【小説の書き方】ページ数を先に決めて書き出すか?

 
 

小説の書き方に関して、アスクからの質問。

 

晶山様は執筆される時、

この話は何ページ(何文字)くらいになるか分かりますか?
もしくは何ページくらいで書こう等、

おおよその設定をしておられますか?
自分は今ネタやオチを決めた上で、

文章は滅茶苦茶ですが、

毎日書けるところから書いています。

しかし新たなネタを書き加えたりしているうちに文章がどんどん長くなり、

当初考えていた枚数も越え……なかなか初稿が完成しません。

もちろん好きで書いているのですが、

残りの距離が分からずマラソンしている気分で、

ちょっとしんどくなってきました……。

 

小説の書き方に関して、晶山嵐の回答。

同人誌を出していたとき、商業誌を出していたときは、

そのページ数に向かって書いては居ました。

pixivだけで書くようになったら、

長さとか考えて書いてませんので
やたらめったら伸びますw
いつ終わるんだよこれー!またネタ沸いたっ!
とか、ホントいつもです。

私の場合は
長くなっても『ラスト』が最初に出ていることが多いので
それに向かって書いていますから
だれるとかつらくなるとかはないです。

 

これって、270冊本を出して
『話を完結させてきた』から
『書いてりゃどうにかなる』と思ってるのもあると思います。

どうにかなるので、いつも。

ですので、

たくさん書いて
たくさん話が伸びて
それでも完結させていけば
『これで話し終わるな』って『感覚』はわかると思います。

もちろん、昔はわかりませんでした。

初めて作った同人誌も
印刷所には60頁で予約をいれて
200頁になりましたしw
(印刷除算にも驚かれましたw)

同人誌を作っていたとき、商業誌を作っていたときは
自然と、

そのページで収まっていましたね。
というか、収めていました。

印刷代が変わりますから。

 

それと、イベント会場での計算がめんどいので

1000円か2000円の本にしたかったのです。

 

だから、100頁の次は200頁でした。

 

上限で200頁。これがルールでしたね。

長めに書いて、版下の調整で20頁分少なくするとか、

毎回やってましたよ。

私の使っている紙copiというエディタが
『行数』が表示できるんですね。

ですので、200頁なら、6200行だったかな?

そういう目安で書いていました。

紙の本を作るときは
最初に文字数を出して、エディタで何行になるかは
それで確認して書いてましたね。

書き終えたときにどうにでもなるので
長くなる分には気にせずに書いていましたよ。

短い方が困りますよね。

短くて困る、ということは、私は滅多になかったですが。

 

気にせず経験詰んでください。

しんどいと思うのは、
書き終わったときの喜びがあまり無いからですかね。

初めてだからでしょうか。

書き終わって公開することを『楽しみ』に進めてみてください。

 

『公開する』というのは

『もうこの話に手をかけなくて良いんだ』と私は思います。

次の話書いていいんだ!

ってw

 

だから、公開して反応をいただく、という前に

『完了した嬉しさ』があります。

 

【この記事を書いた日 2018/02/02 19:56 】↓追加。

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初心者は完了させようと思わない方が良いです。

小説だけかと思うのです。

『初心者なのに完成を目指す』のって。

 

絵の初心者は、初めて絵筆を持ったときに、

キャンバスに向かって、完成させようなんて

殆ど思わないですよ。

 

スケッチから入りますよね?

小説で、『スケッチ』に相当することをされましたか?

 

されていないのでしたら、今が『スケッチ』なのですから

話が支離滅裂で、『終わりを想定していない』ということも考えられます。

 

そう言うときは、『今は棚上げー』として

別の話を書かれると良いですよ。

 

『書き始めたら書き終わらせなければならない』なんていう法律は

どこにも無いのですから。

 

飽きたら別の話を書く。

これが私は鉄則としています。

 

飽きたり、辛くなった時点で書き進めたりしても、

その小説は決して、『面白いもの』にはなりません。

 

あなたが楽しいときだけ小説を書きましょう。

 

感情的に楽しいのではなく

その小説を書いていることが楽しいときだけ、です。

 

辛くなった時点で飽きていますし、ネタが無いのです。

他の話を書きましょう。

 

そのために『この小説は棚上げ』と『宣言』しましょう。

『失敗』ではないのです。

『暫時放置』なのです。

 

明日続きを書くかもしれませんし、

十年後に完成するかもしれませんし

一生パソコンの中で眠っているかもしれません。

 

でも、それは『失敗』ではないのです。

 

あなたがそこまで小説を書いてきた『歴史』の一頁なのですから。

 

私も、ブログで何度も書いていますが

『書いた小説やネタは、9割が死蔵になる』のです。

 

『全部を完成小説にしたい』という『夢』を先に捨てましょう。

気持ちよく書けることから書いていきましょう。

 

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