【小説を書く勉強】『テキストデッサン』をする。

小説の書き方

『小説が書けない』理由は

『テキストを書くことになれていない』ということが多いです。

 

『書けない』と言う人に下記の質問をします。

Twitterの140文字で困ったことはないですか?

 

オタクではない人は『Twitterが140文字規制』ということも
知らないことが多いです。

なぜでしょう?

 

 

『140文字も書かない』からですね?

 

 

つまりは、『みんな』、
『テキスト量なんて微々たるもの』なんですよ。

 

 

私は、Twitterでも連続投稿することがよくありました。

そしたら、『上限140文字』ってのは結構きついです。

 

 

Twitterは
『一つのツイートだけで拡散』されることがあるので

『全部読んでくれたら話は通じる』が通じないんですよね。

 

 

だから、『一つのツイートだけ』で完結させていかないと

『変な炎上』を呼ぶわけです。

ブログ記事でも『全部読んでくれる』と思ったら大間違い。

 

だから結論からどんどん書いていきますよ!

 

『小説が書けない』なら『テキストデッサン』から始める。

これが、王道。

 

『テキストデッサン』とは?

 

『テキストデッサン』とは、

文字通り、

『テキスト』を『デッサン』することです。

 

 

 

『絵を描く』ことを考えて下さい。

 

「初めて絵を描いてみよう!」って人が

ピカソの『ゲルニカ』とか、ダ・ヴィンチの『モナリザ』とか

目指します?

目指さないですよね?

 

『普通』なら『絵のデッサン』から始めるんですよ。

 

鉛筆で、画用紙に、『カタチ』をとっていくんです。

 

『絵はがき』だけが、最初から、色を使って描いていきます。

 

  • でも『絵はがき』って『そんな大層な』『作品』じゃ、ないよね?
  • それ一枚を何千円かで売ろうとしないよね?

 

うちの母なんて、面白い絵を描くから

一枚500円で売れるよ、って言うけど

売らずにあげちゃうもん。

 

『一本の小説』をまだ10本も書いていないのに
短い小説を同人誌にして売ろうとしている。

 

もちろん、何を売ったっていいんだけど

『売れる小説』が、初心者のあなたに書けると
本当に思っていますか?

 

そういう話なんです。

 

ダ・ヴィンチのデッサンが数億円で売買されているからって

『小説が書けない』と言っている
あなたのテキストに
一円でも、価値がつきますか?

そういう話なんです。

 

焦りすぎなんです。

 

売れた人は、才能があるから、そのまま突っ走ってください。

書けた人はこの記事を読んでいないはずなので

『書けていない人』に向けて書いています。

 

『書けていない』のは、たんに『練習不足』なだけで

あなたに才能が無いとか、そういう問題ではないんですよ。

 

『天才』ってそんなに居ないです。

イチローは天才だと思うかもしれませんが、秀才です。

ちゃんと『凄い練習量』をこなしてるんです。

 

 

小説って、『文字が書けたら書ける』と思ってませんか?

『小説を書くこと』って、簡単じゃないんですよ。

『文字を書くこと』自体は簡単なんですよ、と言いたいですが、

どうでしょう?

 

学校の国語の時間に『感想文』とかを

『原稿用紙』に書いたこと有りましたよね?

 

  • 400字詰めの原稿用紙がさらさらと埋まりましたか?
  • Twitterで140文字が上限なのをうっとうしいと思ったことがありますか?

 

『Twitterで140文字が上限』なのを気にしたことがなかったなら

あなたは『一度に呟く言葉』が140文字以下なんです。

 

これは、分かりますよね?

 

Twitterって、連続投稿しても、二、三分はかかりますよね。

 

つまりは、三分に一度ツイートしたときに

140文字書かないんです。

 

どういうことかと言うと

 

3分に一度、140文字を呟かない、ということは

  1. 一分で、
  2. 50文字の『テキスト』が
  3. 『浮かばない』

ということです。

 

 

【小説を書くために】キーボードの打鍵速度について。【更新 2018/06/03 】 | BL作家 晶山嵐の日記

上記記事でも書いていますが、

私は大体、一分に50文字ぐらいで書いています。

 

『清書』で打鍵すれば、130文字程ですが

小説は『考えながら』打つので、一分50文字ぐらいになるんです。

 

六時間で50頁の小説本を仕上げたときも

計算すると、一分50文字ぐらいです。

 

もちろん、『考えながら打つ』のではなく

  • 考えてから
  • 打つ

ので

『考えているときは、手は止まっている』し

『打ってる時』は考えてません。

 

泣きながら打ってて、

  • 鼻をかんでるときや
  • 涙が飛び散って眼鏡が汚れるからそれを拭いているときも

打ってませんしねw

 

だから、その間に、頭の中で

『話は20頁ぐらい先まで展開』していて

『書き留めるのに必死』になります。

 

私は、一年で最大33冊の同人誌を出したことがあります。

100頁か200頁の小説本です。

 

こんなスケジュールで生活していました。

もちろん、同人専業です。

 

『イベントには新刊がないとイヤ』という

『わけのわからない決意w』のために

こんなことになっていました。

 

 

でも、『無理やり書いていた』のではなく

『書きたいから書いていた』らこんなことになっていた、ということで

『苦しい』なんて一度も思いませんでした。

 

『書くこと』が『苦しい』なら書くのをやめる。

『小説を書くこと』が『苦しい』のは、

あなたに向いてないから

その可能性が高いです。

 

ただ、『断罪』するのは早計ですよね?

