『我慢しなさい』って良く言われた人は多いと思います。
- 男なら泣くな!
- 女の子は恥じらいを持って!
- 男なら泣くな!
- 感情を簡単に表に出すな。
- 感情の我慢。
- 女の子は恥じらいを持って!
- 疲れたからといって足を開くな!
- 行動の我慢。
今は少なくなったようですが
『女らしく』『男らしく』というのはすでに
『我慢の強要』ですよね。
小説に限らず、創作って
こういう『我慢の発露』であることが多いです。
だから、『我慢し続けた人』程
『強烈な作品を作る』のですね。
『我慢していたことをあらわにする』
つまりは『恥の部分を見せる』ということです。
男性に多いですが
『怖がっている』と『知られたくない』人、多いでしょう?
『虚勢を張る』という状態ですね。
だからこそ、創作では
- 『悪に勝つ』
- 『弱者が勝つ』
そういう物語が喜ばれるのです。
- 『弱いから怖くて立ち向かえない』という『恥』。
- 『悪に立ち向かわず長いものに巻かれてしまった』という『恥』。
- お葬式なのに笑ってしまいそうになる『感情抑制が効かない』ための『恥』。
こういうのを『創作』に転化することで
救われる人がいるのですね。
殆どの人にとって
『喜び』より『悲しみ』『怒り』の方が
パワーは強いです。
『これを知ったら一万円得ですよ!』より
『これを知らなかったら一万円の損ですよ!』のほうが
訴求力があるのです。
『手に入る』より『失う』方がパワーがあるのですね。
『なにかをしたこと』で『恥をかく』よりは
『なにもしない』ことで『恥をかかない』方が
よいのです。
なぜなら『恥をかく』のは『マイナス(失う)』ことだから。
そういう理由で『始めない』人がおおいのですね。
こんな小説を公開して恥を書かないかしら?
そう思ってるから公開しない人が多いでしょう。
安心してください。
そういう人の小説は、毒にも薬にもならないので
『注目されない』から
罵声を浴びることもありません。
『恥』を『怖がっている』あいだは
ろくな小説を書けません。
なぜなら『嘲笑されたくない』という感情を前提に
『創作』をして、『よいもの』ができることがないからです。
冒頭に書いたように
『創作』は『恥の切り売り』だからですね。
どんなに素晴らしい創作物を公開したとしても
100%の称賛は浴びないのです。
1%は必ずアンチがわきます。
だから、100人のファンができると、
批判する人が一人は発生するのです。
アンチが出たときの対応はこちらの記事で。
『自分を批判する人が存在する』って『恥』でしょう?
だから、『怖い』。
だから、『創作をやめてしまう』。
こういう手段をとって、筆を折った人をたくさん知っています。
インターネット黎明期に
頑張ってサイトを作り、創作を公開していた人たち。
そのかたがたの何人が生き残って創作をしているのかと思います。
正面からアンチと戦っていた人も多かったです。
サイトトップのメッセージが段々ヒステリックになっていって
『変な人が来るようになったのでサイトを閉じます』。
そういうメッセージを残して消えて行ったサイトの
なんと多かったことか。
あなたに大事なのはファンでしょう?
喜んで読んでいた人たちがいたのに、
そういう人を全部無視して
一人のアンチに対応して
一人のアンチのために筆を負ってしまった。
アンチなんて
- 気にしなきゃいいのに。
- 対応しなきゃいのに。
そういうことに気付かないのですね。
こういうのは、一般人だけじゃないんです。
公共の人もそうなんです。
以前、不謹慎だなんだでお祭りがなくなって行ったとき
とある市の祭り中止がテレビで特集を組んでいました。
市役所は『四通の批判の手紙が来た』から
祭りを辞めたそうです。
グッジョブにも、インタビュアーはこうも聞いていました。
「お祭りに賛成した人から、手紙はこなかったんですか?」
「お祭りが良かった、という感想も、152通いただいていました」
この市役所のかたがたは
『152人の良かった!』メッセージを無視して
『四通の悪かった!』メッセージを優先したのです。
民主主義としてもおかしくないですか?
