【小説を書く前に】『N年以内にプロにならないといけない!』

小説を書く熟練度 超初級

N年以内にプロにならないといけない!

『小説家になりたい』人がよく言う言葉です。

 

『多作』ができている人、

『多作をする覚悟』がある人は、この記事を読む必要はないです。

 

こういうことを考えている人 ↓ だけ、読んでください。

N年以内にプロの小説家にならないといけなくて
生活を犠牲にしています。

小説をなるべく少ない作品だけ描いて

プロの小説家になりたいから

私にあったジャンルを教えてください。

ここまで『書きたくない』って質問をする人はいないですが、

質問を総合すると、こういうことを言う人は何人かいました。

 

小説の書き方について、晶山嵐が残念がっている
晶山嵐
これを聞くと本当にうんざりします。

『小説を書きたい』人は、滅多に口にしないのに。

 

【小説の書き方】pixivでブクマを増やす方法。ブクマ100突破しました!【嬉しいご報告】 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

 ↑ この記事で書いている『Aさん』でも

『評価がほしい』であって『プロ作家になりたい』って一言も言ってないんです。

 

『評価がほしい』は、方向が変わると『小説を書いて稼ぎたい』になるので

『プロ作家になりたい』が『含まれる「かも」しれない』ですが

『プロ作家に何年以内になりたい』とは『わけが違う』のです。

このAさんは、『本当に多作し続けた』のですから。

 

『努力ができる人』は助けたいと思うものです。

でも『書きたくない(努力したくない)』と言っている人に

避ける時間は無いのです。

 

 

『絵を描いている人』で『プロになりたい』って言ってる人を

何人見たことがありますか?

 

『絵はがき』を描いている人で

『プロになりたい』って人を何人見たことがありますか?

 

『小説書くことのアマチュア』って

絵はがき初心者レベルなんですよ。

 

その時点で『プロになりたい』とか

『言うのは自由』なんですが

『努力をしろよ』という話。

N年以内にプロの画家にならないといけなくて
生活を犠牲にしています。

絵はがきをなるべく少ない枚数だけ描いて

プロの画家になりたいから

私にあったジャンルを教えてください。

 

N年以内に課長にならないといけなくて
生活を犠牲にしています。

仕事をなるべく少ない数だけして

課長になりたいから

私にあった仕事を教えてください。

これらって、『変な質問』だと思いませんか?

 

でも、小説家を目指す人って普通に言うんですよ。 ↓ 

 

N年以内にプロの小説家にならないといけなくて
生活を犠牲にしています。

小説をなるべく少ない枚数だけ描いて

プロの小説家になりたいから

私にあったジャンルを教えてください。

思いついたジャンルを端から書けよ!

  • 何年以内にプロにならないといけないとか、
  • 『書くため』に生活を犠牲にしているとか

読者には関係のない話です。

 

『小説を書くこと』に『必要な努力』は

『読者に届く努力』です。

 

だから『書きもせずに悩んでいる』ことは

『読者に届かない』ので、しても無駄というか害悪なんですね。

 

小説の書き方について、晶山嵐が残念がっている
晶山嵐
『まず』『書け』。

小説の書き方について、晶山嵐が残念がっている
晶山嵐
そして公開しろ。

私が何度もそう書くのは、そういうことです。

 

書いただけでは『そこに小説がある』と『知らない』から

『読者がつかない』。

 

誰にも読んでもらえないなら

もちろん

プロになるためのオファーはこない。

 

 

古今東西、あらゆる媒体が『新人を探している』ので

SNSやサイトで『公開』して実力があればれば

いろんなオファーが向こうから来ます。

 

私は、『Create3D』で『天川和香』の名前で3Dサイトを作っています。

ただ『記事を公開していただけ』で有料講師のオファーとか来るんです。

東京から大阪の私の家まで、『教えを請いに』いらっしゃったかたもいるんです。

 

『したことを公開する』って、それだけ『凄いこと』なんですよ。

 

誰でも『公開』できるようになりました。

今は、そういう時代なんです。

『この人凄いな』と思われれば、オファーは来るんです。

 

 

何年以内にプロになりたいとか

あなたがあなたの都合で年数を決めているだけ。

 

たとえ

あなたの余生があと一年だから

半年以内にプロになって、商業誌になった自分の本を見てみたい。

 

そんな理由でも、

『あなたの都合』であって『読者は関係ない』のです。

 

 

何度も書いているように

『書きたい』なら、『どうやってでも書く』のですから

『プロになれないから小説を書くのをやめる』という

『選択肢』は『出ない』のですよ。

 

だって『好きで小説を書いている』のを『辞める理由』がありますか?

