【小説の書き方】自分にあったジャンルを知りたい。

【小説の書き方】自分にあったジャンルを知りたい。 小説を書く熟練度 超初級

小説を書くにあたって

『自分に合ったジャンルをしりたい』

そう思うのは、仕方のないことです。

 

ただ、『そう思える』のって『幸せなこと』なんですよ。

 

なぜなら、こういうことです。

殆どの人は『最初に書いた一つのジャンル』しか『書けない』から。

 

結論。

やることは一つ。

  1. 思いついたジャンルを
  2. 端から書いてみる。

それだけです。

 

以下は、その説明です。

『なんでも書ける』才能がある。

『自分に合ったジャンルを知りたい』と『思う』あなたは

『なんでも書ける』という『才能』を持っているのです。

『最初に手がけただけのジャンル』ではなく

市場をリサーチして『売れているジャンル』も『書けるな』と思った。

 

それは、素晴らしいことです。

まず、それを誇りにしましょう。

 

ただ、逆に言うと『得意ジャンルがない』という欠点にもなります。

『基本ジャンル』は少なくとも

ランキング入りするレベルになっておきましょう。

ランキングがない場合、『上位20%』を目指しましょう。

ジャンル移動を考えるのはそれからでも遅くはありませんし

早ければ器用貧乏で『どのジャンルも苦手』になりかねません。

 

『やっぱり最初のジャンルがいいな』と『もどれる』環境を整えてから

ジャンル移動するのが、『精神的に安全』です。

 

『リサーチ』をするのが素晴らしい。

『リサーチ』を殆どの人はしません。

 

どれぐらいリサーチの知識がないかというとこういうことです。

『本当に会社を作っている社長さん』が

見本市に出展して、『搬入数』を決めるときに

『サイトのアクセス回数』の分だけ売れると思って

一万個搬入したら数十個しか売れなかった。

実話です。

 

『サイトの閲覧数』=『売れる個数』

こう、勘違いするほど『数字』とかに関してうといのです。

 

『サイトの閲覧数』を『目安にした』のは

『リサーチした』ことではあるのですが

『リサーチした』『結果』から『実行』に至るまでの

思考がまずいと、こうなるわけですね。

 

『自分に合ったジャンルを知りたい』と思ったあなたはこういうことです。

  1. 『リサーチをしよう』と『思いついた』ことも凄い。
  2. 『思いついたこと』を『実行した』のも凄い。
  3. そして『リサーチ結果』から『自分の進路の選択肢を出した』ことがさらに凄い。

 

何度も書きますが

普通の人は『リサーチ』をしません。

 

あなたはまず、こういう『凄いこと』を『達成した』ことを

まず、自分で褒めてくださいね。

 

『他の、小説家になりたい人』とは『スタート位置が違う』のです。

 

あなたは他のプロ志望の人たちより

何段か高いところから始めています。

 

そこを自覚しましょう。

 

ただ『リサーチ』も目的が変わると結果がかわります

 

リサーチをする前の間違い。

『売れているジャンル』を調査してしまう間違い。

 

売れているジャンルを知っていることは良いことです。

これ自体は間違いではないのですが

『そもそも論』が抜けているのです。

 

小説の書き方について、晶山嵐が残念がっている
晶山嵐
なぜ『売れているジャンル』を『リサーチしたのか?

『売れている』からですよね?

 

小説の書き方について、晶山嵐が残念がっている
晶山嵐

『今の、あなたがいるジャンル』より、

『売れている人が多い』からですよね?

 

問題が一つ。

『売れているジャンルはライバルも多い』。

それを、失念していませんか?

 

Aのジャンルはコンテストとか少なくて

『取り上げられる率が低い』から

「コンテストを頻繁にやっている『異世界モノ』」を書いてみよう。

 

それはいいんですけど

『異世界モノ』ってもう今『なろうジャンル』って言われるぐらい

『書いている人がいっっっっぱい』いますよね?

 

Aのジャンルより『ライバルが多い』のではないでしょうか?

