやるべきこと』というのを

適宜選択していかないと、前に進めないんですね。

 

『脳内のテキスト化』の『練習』をしているのなら

『題材なんてなんだって良い』のです。

 

なんだって良いから、『手近のものから』『選択』していけば良い分けです。

 

パッと選んで、パッとテキスト化する。

これを習慣化しましょう。

 

『選ぶ』ことに時間をかけるのは本当に無駄なのです。

 

こう考えてください。

「テキスト化の練習のために、一年かけてこの部屋の中のアイテムを全部説明する」

部屋の中に300個ぐらいのアイテムはあるでしょう?

なければ一カ月で、でも、締め切りはなんでもいいんです。

 

ここで重要なのは

『結果的に全部やる』のだから『ナニから始めても良い』という

『選択』です。

 

練習なんですから、同じのを二個書いたっていいんです。

書いたものをリスト化して管理する必要なんて何もないです。

 

『脳内テキスト化』というのは

  • 『考えたことをテキスト化する』
  • 『見たものをテキスト化する』

この二つですね。

 

どちらも一緒にやるのが一番ですが

慣れないウチは一つずつやりましょう。

 

それでもできないかたは、↓こういう方法があります。

 

 

 

 

↓この写真を説明してみましょう。

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  • 白い猫がいる。
  • こちらを向いている白い猫がいる。
  • 体は横を向いているけれど、顔はこちらを向いている。
  • 腰から下は写真の左側で切れているけれど、横を向いていて、顔だけ真正面向いてる。
  • 赤いタンクトップみたいなものを着せられた白い猫がいる。
  • 凄く機嫌の悪そうな白い猫がいる。

こんな感じの説明になりますか。

 

これを長文にするなら、

玄関先のモザイクタイルの上に、白い猫がいる。体は横を向いているが、カメラマンが気になったのか、真正面からカメラ目線だ。ただ、ものすごく機嫌が悪そう。眠いのかもしれないが、目が細くつり上がっていて、「なんだお前……(イラッ)」という感じに見える。赤いタンクトップのようなものを着せられていて、箱座りに近い、かっこうだ。肉球は見えないが、私は猫の手の甲のすべすべしたところが好きなので問題ない。パッと見た瞬間、「赤い服を着せられて不機嫌な白い猫」だと思った。動物に服を着せることとか、動物愛護関係の人はどう思ってるんだろうか? 猫は毛皮のままが一番綺麗でカワイイと私は思う。

こういうのが五分以内で書けたら

小説もとっとと進むのは理解できますよね?

 

逆に言うと、写真一枚を説明するのに一時間掛けていたら

小説の12万文字を埋めるのに、何年かかる?

という話になるのも、わかりますよね?

 

最初は時間がかかるものです。

『脳内テキスト化』も『経験値』の話なのです。

何回も繰り返せば、確実に早くなっていきます。

 

必要なのは、『量』なのです。

何回『テキスト化をするか』という話なのですね。

 

私は、メモ魔で、もう小説を書いて長いですから

生活のすべてのことが、ほぼ全部、脳内でテキスト化されています。

 

モヤモヤっと『なんとなくこんなかんじ』ではなく

階段を降りるときなら

「トイレに行きたいからあわてて階段を駆け下りたら、

 襖がうまく空かなくて漏れそうになった」とか、

漏れそうになってるときでも、テキスト化してるわけですよ。

 

つまりは、ですね。

『一度、脳内テキスト化が癖になった』ら、

毎日『テキスト化能力は上がる』のです!

 

簡単なことでしょう?

 

テトリスで上からブロックが落ちてくるのを想像しているとき

こうなったらこうまわして、ここにいれて、と思っていますよね?

それが多いほど、実際にテトリスをしたときに

スムーズにブロックを詰められますよね?