こういうことが、『普通にある』のです。
小学校のそばに引っ越してきた人が
『小学校の放送がうるさい!』と文句を言うから
小学校側が放送を控えて、子供たちに
一斉通達がしにくくなった、とか。
いやいやいや、
小学校がうるさいのはわかってるやん?
うるさいところに引っ越してきて文句を言うのは筋違いでしょう?
アンチってそういう『無茶を平気で言う』のです。
そんなアンチに付き合う必要がありますか?
アンチが発生したら
ファンが100人到達した! やった!ヽ(´▽`)ノ
そう、喜んでおけばよいのです。
厭味を言って喜ぶ人に厭味を言ってくる人はいません。
なぜなら『厭味を言って嫌がってほしい』からです。
アンチって『あなたが嫌いなのではない』のです。
『文句を言ったら嫌がる人』を『探している』のです。
だから、あなたが『文句を言われても嫌がらない』なら
ヒットエンドランして消えるんですよ。
アンチには対応してはいけないのです。
『アンチ』と『否定的意見を言う人』は別なので
そこは割り切りが必要ですが
『アンチ』には対応してはいけません。
そうなると『アンチがわいた』ことも『恥』ではなくなるでしょう?
『犬に噛まれたことがある』から『犬が怖い』それは当然のことですが
全部の犬が噛むわけではないのです。
そして、だいたいにおいては
『あなたの悩みや恥』って『他の人も感じている』のですね。
だから、その『恥』を創作に生かすと
とたんに『読者の心に刺さる』のです。
先程も書きましたが、
『怖がっている』と『知られたくない』人、多いでしょう?
『虚勢を張る』という状態ですね。
だからこそ、創作では
- 『悪に勝つ』
- 『弱者が勝つ』
そういう物語が喜ばれるのです。
『あなたの恥じ』を『詰め込んだ主人公』を作って
その主人公が
あなたが『しないことを選択したこと』を実行していく。
そういう話を作ってみませんか?
私は、『それをするのは大変だから』という理由で
『しない』ことを選択したけど
主人公にはそれを『させる』のです。
小説なら『彼女はその努力を10年続けた』とかも
二秒で書けるでしょう?
10年続けたなら達成するであろうことを
その主人公に味わわせればよいのです。
- あなたがしたかったこと。
- あなたが恥だからやめたこと。
それらをネタにして、小説を書いてみませんか?
- あなたが悔しかったこと。
- あなたが失敗だと思ったこと。
それらをどうやっていたら回避できたのか?
それが『成功譚』になるでしょう?
失敗を表に出せる人って少ないですよね。
『失敗』が『恥』だと『思っている』からです。
バスケットボールとかの競技で
『最高特典』を取る人っているでしょう?
MVPとか。
『最高の栄誉』を手にしたその人は
『世界で一番バスケットゴールを決めた人』ですよね?
逆に言うと『世界で一番バスケットゴールを外した人』でもあるんですよ。
なぜでしょう?
なぜ『たくさんのゴールを決められた』のでしょう?
『たくさんゴール仕様としたから』ですよね?
野球の『打者』のほめ言葉ってご存じでしょうか?
『三割打者』って言うんです。
意味は、わかりますよね?
10回打席に立って、三回ヒット以上を打った。
そういうことでしょう?
つまりはわかりますか?
『三割打者って凄い!』けど
七割は外しているのです。
バスケットゴールも一緒で
50%以上の確率でゴールを決める人なんていないんですよ。
つまりは『半分以上は失敗している』のです。
でも、『トライ回数が多い』から
『ゴールした回数も多い』ので『世界一になった』のですね。
創作も一緒なんです。
他の『成功譚』も一緒なんです。
『トライした回数が多い』から
『成功した数が多い』だけで
そういう人って『失敗した数も多い』んですよ。
『失敗という恥』が怖いから『トライしない』でしょう?
『トライしない』から『成功しない』んですよ。
でも、『普通の人』は
『トライしない』ことで『失敗しない』ことを
喜んでいるのです。
『失敗すること』が『最大の恥』だと『思っているから』ですね。
世界一、ゴールを決めた人って
世界一、ゴールを外してるんですよ。
それって恥ですか?
