【小説を書いたあと】Twitterでの広報が失敗する五つのポイントと成功する七つのポイント。

SOHOとしての小説家

 『Twitterで小説を広報する』ことをやっている方は多いですが

それが奏功している方は少ないように見受けます。

 

気になった『悪い五つ』『改善の七つ』を紹介します。

 

Twitterの小説紹介文ワーストファイブ。

【要らない】小説を書いてみました。

あなたが『何をする』とかは読者にはどうでもいいのです。

小説の内容についてだけ書きましょう。

 

  • ヒマだから書いてみた。
  • コロナで仕事がなくなったので書いてみた。

そんなこと、どうでもいいんです。

 

ただでさえ、プロフとか、字数が制限されているところに

こういう『無駄なことを書く』から

『小説も面白くない』と思われるんです。

 

こういうのを、『最初の方のTwitterの『投稿』に書く』のは良いのですが

『字数制限があるプロフ』に書くことじゃないんです。

 

どうしても書きたいならこう書く。

ツイフィールになら、まだ書いても良いです。

https://twpf.jp/

 

でも、基本的には『読者にとっていらない情報』です。

 

書くなら『時間ができたから書いてみた』ではなく

『こういう部分を書きたかったから』という所。

 

  • 英雄が書きたかったから。
  • 悪女モノが好きだから。
  • RPGが好きだから。

こういうことを書けば、英雄が好きな人、悪女モノが好きな人

RPGが好きな人が読んでくれる可能性は高まります。

 

【要らない】お暇なら読んでみてください。

みんな、ヒマだからTwitterを見てるんだけど

『ヒマでしょ?』って言われたら

『ヒマじゃない』って言うんです。

 

あなたがゲームをしてる時にお母さんに

『ヒマなら買い物行ってきて』って言われたら嫌でしょ?

 

ヒマだからゲームしてるんじゃないんだよ。

忙しい中、時間を作ってゲームしてるんだよ!

たとえヒマだからゲームしていたとしてもそう思いませんか?

 

『ヒマなら読んでね』って、赤の他人に言うと凄く無礼なんです。

相手を『暇人扱い』しているのですから。

『無礼なプロフを書いていている人』に好印象を持つことはまずないです。

 

プロフで嫌われているということを自覚しましょう。

日本では『謙遜』としてこういう言葉を使いますが

謙遜って『時間がある(字数制限のない)時』にすることです。

 

転居通知とかでも

『お近くにいらっしゃったら是非よってください』でしょ?

『ヒマなら来てね』とは書かないんです。

 

どうしても書きたいならこう書く。

書くならせめて『お忙しいでしょうが是非読んでください』ですね。

 

あきらかにヒマそうな相手に

『忙しいでしょうけど』と言えば

『相手が人気者だ』と言っているのと同じなのです。

 

『どうせヒマでしょ?』って言われたら

実際にヒマでも腹立つでしょう?

 

花金に誰も誘ってくれる人がいないんでしょ?

そんな雰囲気がありますよね。

 

でも『お忙しいのにありがとうございます』って言われれば

『人気者ですよね!』と言っているのと同じ意味になるのです。

 

小説家は『文章』で人を感動させる職業なのですから

こういう部分は細かく『気にする』ようにしましょう。

 

 

そもそも『読んでね』って書く必要はないのです。

 

アマゾンや楽天の商品で『買ってね』って書いてある紹介文

読んだことあります?

 

スーパーやデパートで『買ってね!』ってポップ

見たことあります?

 

『売れてます!』『159円!』『値引き!』『セール中』

こういうことを書いてるでしょう?

 

これはどういうことでしょう?

『商品の説明』ですよね?

 

『買うために来てる』んだから、『買ってね』って言われなくても買うんですよ。

スーパーに来たお客さんは

『どれを買えば私に得か?』を考えてるんです。

だから『どの商品が得なのか?』をスーパー側は書くんです。

 

それは『小説の広報』も同じなんです。

小説の紹介文が面白そうなら『読む』んですよ。

 

『お暇なら読んでみてください。』って

どこに『小説の説明』がしてありますか?

 

『お暇なら読んでみてください。』14文字あったら

小説の紹介書けるでしょう?

 

こういう『無駄な文章』を『恥ずかしげもなく書いている』時点で

『小説もつまんないんだろうな』と思われるわけです。

 

だって、小説本文も、無駄な文章ばかりだろうな

そう思うんですよ。

 

【要らない】『なろう』で小説を書いてます。

しかも『なろう』とか、アカウントに書いている場合

『ペンネーム@なろうで書いてます』とかよく見ますね。

 

そう言う場合、プロフに書く必要ないですよね?

『名前で説明』してるんですから。

 

それに、

どこで小説を公開していようが、読者にとっては関係ないのです。

 

どうしても書きたいならこう書く。

  • 『無料で読めます』。
  • 【無料】

 

公開先がなろうだろうがカクヨムだろうが他のSNSだろうが

読者はどうでもいいんです。

 

  • 商業作家がアマゾンで『買わなきゃいけない本(課金)』の説明をしているのか?
  • アマチュアが『無料公開(非課金)』しているのか?