 

私も、『同人誌で稼いでいた』のをやめましたが

そのあともずっと『小説自体は書いている』のです。

 

だって『小説を書くこと』が『好き』だから。

夜に小説を書き始めると、徹夜してしまうことがあるから

昼しか書かない。

それぐらい、『小説を書くこと』が『好き』なんです。

 

ゲームをするぐらいなら、小説を書く方が楽しいんです。

 

 

『好きでゲームをしているのを辞める理由』ってなんですか?

『ゲームより面白いものを見つけた』からですよね?

 

『どのジャンルが向いてるか?』と『考える』時点で

『小説を書きたくない』んですよね。

 

『小説を書きたい』なら『このジャンルどうだ?』と

『思った時点』で『書いてる』んですよ。

 

 

ジャンルを羅列した上で『書いていない』ということは

『小説を書きたくない』と思ってるんですよね。

 

 

『小説を書く』ことを『後回しにする』理由って

『「小説を書く」ことより面白いことがある』からですよね?

なら、そっちを優先させたらいいんです。

 

『小説を書くことを好きではない』時点で

プロになる可能性は限りなく低いです。

そこをまず、突破しましょう。

『好きなこと』をまずやりましょう。

『好きな分野』でアマチュア脱出できることを考えましょう。

『ご飯を食べるのを忘れるほど』

『寝るのを忘れるほど』『したいこと』をみつけましょう。

したいことがないからって

『一番簡単になれそう』な小説家を目指してもなれません。

 

 

『天才』でない限りは『秀才』になるしかプロにはなれません。

 

だから、『天才』でない場合

趣味として多作して、実力がついてきたら

自然と人気が出てきてオファーがかかるのです。

 

『天才でない場合』は『正当な努力をしながらそれを待つ』しか

方法はありません。

 

 

『自分は天才ではない』ということを認めましょう。

『一作目で売れていない』時点で『天才ではない』のです。

それを自覚して、『自分は天才ではない』ことを『認める』ことをしてください。

 

天才って一作目、せめて、10作目までに売れます。

10作書いて『評価が高くなる』ことがなければ

『天才ではない』のです。

 

『天才』というのは実際にいます。

コロナだから、ヒマなので小説を書き始めてみました。

で、パッと売れる人は『天才』です。

今まで『やらなかった』から『売れなかった』『だけ』ですね。

 

 

『処女作でミリオンヒット!』とか報道されることがあるために

『初めて書いた一作目でヒットする』ことを夢みるのは自由ですが

『処女作』って『初めて書いた一作目』ではなく

『出版社が出版した一作目』です。

 

50年間アマチュアで小説を一万本書いていても

『商業誌一作目』で『新人』なんですよ。

 

『商業誌一作目』で売れたのを『処女作でヒット!』って表現されるんです。

 

『初めて書いた一作目』でヒットすることなんて、

天才でもそうそうないです。

 

 

10作書いていないのならとっとと書いて公開しましょう。

そして、10作目の段階で『思うぐらいヒットしなかった』のなら

『天才ではない』ことを『認める』ことをしましょう。

 

『自分が天才でないことを認めたくない』から『書かない』のなら

プロになることはあきらめましょう。

 

 

『書かない』選択をする人は小説家にはなれません。

 

『天才でないことを確認したけど書きたい』なら

『秀才』として努力しましょう。

 

 

 

『秀才』は『多作』しか手段はありません。

秀才以下でも多作しか手段はありません。

 

『多作』以外の選択肢はないのです。

 

有るにはありますがお金がかかります。

『自費出版』で
『書店に並べてもらって』、

自費で数百冊購入すれば、

『その書店のトップセラー』に名前が出るので

そのあと『売れる確率』は上がるでしょう。

『先行投資がゼロだから小説家を目指す』人が選択できる手段ではないですよね。

 

なんでも『やっていればうまくなる』のです。

そういう点では、『小説を書く』ことは

『簡単』です。

 

 

ただ『時間』も『コスト』なんです。

『うまくなるまで修行する』ことで『時間コスト』がかかります。

 

だから『好きでやってる』のでなければ、

『時間コストをかけてまで努力する』ことは『続けられない』のですね。

 

小説家になるのか簡単ではない理由。

漫画家になるなら、

  • ペンやインクや原稿用紙を買わなければならない。
    • デジタルアプリを買わなければならない。
  • 『描く技法』をあげないといけない。
  • コマワリか縦読みの構図もうまくないといけない。
  • 話もうまくないといけない。

 

料理研究家になるなら

  • 材料を買わなければならない。
  • 料理がうまくなければならない。
  • 見た目は悪くない状態でなければいけない。
  • 動画を撮影できなければならない。

 

ドキュメント作家になるには

  • 取材が必要。

 

小説家になるなら

  • 話がうまければいい。

 

たしかに、『小説家になるための達成条件』は他の業種よりはるかに低いです。

 

他の職業は『始めるためのコスト(先行投資)』が必要ですが

『作家』はそれがない。

達成条件も一つだけ。

 