 

『脳内テキスト化』も同じなんです。

 

ナニを見てもテキスト化するようになれば

キーボードの前に座ったときに、

なんでもスムーズに書けるようになるのです。

 

これが、『小説を書きたい』人が

最初にやると良い『練習』なのです。

 

先程のこの猫に対して↓

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玄関先のモザイクタイルの上に、白い猫がいる。体は横を向いているが、カメラマンが気になったのか、真正面からカメラ目線だ。ただ、ものすごく機嫌が悪そう。眠いのかもしれないが、目が細くつり上がっていて、「なんだお前……(イラッ)」という感じに見える。赤いタンクトップのようなものを着せられていて、箱座りに近い、かっこうだ。肉球は見えないが、私は猫の手の甲のすべすべしたところが好きなので問題ない。パッと見た瞬間、「赤い服を着せられて不機嫌な白い猫」だと思った。動物に服を着せることとか、動物愛護関係の人はどう思ってるんだろうか? 猫は毛皮のままが一番綺麗でカワイイと私は思う。

↑こういう文章ができましたよね。

 

  • 状況説明。
  • 自分の感想。
  • 他人はどう思うか。

全部入っていますね。

その上で、

  • 「なんだお前……(イラッ)」という感じに見える。

という『想像』もありますね。

 

この『想像』が『ネタ』になるわけです。

 

この想像をぶっ飛ばせば

異世界から、世界を救うために来た王子様がこの世界では猫の姿になってしまった。魔法を使うときは全身の毛を逆立てる必要があるので、服を着せられてしまうと魔法が使えない。でも、猫だから自分で脱げない。誰か脱がしてくれる人がいないかな、と探しているが、猫なので眠い。もうなんか、世界なんてどうでも良くなってきた。顎を撫でられてゴロゴロ言って温かいところで寝られればそれでいいか…………

とか、妄想を広げられますねw

ここで「何してるんですか王子っ! 寝てる場合じゃないでしょ!」とか、部下を出現させれば、話が進んでいきますね。

『ネタ』なんてそこら中に転がってるんです。

それを『ネタ』だとあなたが見るかどうかなんです。

 

母が、『花を描きたい』からわざわざ花を買いに行ったように

『手間を取って題材を見つけようとしている』間は

ネタは浮かばないです。

 

そして、ネタが浮かばないから『小説を書けない』と『思い込み』

『小説が書けないんだから』で脳内ストップして

『小説を書くための練習』が必要だと思わないから

『脳内テキスト化』なんて言う『練習』もせずに

『イイネタがあったらイイ小説書けるのになぁ』とか妄想して

人生が終わるのです。

 

まず、『脳内テキスト化』の練習です。

するっとテキスト化できるようになったら

あらゆるものをテキスト化してください。

そのうちネタは見つかります。

 

だって、『今までよりたくさんのものを見る』ことになるのですから。

 

友人が昔いいました。

「宝くじ当たらないかなー」

「買ったの?」

「買ってない」

「買ってないのになんで当たるの?」

「買ってないから当たらないから、当たらないかなー、って妄想するんだろ」

うーん。私には意味不明でした。

 

宝くじを当てたければ宝くじを買わないといけませんよね?

 

小説を書きたいなら、『小説を書く練習』はしないといけないのです。

日本語が書けるからって、スラスラ長文が書けるわけじゃないんですよ。

 

日本語ができるからって、

日本人誰とでもスムーズにコミュニケーションが取れますか?

取れないでしょ?

 

コミュニケーションを取りたければ、

コミュニケーションを取る練習をしないと行けませんよね?

 

コミュニケーションを取る練習とは?

たくさんの人とあって、たくさんの人としゃべる。

これが一番。

 

そして、上達したければ

  • 相手を不愉快にさせたことをめざとくキャッチして
    • 次回はそれを言わないようにする。
  • 相手を愉快にさせたことを目ざとくキャッチして
    • 次回はその系のことを言うようにする。

これですよね?