 

  • 買わなきゃいけないのか?
  • 無料で読めるのか?

このどちらかを表示すれば良いのです。

 

『無料』って書いてあって、アマゾンに飛ばされても

『インディーズ無料作品』なら『騙された!』なんて

思わないですから。

 

『無料』であることは間違いないんですから。

 

だから、公開先がアマゾンでもなろうでも、どうでもいいんです。

どうでもいいことは、字数制限のあるプロフに『書く必要はない』んですよ。

 

【要らない】小説冒頭の紹介。

『小説の説明』を書いている場合でも

『冒頭の説明』をしていることがよくあります。

 

『小説冒頭の説明』は要らないのです。

なぜなら、『読みに行けば読める』のですから。

 

無料で読める部分を説明するのは字数の無駄なんです。

アマゾンの有料書籍でも、『中見』で『冒頭は読める』のですから。

 

 

『小説の紹介』で必要なのは

『同ジャンル同カテゴリの小説』と『どこか違うのか?』です。

 

『異世界モノ』が『なろう小説』と言われるぐらい、

認知度が高くなっています。

 

たとえば『異世界モノ』を書いたとして

あなたの小説は『他の異世界モノ』と『どこか違う』のか?

 

たとえば『異世界海賊モノ』を書いたなら

今の日本なら『ワンピース』を想像するでしょう。

 

それらとあなたの『海賊モノ』は『どう違う』のか?

 

『仲間を集めながら世界一を目指す』という説明。

格闘モノ、冒険モノの王道の説明ですね。

 

『冒頭の説明』として『間違いではない』のですが

これで、読みに行きますか?

 

アマゾンに並んでいるなら読んでもらえるかもしれませんが

Twitterプロフにこれが書いてあったら、

リンクを踏んでもらえる確率はそう高くないでしょう。

 

だって、似たようなものはアマゾンで読めますから。

そもそも、『ONEPIECE読んでりゃいいじゃん』、と

思われるような紹介文は

『書く意味がない』のです。

 

言っちゃ悪いですが

アマゾン以外に無料公開されているアマチュアの作品より

アマゾンの無料インディーズで読める作品の方が

『面白い確率は高い』のです。

 

あなたが『小説家になろう』で小説を公開している場合、

『なろう作家』と競争していると思っているかもしれませんが

『読者』は『アマゾンでも本を買っている』のです。

だから、『小説を書き始めた』時点で、

『アマゾンの作家と競争をしている』のですよ。

 

たまに『なろうだけ読んでる』という人はいますが

大多数はそうじゃないですから。

 

 

最終的に『コミカライズされたい』という目標が有る場合はとくに

『アマゾンで販売される』のですから

『ライバル』は『アマゾンの作家』なんです。

 

『アマゾンでも売れる話』でないと

そもそもが『書籍化』の話はこないのですから。

 

『なろうの中で上に行く』のは『当然』であって

『アマゾンで並んでも遜色ない』レベルが必要なんです。

 

『なろう小説で書籍化された作家』を目標にするのも

目標がないよりは悪くはないですが

そもそもが、アマゾンだけで有料販売されて売れている小説を

ライバル視しましょう。

 

【効果ない】フォロワーが200以下。

前述した『ダメなこと』を一切やってなくて

『巧い説明文』を書いていたとしても

フォロワーが200以下では『意味がない』です。

 

Twitterって『フォロワーがメイン読者』です。

そのフォロワーが数百では、『広報の効果は低い』のです。

 

なぜなら、

フォロワーが200以下の場合

フォロワーは『読者ではない』です。

 

フォロワーが200以下の場合、

フォロワーは友人知人と業者です。

 

そもそもが200人に業者が一人も居なかったとしても、

『200人に告知した』ところで

読んでくれるのは二人です。

【小説を書いたあと】評価されるのは1%と心得よ。 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

『評価されるのは1%』なのです。

  • フォロワーが100人いたら、読者は一人。
  • フォロワーが1000人いたら、読者は10人。
  • フォロワーが一万人いたら、読者は100人。

ここより数がふえてくると『本気読者』が多くなってきます。

『四万フォロワー』いれば、商業誌を出しても初動が合格すると言われます。

『初動が合格』というのは『それ以上売れれば重版される可能性が残される』ということです。

初動がダメなら、ニ巻が出たとしても、初版が重版されないので

結果的に『販売冊数は増えない』のです。

 

そもそも、フォロワーが100人ぐらいしかいないのに

フォローが100を越えている。

 

こういう場合、

『先にフォローして、返礼でリフォローされる』ことを期待しているのですよね?