国語ができれば、『モノになる』。

だから、『始めやすい』。

 

 

『みんな、そう考える』から、

先行投資が必要な他の創作系職業より

『希望者が多い』のです。

 

 

『小説家が一番楽だ!』と、『みんな考える』んです。

つまりは『ライバルが超多いん』ですよ。

 

長年小説を書いてきた私にとっては

『面白い話を書く』って、物凄くハードルが高いんですが

初心者ほど、それがわからないんでしょうね。

なぜなら『入手できる本が全部面白い』から。

 

『自分がヘタ』だと『ちょっと巧いアマチュア』の作品でも

『巧いと思う』んですよね。

だって、自分がそれよりヘタだから。

 

そして、『やったことがない人』って『一流のものしか見てない』から

『誰でもこれができる』と錯覚しちゃうんです。

一流の下に、二流三流四流……アマチュアと『居ることを認識していない』のですね。

 

 

小説家は、

『金銭コストはいらない』けど『ライバルが他の何十倍いる』んです。

それも理解してくださいね。

 

 

『書きたくない』のに上にいけるような甘い世界じゃないんです。

これはどの創作でも一緒です。

 

『作品を作りたくない』けど『この業界でプロになりたい』
そんな考えでプロになれるほど、創作業界は甘くないです。

練習したくないけど、巨人軍のピッチャーになりたい。

そういっているのと同じなんです。

 

 

プロですら『ネタがない!』で発狂するほどストレスになるんですから。

 

 

他の業界だと、 『トップ0.01%(一万人に一人)』はプロになるかもしれませんが

『小説家』だと、

『トップ0.001%(10万人に一人)』ぐらいもプロになれないでしょう。

とにかく『希望者が多い』のですから。

 

 

多分ね

『この会社に入りたいわけじゃないけどこの業界の会社に入社したい』

そんな思惑で『就職できてしまっている』から

他業種もそうだと思うのでしょう。

 

小説家って『完全歩合給』ですよ。

『一度売れたら』印税はしばらくおいしいです。

最近はデジタルになったので『在庫』がないために

一度『販路に乗せる』と、延々と売れます。

 

私の本も、もう、出版社は広報してないと思うんですが

続巻も出していないのに、

地道に延々と売れています。

 

アマゾンとかの『この本を買っている人はこの本を買っています』とかで

売れてるんだと思います。

あれは、販売者に取っては良いシステムですよね!

 

 

でも、売れなければ印税も何も、年間収入ゼロ円ですよ。

上司から『これやって』なんて『指示はこない』んですよ。

自分でネタを探して、自分で書くしかないんです。

 

出版社がついていなければ『編集さんに聞くこと』すらできないんです。

そんな状態で『書きたくない』人が続けられる確率は、ゼロに近いんですよ。

 

 

まず、今、『給料をもらっている業界』で頑張って

『その業界の本』を書く方が

『作家』としては売れやすいです。

 

 

会社でうだつが上がらないから副業をしたい。

小説を書きたくないけど小遣い稼ぎのためにプロ作家を目指すとか

無理ですからね。

 

 

お金をもらえている仕事で大成できない人が

お金をもらえない仕事で大成できる理由はないです。

 

アマチュア小説家って、もちろん、お金にならないんですからね。

だからこそ『N年以内にプロになりたい』と『言う』のでしょうけど

99.99%達成できないです。

 

 

逆に、プロ作家になりたいから

『小説を書きたくて書きたくてしょうがない』ので

生活最低限の給料だけもらえる仕事をして

他はずっと小説を書いている。

 

そんな人の方が、プロ作家になれる確率は高いでしょう。

『好きこそものの上手なれ』です。

 

 

手軽に小説家なんて目指さず

『自分の天才が発揮される業界を見つける』ために

あちこにの業界をうろうろする方が

最終的には稼げますよ。

 

小説の天才ではないからって、他の天才ではないわけではないですから。

『したいこと』は『天才になりやすい』のですから

『したいこと』を『集中してやる』ことで『才能は発揮され』

『簡単に稼ぐ』ことが可能になります。

 

『簡単に稼ぐ』ことは可能なんです。

『あなたの天才が発揮される分野』であれば。

 

『小説をなるべく書かずにプロになりたい』という時点で

『小説の才能はないよ』、というだけの話なんですね。

 

才能がある分野は『簡単に達成できる』のです。

『やりたくない』時点で、その分野の才能はないんですよ。

 

あなたの才能が生かせる他の業界を目指しましょう。

 

まとめ。

『小説を書くことが三度のメシより好き』でない限り

『プロ小説家』への道は遠いです。

 

『好きなこと』を見つけて、そっちに時間を割くほうが

あなたにとって『簡単に稼げる』ことになります。

 

あなたの天分が見つかるよう、祈っております。

 

【この記事を書いた日 2022/10/18 10:57 】

 

 

 

 

 

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