『普通の人が恥』だと思う
『ゴールを外す』という行為。
それを繰り返したから、『成功』したんです。
それが『恥を切り売りする』ということなんですよ。
もちろん、『成功した人』は
『失敗したこと』を『恥』だとは思っていないです。
成功してしまえば『失敗は成功への一里塚』ですから。
そして、一度『ナニカで成功した人』って
『失敗はいくつも発生すること』だと『知っている』ので
『失敗を恥』だと『思わない』んですね。
恥じゃないから怖くないので
何回も失敗して
その失敗から教訓をえて、成功に至るのです。
『恥ずかしい』って人間にしかない感情だと言われますが
猫や猿やライオンだって
ナニカに失敗したときはばつが悪い顔をしたり
誤魔化したりします。
別に高等な感情でもなく
『恐怖を知っている動物』なら誰でももつことです。
だから『恥ずかしいのはあなただけではない』のです。
そして『恥ずかしいと思わなくなった』時
成功しているのですね。
私なんかは注目されるのが嫌いなので
芸能人とか、よくやるなぁ、と思いますよ。
カメラからは逃げる!
そういう性格をしていますww
第一の理由は
『私を知らない人』にまで『私を批判されたくない』からですね。
私は、中学生高校生の時に軽いいじめにあっていたので
『嫌われるのが怖い』というのは、もう無いのです。
ずっと嫌われてきたから。
その中でも、先生には好かれていましたし
クラブの面々も普通に付き合ってくれたので
『いじめてくる人が悪い』という線引きができていました。
小さな小さな小さなイラスト展で
一位を取ったこともありますしw
小説で食べて行けました。
つまりは
『認められたから対価をいただけた』という状態が
『続いている』のですね。
でも、アンチはたまに沸いていました。
3Dのほうでも数年前に
「あなたはもう何をやっても無駄ですよ」
みたいなコメントをさくっと削除したことがあります。
おお! 3Dでもファンが100人増えたか!
そう、喜びました。
『私を嫌いな人は一定数いる』。
そういうことです。
なので『全世界の人に好かれたい』とか
『なるべく多くの人に好かれたい』とか
私には無いのですね。
『私を好きな人だけが周りを囲んでくれればいい』。
そういうスタンスです。
その周りで、私を嫌いな人がどれだけいてもかまわないのです。
私の周りには、
『私を好きでいてくれる人たちがいてくれる』のですから。
そう思うと、『恥』って案外少ないです。
まぁ、また、『全裸村』で全裸で生活するほどの度胸はもてませんが。
その第一はブラジャーをつけないと胸が垂れる。
その心配であって
裸になること自体は、周りが全裸なら
気にしないのじゃないかなぁ、と思います。
たぶん、みんながスタイルがよいわけではないと思うんですよね。
みんなスタイルいいかな?
『太っている自分』には恥があります。
だから、痩せるために努力しているのですね。
ただ『太っている自分』に『恥はある』のですが
『その恥』は『恐怖ではない』ので
普通に、ブログで体重とか公開して
『痩せるために頑張っていること』を書いています。
私にとっては『自分の体重』って
『秘匿情報』だとは思っていないので、
公開しても何も恥ずかしいことはありません。
『太っている自分』は『怠慢の象徴』だから『恥』なんです。
若いころからもっと運動をしておけば良かった!
もっと健康的な食生活をしていれば良かった!
そういう『公開の集大成』が『今の体型』だから
『自分の怠慢』は『恥』なのです。
でも、私は今、それを『克服しようとしている』のですね。
だから、『過去にしなかったこと』も
『しなたかっこと』は『恥』ですが
『過去仁科括弧とを公開する』ことに関しては
恥ではないのです。
そういうのもあって
『体重の数値』は恥ずかしくは無いのです。
だって『今現在、その体重なのだから』。
現状認識をしないと前に進めません。
その『現状認識』が恥だと思って
『認めない』から前に進めないのです。
なんで体重なんてものが
秘匿情報になっちゃったんでしょうね?