そういうのは、見た人にもわかります。

 

フォロワーが数人で、フォローが100を越えている場合

それは『情報収拾用アカウント』であって

『広報アカウント』にはならないので

そこで広報しても意味がないです。

 

 

これ以上は『小説の書き方』ではないので

頑張って考えて、色々試してみてください。

 

『SNSのフォロワーを増やす』のが、『広報』の手段の大きな一つです。

 

『読者にとって有用なことを発進し続ける』ことが

フォロワーを増やす王道の手段です。

 

『広報』でTwitterを使うのでしたら

『日記』『情報収集』とは別のアカウントを作りましょう。

 

『読者に必要な情報』を把握する。

『読者に必要な情報』とはナニカ?

それを考えてみてください。

 

小説の読者は『面白い小説』を『読みたい』のです。

『面白い』というのは、ゲラゲラ笑える、という意味ではなく

『興味深い』ということ。

『必死になって読み込んで時間を忘れる』そういう『体験』がほしいのです。

 

『小説』は『娯楽産業』の一翼を担っています。

けれど、漫画よりさらに『コアな読者』になります。

 

なぜなら『絵を見ていれば良い漫画』より

『文字だけで読む』ことにより

想像力の高い読者』が多いのです。

 

つまりは『読者の想像力』より『あなたの想像力』が勝たないと

『面白い』と思ってもらえないのです。

 

だから、漫画やイラストより、はるかにプロになる壁は高いのですよ。

 

そんな『想像力の高い読者』に、

「あ、これ面白そうだな」と『思われる紹介文』が必要なのですね。

 

読んでもらったあとで、

文章がヘタだとか、構成が悪いとかの話になるのです。

 

【小説を書いたあと】評価されるのは1%と心得よ。 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

この記事で算出した『評価の悪い状態1%以下』なら

文章の勉強をしなければなりませんが

それ以外の場合は、『多作』と『広報』が最優先なのです。

 

  • たくさん書く。
  • たくさん『上手に』広報する。

 

 

漫画家が『紹介文が巧いことが必要か?』と言われれば

『絵が巧い方が必須』ですが、

『小説』は『テキストだけの芸術』です。

『紹介文がヘタ』ということは『小説もヘタ』だと思われます。

 

もちろん、漫画やイラストでも『テキストが巧い』なら

売れやすいです。

ですが『絵が巧い』方が先ですよね。

『巧い』というか『センスがある』ことが重要です。

 

でも、小説は『テキストの芸術』だから

紹介文がヘタだと、小説もヘタです。

 

『巧い紹介文』は天井知らずです。

でも『ヘタな紹介文』はテンプレがあります。

 

 

この記事で書いたようなことを『省いていく』ことで

『ヘタな紹介文』である確率は下がります。

 

 

その中で、何度も紹介文を書いて、読者が増えるかどうか

『数字で確認』してください。

 

『ブクマや星、いいね』に注目するのではなく

『閲覧数』に注目してください。

 

必ず、『紹介文によって閲覧数は変わる』のです。

 

『紹介文によって閲覧数が変わる』証拠として

『タイトルが紹介文になってしまった』ということ。

 

わかい人向けだと『かっこいいタイトル』では

手にとられなくなってしまいましたね。

 

ポータルに表示されるときでも

『タイトルで中身を説明する』ことが必要になります。

『読まれるタイトル』も研究してください。

 

『ガラスのうさぎ』とかのタイトルでは、

わかい人に手にとってはもらえない確率があがりましたね。

ただ、そういうタイトルは、年配にはアピール力があります。

 

読者(ターゲット)を明確化して

その購買層に合うタイトル、内容にしましょう。

 

『小説の多作』は最大の広報になる。

『ネット上に小説を公開』しているのでしたら

『多作』は『広報の一種』になります。

 

なぜなら、

  • 『小説を公開するたび』に『Twitterに広報を打てる』から。
  • 『小説を公開するたび』に『ポータルのトップにリンクが張られる』から。

『ポータルのトップ』というのは、なろうやカクヨムなどの『トップ頁』です。

『今、投稿された小説』がトップ頁からリンクされていますね?

 

『なろうの読者』など『SNSの読者』なら、

そこから大多数が小説を読みに来てくれます。

 

だからこそ『多作』は『強い』のです。

 

『多作』することで、文章は確実にうまくなります。

その上で『広報にもなる』のです。

 

だから、私は、『多作』を推奨しています。

 

『多作』にまさる広報はないのです!

少しでも小説を書く本数を少なくして、プロになりたい。

そんな考えは吹き飛ばしましょう。

 

『多作』にまさる広報はないのです!

まとめ。

プロになれば、広報やデザインは出版社がやってくれますが

アマチュアの時代は、それらを『自分でする』必要があるのです。

 

『売れたい(評価がほしい)』なら

『小説を書くだけ』ではなく『広報』を真剣に考えてください。

 

『現状で評価が低い』のであれば

『小説が良ければいつかむくわれる』などと思わないように。

『広報』にちゃんと時間を配分しましょう。

 

>>>広報についての記事一覧はこちら<<<

 

【この記事を書いた日 2022/10/18 8:59 】

 

 

 

 

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