 

Aのジャンルでは、トップランキングに入ったのに

異世界モノでは、ランキングに入るかどうか。

 

これだと、あなたの作品は、

『異世界モノ』では日の目を見ないのです。

 

わかりますか?

ライバルがおおければ

『あなたと同じぐらいの実力の人』も

たくさんいるのです。

『そのジャンルで売れている人が多い』ということは

『そのジャンルで売れていない人はもっと多い』ということです。

 

リサーチをしない人でも

『このジャンルは売れそうだから』で参入してくるのですね。

そもそもが、『異世界モノ』は『書きやすいジャンル』です。

 

『売れているジャンル』を『知る』ことは良いことですが

『売れているジャンル』に『移動する』ことは

決して、『良いこと』ばかりではありません。

 

リサーチをしたあとの間違い。

  1. リサーチをしたからこそ『売れているジャンル』が
  2. 『わかった』と『思い』
  3. 『そこに移動する』ことを『決めてしまった』。

 

そもそも論として

『小説がスムーズに書ける』のですか?

 

リサーチをする自体は、いつやっても良いのですが

『ジャンル移動をできる実力』がないと

『移動した後』につぶれます。

ジャンル移動を考えるのは、

この記事の『超上級』になってからにしたほうが安全です。

今日から使える小説講座【自分のレベルを確認しよう】

なぜなら

『最初に手がけたジャンル』が『あなたの書きやすいジャンル』だからです。

 

『書きやすいジャンル』でないと『多作』できません。
『多作できない』状態では、経験値がたまりません。
経験値がたまらなければ、巧くならないのです。

 

もちろん、どんな準備をしても

『確実に売れる』なんてことは言えませんが

『移動先を迷っている』のでしたら、確実に売れません。

 

なぜなら、『どのジャンルも書ける』『努力をする気はある』けれど

実際には『書き始めるのに躊躇している』

つまりは、『現状では』『努力をしていない』のですから。

 

『努力をしていない』ということは

『したいこと』に『ブレーキがかかっている』のです。

 

初心者のうちは『多作』しないといけないので

何事においても『ブレーキがかかるようなこと』は

『しないほうがよい』のですね。

 

 

『自分に合ったジャンルを知りたい』と思う真意。

『自分にあったジャンルを知りたい』と思う。

 

それは『当然のこと』なのですが

  • それを『他人に聞いてしまう』その理由。
  • それを『リサーチしてしまう』その理由。

 

『言い訳』のため。

他人に相談してしまう理由。

それは、『自分で試していない』からですよね?

 

『自分で全部試してみた』なら

他人に聞く前に『これが反応良さそう』というのが

『わかる』から他人に聞きませんよね?

 

 

つまりはこういうことです。

たくさん書くのは嫌だから、「正答」を

他人から貰って

それにしたがって楽したい。

そういうことですよね?

 

それって、

『失敗したときに他人のせい』にする準備なんです。

心理学ではこれを『セルフ・サービング・バイアス』と呼びます。

『成功したら自分のおかげ、失敗したら他人のせい』にする勘違いですね。

 

失敗したときに『自分のせい』ではなく

あの人の助言が悪かった。今度から聞かないようにしよう

そうやって『自分を守る』ための準備なのです。

 

たとえば

私の子供の名前をつけてください、って

駅前で、通りすがりの人に頼みますか?

 

その子の人生をかける名前なのに。

 

違うでしょう?

自分で決めますよね?

パートナーと相談して決めますよね。

他人に聞くとしても

『あなたのことをよく知っている人』に聞きますよね?