凄い不思議。
私はあんまり運動もしてこなかった。
だから、今後もあまり運動はしないでしょう。
散歩ぐらいはしますが、アスリートになる気はありません。
だからこそ『私にはできないこと』を
小説で主人公にさせるのです。
私は『したかった』けど『しないという選択をした』こと。
なぜ『しない』という『選択』をしたのか?
その大半は『怠慢』から。
『怠慢』を私は『恥』だと感じるから
『しなかったこと』は『恥』の一種だと感じる。
『恥』だから『強い感情がある』。
『したかった!!!!』
その『強い感情』を『小説にする』と
読者の心にささるものになりやすい。
だからこそ、小説を書くことで食べて行けたのです。
特にエロ小説なんて、恥の切り売りもいいところですw
その上で凌辱モノですからw
『こんな小説書いてます』って
親の知り合いとかには言いませんww
つまりは、『小説家だと言わない』のですから
私は『無職扱い』なのですw
どっちか恥ずかしいかと言うと
エロ小説書いてますって言う方が恥ずかしいから言ってないのですね。
昔から『家でパソコンの仕事をしています』
そう言っていました。
昔は『どうせゲームしてるんでしょう?』って扱いでしたが
コロナの五年ぐらい前から肯定的に受け取られるようになりました。
「いいね! 家でできるのが一番いいよね!
パソコン使えるんだ凄いね!」
そんな感じ。
コロナになってからはもう、羨望の的ですよww
引越しをしたときも不動産屋さんに言われました。
「お嬢さんの仕事とか、どうされるかと思ってました」
「家でパソコンで仕事しているので、ネットさえ接続していれば何処でも大丈夫なんです」
「いいですね! 最強の仕事ですね! それは、ネット環境をちゃんと調べておかないといけませんね!」
『パソコンの仕事』と言えば内容は誰も聞いてこないww
本当によい仕事です。
『恥』ってそんなふうに時節で変わるものです。
『永遠に恥』ではないのですよ。
そして『誰にとっても恥』でもないのです。
『たかがそんなこと』って笑い飛ばしてくれる人は必ずいます。
たとえば、家族全員が色白なら
色黒に生まれたら『恥』だと思うかもしれません。
家族全員が東大出身なら、京大に入ってしまったことは恥でしょう。
『恥』って『相対的』なんです。
そういう部分を『創作に生かす』ことで
ガツガツと読者の心に刺さります。
最初は『自分の恥』を書くのは難しいかもしれません。
だって『恥と直面したくない』ですよね?
だから『他人の恥』を書いてみるとよいのです。
家族全員が東大出身なら、京大に入ってしまったことは恥でしょう。
そういう主人公って簡単に想像がつきますよね?
他人より優秀なのに、
家族がもっと優秀だから自己肯定感が低い秀才。
何を褒めても『お世辞』だと受取
他人からの好意も『おべんちゃら』だと思って受け止めない。
常に社会全部が敵で、寝るヒマもなく頑張っているのに
家族から虐げられて地獄の底にいる。
そんな主人公が
- 自分を認めてくれる人と出合って気楽になっていく話。
- もっと努力を重ねて体を壊して、でも頑張っている話。
- 体を壊して死んで、異世界転生した話。
いくらでも話は作れるでしょう?
だって『あなたの隣』にそういう人、いるでしょう?
家族全員が東大、はそういないでしょうけど
- 家族全員が優秀だからみそっかす扱いされているとか。
- 友人が凄いから、自分も凄いのに認められていない人とか。
想像もたやすいですよね?
自分は頑張っているのに、そばに同ジャンルの天才がいる!
そういう状況。
漫画で良くありますね。
そういう『主人公が恥だと思うこと』を『トラウマ』として設定して
そこを中心に話を回していくのです。
似たトラウマを抱えている読者の心にぐさぐさ刺さります。
最近はやっている『ザマー系』もこれですね。
いつもブラックな環境で我慢をしている、恥をかかされているから
こういうのがはやるのですね。
『恥』を使うと、簡単に読者の心にささります。
身につまされるほどよいのです。
『あなたの恥を切り売りする』という意味がわかってもらえたでしょうか?
楽しく、小説を書いていきましょう!
【この記事を書いた日 2022/09/29 9:33 】