 

つまりは

『やらないと上達しない』わけですよね?

 

『小説を書く』のもそうなんですよ。

 

一度も小説を書き上げたことがない人が

『突然、賞を取れるような小説を書く』ことは、まずないです。

 

まずは『脳内テキスト化』の練習からです。

無料でできます。

どこででもできます。

 

満員列車の中でもできます。

たんにもやもやと

  • 後ろのやつうっとうしいな、もたれてくるなよ。

と思ったのなら

  • 疲れてるのに満員列車でもたれてくるバカがいる。

と『テキスト化しましょう』

そして、それに対して、自分で質問しましょう。

 

なぜ疲れてますか?

満員電車ってどれぐらいの満員ですか?

  • ココ三日午前様で二時間しかねてないから、俺も誰かにもたれたいのに、呼吸苦しいラッシュで誰かに持たれられて地獄度アップ。

あなたの考える地獄とはなんですか?

呼吸が苦しいぐらいつらいのに、他の時間の電車には乗れないのですか?

  • 午前様してるから、朝がギリにしか起きれなくて、この時間でも遅刻しかけるから、他の時間には乗れないんだけど、呼吸できないぐらい苦しいラッシュで毎朝地獄。灼熱地獄と圧殺地獄と、遅刻したら上司に怒られる地獄と、後輩に笑われる地獄と……また残業が増える地獄と……とにかく、もたれてくるこいつが一番うざい。

どんどん文章延びますよね?

 

ネガティブな人は、ネガティブのままでいいですから

その『悪口雑言』を確実に『テキスト化』してみてください。

 

『妄想』を『テキスト化』するのです。

 

今、普通に小説を書いている人は

普段からそういうことをしているのです。

 

『ブタみたいな奴』と思ったのなら

『でもブタは有用だけど、こいつはホントうざいよな』

『ブタは食えるけどこいつは食えないしな。場所だけ取りやがって』

『ブタってそういや、俺も食うんだし、「悪い存在」じゃないよな? じゃあ、「ブタみたい」って「悪口」ではないのか? じゃあ、「ホカホカあったかそうなのに泥に落ちしてしまったブタマン」だな。うまそうなツヤツヤ感とホカホカ湯気を出してるのに、絶対誰も食べないし、そのうち踏まれて散乱して道路を汚して腐って虫にたかられて、雨で流されていく超ガイアクな存在。「泥水に落ちたブタマン」略して「泥ブタ」みたいなやつ。よし、それでいい』

こういうのを『はっきりと頭の中でテキスト化する』と

他のことも簡単にテキスト化できるようになります。

 

『何をテキスト化するの?』ではなく

『なんでもテキスト化する』のです。

 

『すっごいこの人いつも綺麗だよなァ』なら

『いい匂いするし、美人だし、見てるだけで幸せだし、今日ホントありがとうっ! 毎日あなたと会えるだけで生きたくない気力が萎えるよ。ホントありがとう。髪もサラサラで、新黒髪? っていうらしい、少しだけ、ほんのすこし茶色い、でも、分類的には黒髪フワサラヘア。シャンプーかな、いい匂い』

こういう妄想も『テキスト化』しましょう。

 

簡単に考えて、簡単に実行しましょう。

披露するわけではないのですから、誰に責められることもありません。

別に公開するとしても、個人情報が分かるようなことは書かなければいいのです。

 

 

 

大体は『小説として公開』したって

殆どの人の目には触れないことが多いのですから

公開していないものなど誰も見ないです。

 

だから、遠慮なく、『テキスト化』してください。

端からテキスト化してください。

 

目についたもの全部テキスト化してください。

 

テキスト化ができるようになったら次の段階です。

 

つまりは、小説を公開できる場所にどうやってそのテキストを『入力するか』ということです。

 

簡単に言うと

キーボードをどれだけ早く叩いて、その脳内テキスト化をデジタル文字にするか

ということですね。

 

音声入力でも、手書きでもなんでも良いです。

とにかく、『公開できる場所』と同じ媒体にそのテキストを引っ越しさせないといけないのです。

 

ネット上に公開するのでも、

パソコンソフトで版下を作成するのでも

とにかく、『デジタル化』が必要ですよね?