 

『自分にあったジャンルはナニカ?』なんて

『あなたの人生に関わること』なんですから

ネット上で、『あなたの作品を読んだこともない人』に

頼むことではないんですよ。

 

昔だと、酒場で隣に座っただけの人に重要な話をもらしてしまう。

そういう心理と一緒です。

 

赤の他人はあなのた人生に責任を持ちません。

『あなたの人生に責任を持てる人』に相談しましょう。

そして、それは普通『あなた自身』だけです。

 

親は先に死にますし、縁者は『自分の人生に必死』です。

『あなたが確認する』しかないのです。

 

『小説家になりたい』だけで『小説を書きたくない』。

自分にあったジャンルをリサーチする。

その『時間』はあるのに

リサーチで出てきたジャンルを『書く時間』は作らない。

 

それが現状ですよね?

だって『悩んでいる』のですから『書いてない』ですよね?

 

つまりは

小説をたくさん書きたくない。

そう思っているわけですよね?

 

それって

『小説を書くこと』が『好きではない』のです。

 

これは、あなたがどう反論しようが事実なんです。

 

『好きなこと』なら、誰がとめたってやるんですよ。

『小説を書く時間がない』と言っている時点で

『小説を書くことが好きではない』んです。

 

ソレを自覚しましょう。

 

下記記事の『小説家になりたい人』の項目をご覧ください。

どのジャンルが自分にあっているのか?

これは結局『書いてみないとわからない』のです。

 

だから、やることは一つ。

  1. 思いついたジャンルを
  2. 端から書いてみる。

それだけです。

 

なにも、新書一冊分、12万文字を

各ジャンルで書けなんて言いません。

 

1000文字の小説をパパパッ、と書いてみればよいのです。

 

それが『面倒臭い』と言っている時点で

『小説家になる芽はない』です。

なぜなら、『多作しないなら巧くならない』のですから。

 

 

逆に言うと

いろんなジャンルを並べてみて

『悩んでいる時点』で、『小説家になりたい』であって

『小説を書きたい』ではないんですよね。

『小説を書きたい』なら

『このジャンル思いついたから書いてみよう』って

『すでに』『書き始めている』んですよ。

なぜなら『小説のネタが浮かんだ!』のですから。

すぐに書かないなら、『今、他に書いている小説がある』のです。

 

 

そして『こんなジャンルどうだろう』と

『リサーチをして出した』答えは

『あなたがプロになったときに』

『売れるだろうと思えるジャンル』ですよね?

 

プロになることを考えるのは良いのですが

『多作』がついてこないと

結局は、デビューしたあとに『次回作』が書けなくて

『一作限り』になりますし

そもそも、そんな『数をこなしていない文章』は

読者の心を掴むことはありませんから、注目されません。

 

つまりは『一作目が売れない』のです。

プロになることはほぼ無理です。

 

『プロになること』を『目指す』のはよいことです。

目指さないより、よほど経験値があがります。

 

ただそれは『多作(正当な努力)』と同時にしなければ意味がありません。

 

殆どの人は『頭の中だけで』考えているのです。

  • あれがいいかな。
  • これができるかな。
  • これやったら俺天才じゃね?
  • こいつヘッタクソだな、俺ならもっと巧く書くけどね!

これが『プロになりたいけど絶対になれない負け犬思考』です。

『失敗をしていない』から『失敗した人より自分は上』だと

間違った考えて『やらない』ことを『選択している』のですね。

 

『思った』なら、『やれ』。

  • やらない限りは失敗しませんが
  • やらない限りは成功もしないのです。

 

 

天才と自分を比べない。

一作目で売れている人は確かにいます。

そういう人を『(そのジャンルの)天才』と言うのです。

 

『書き方』を検索している時点で

あなたは天才ではないのですから

秀才になるしかないのです。

 

天才は『やり方』を検索しない。検索する時点で『秀才』。

 

天才と自分を比べるのはやめましょう。

 

 

まとめ。

やることは一つ。

  1. 思いついたジャンルを
  2. 端から書いてみる。

 

1000文字の小説でよいですから

全部書いてみましょう。

 

その中で、『特にすらすら書けたジャンル』に入魂してみましょう。

飽きたら別のジャンルを書いてみましょう。

 

他人に聞く前に『書いてみる』ことを最前にやりましょう。

 

【この記事を書いた日 2022/09/03 9:13 】

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