 

キーボードを打つのが遅い早い、というのは

この『脳内テキスト化』の後の話なのですね。

 

脳内テキスト化ができていなければ

キーボードを打つのが早くても、早くは打てないのです。

だって、テキスト化が間に合っていないのですから。

 

だから、まず『脳内テキスト化』を十分やってください。

しゃべるぐらいのスピードでテキスト化ができないと

長文をしゃべることはできないですよね?

 

明石屋さんまさんのように、

『即興でしゃべるのが早い人』というのは

この『脳内テキスト化』がものすごく早いのです。

 

テキスト化が早い上で

『何を言ったら笑ってもらえるか?』という

『選択と集中』を一瞬でして、口にしているのですね。

 

あれぐらいしゃべるのが早くなったら

『キーボードが追いつかない』ですよね。

そこで、『キーボードで早く打つ練習』が必要になるのです。

 

脳内テキスト化の前の話。

脳内テキスト化より前の話を忘れていました。

あまりに当然すぎて。

 

「そこになにがあるのか気付く」ことをしないと

脳内テキスト化はできないです。

 

僧侶ではないのですから『無我の境地』にいつもいないでください。

『ナニカいいことないかなー』ではなく

『いいことを見つける』努力をしてください。

 

先程例にも出したように

「ラッシュで大変な状態をテキスト化する」ためには

「ラッシュで大変だ」ということに「着目」しないといけないのです。

 

いつもラッシュは大変だから何も考えないようにしている

とかだと、まず『考えていない』ので

テキスト化はできません。

 

テキスト化の前に

なんにでも『気付く』癖をつけてください。

 

大したことじゃなくていいんです。

 

『大したことじゃなくていい』というのは、

『なんでもいい』と一緒で

殆どの人が『選択できないことがら』なんですね。

 

『なぜ?』と問いかけてください。

 

「なぜ、ラッシュはこんなに苦しいのか?」

「人口密度が高いから圧迫されるから。プライベート空間なんてモノが無いから。赤の他人と体の30%以上が接触しているという状況が不快でないわけがない」

 

『なぜ?』と問いかけて、それに『答え』を出せば

『テキスト化』なんて考えなくても

『文章で考えが出ている』筈ですよね?

 

これでもいいんです。

 

『考えていること』を『確実に』『テキスト化』するのが

重要なのです。

 

ネタがないと思ったら『なぜ?』と呟いてみてください。

 

まとめ。

一番下の段階から、一つ一つクリアしていってください。

 

脳内テキスト化ができていないのに、

プロットの立て方を学んでも、ほぼムダです。

 

  1. 気付く。
  2. 脳内テキスト化する
  3. その速度を上げる。

どこでもできて、無料でできます。

『時間が無いから、お金がないからできない』という

言い訳が立たない練習方法です。

 

慣れた私だと、

吐きそうでトイレに走っている最中でも

その自分をテキスト化しています。

 

慣れたら無意識でできるようになることですので

慣れるまでは無理やりテキスト化してください。

 

一生、『テキスト化』で苦労する、わけではないのです。

『慣れるまで』です。

 

慣れたら本当に、フツーに、無意識にテキスト化をしています。

そこまで持っていかないと、小説を書くのは厳しいです。

 

小説と言うのはテキストの集まりなのですから。

テキストがスラスラ出てこない状態では書けないものなのです。

 

その、最初の一歩がこれです。

今、頑張って『脳内テキスト化』をしてください。

 

【この記事を書いた日 2018/04/13 9:57 】

エンジョイ! & サンキュー♪

晶山嵐

 

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