 

  • お箸を持つのが面倒だから、フォークだけで食べる。

それはまだできても

  • ネクタイ結ぶのが面倒だから、ノータイで出勤する。

これは、ほぼムリでしょ?

 

でも、お箸もネクタイも『最初が面倒』なだけですよね?

使えるようになったら、『どうやってやってるのか?』も気にならないでしょう?

 

『小説を書く』というのも、そう言うものなんです。

 

 

ただ、そこで、『最初を間違える』と

永遠に苦しむことになります。

 

その『最初』というのが

『テキストデッサン』です。

 

つまりは

『今の書き方』が『あなたに向いていない』だけなんです。

 

『テキストデッサン』する方法。

『テキストデッサン』といって、難しいことを考えることは何一つないです。

 

  • 好きなことを書いて放置。

 

これだけ。

 ↓ こういうことです。

【小説を書けない 初心者】あなたはどこで引っかかってますか? | 小説の書き方-プロ作家が答えます

 

そして次はこういう疑問が出ますよね?

 

  • 好きなことを書いて放置。

これの『好きなこと』って何?

 

『好きなこと』って本当に

『あなたの好きなこと』だから、『私(晶山嵐)にはわからない』んですけど

そこが分からない理由は私にもわかります。

 

100店舗のレストランがある前で
「なんでも好きなもの食べていいよ!」
って言われたら、即決できないのと同じ理由です。

 

『選択肢が多すぎる』と『選択できない』のですね。

これは、『人間の脳』として当然なんです。

 

『書きたいものを書け』というと『書きたいものを完成させる』と考える。

 

『完成』って、初心者には、ほぼ無理なんです。

 

これはですね、言い換えると

初心者は

『書きたいと思って始めた小説を、

 途中でやめていいんですよ』ってことです。

 

というか、完成できないです。

 

もちろん中級者や上級者も、やめていいんです。

ただその時の『やめ方』が、初心者以外はわかっているので

言及しないだけです。

 

『なぜ途中でやめて良いのか?』が分からない限りは

数を書いていても初心者です。

 

 

完成させるためには ↓ こういう『練習』が必要なんです。

 

【小説を素早く書くために】『テキスト化能力』を鍛える。 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

 

『小説を書く』ことは途中でやめていい。

『小説を書く』ことは『義務』ではないです。

 

だから、『あなたが書きたくない』と思えば、

書かなくていいんですよ。

 

日本人は何かと『責任』を気にします。

 

食事でも

『手をつけたのなら、最後まで食べなさい』とか言われます。

なんでなんですか?

 

味が分からないものを頼んだ場合は

食べてまずかったら残していいでしょ。

 

なぜそこで、アフリカでは人が飢えてる~とかの話が入るんですか?

私がここで、これを我慢して食べて、アフリカの人が助かるんですか?

もう一皿頼んだ方が日本経済に良いでしょ。

 

私は母から

『ちょっとだけ残すのは「猫分け」って言って、一番いやがられるねんで』

と言われて育ちました。

 

だから、いつも120%食べてて、苦しくて肥満でした。

 

後で聞いたことですが、母は3人家族なのに四人前の食事を出してたんです。

それを聞いたときから、残すようになりました。

 

母については、こちらの日記で書いてます。

 

とにかく、

『小説を書くこと』は『あなたの自由』なのです。

 

だから『書きたい部分だけ書く』ことをしてください。
それが『楽々テキスト化訓練』になります。

 

なぜなら『書きたい部分』なら『簡単に書ける』でしょ?

 

もちろん、下記記事のように、メモをするのもいいです!

【小説を書けない 初心者】あなたはどこで引っかかってますか? | 小説の書き方-プロ作家が答えます

 

下記記事のように『とにかく書き出す』ことがまず大事。

【小説の書き方】第一稿はとにかく文字にする【初歩】 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

これの『第一稿』を見てみてください。

『小説の体裁』なんて取ってません。

 

ネット上では『いろんな小説の書き方』が書かれています。

注意してほしいのは

『その書き方を書いた人は、ガツガツ書いている人なのか?』です。

 

『私はこういうふうに書いてるよ』

と『言うこと』は誰でもできます。

 

でも、『その方法でスラスラ書けているのか?』が問題なんです。

 

誰にでも、『書きやすい方法』というのはあり

みんな違います。

 

私が説明する方法で書けない人も居るでしょう。

 

でもね

小説の書き方-プロ作家が答えます』の記事は、

このスケジュールで、一年で33冊本を出した人間が書いたハウツーです。

 

イーストプレス出版社から、

同人誌即売会でスカウトされて

商業誌も四冊出しました。

今も、携帯小説をアマゾンや楽天で販売しています。

 

そういう人間が『書けた書き方』です。

 

実際、私の方法をどんどん実践して

 ↓ ブクマ100突破したかたもいます。

【小説の書き方】ブクマ100突破しました!【嬉しいご報告】 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

↑これを読んでいただければわかりますが

この人、本当に頑張ったんです。

 

私が感心するほど頑張ったんです。

 

つまりはね、

『識らなかっただけ』なんですよ。

『できる方法』を。

 

『できる方法』を知って

自分なりに『実行していく』ことで

『結果』は出るわけです。

 

もちろん『実行』が『間違っていた』ら

『失敗という結果』が出ます。

 

でもね、『失敗』って
『この方法ではムリだった』というだけなんですよ。

 

つまりは『この方法は、今後試さなくて良い』

ということが『分かった』んですね。

 

つまりは『選択肢が一つ減った』ということでしかないんです。

 

  • 心が折れたなら、休憩して、また始めましょう。
  • 面倒臭くなったら、他のことをしましょう。

 

でもずっと心の奥底で

『小説が書きたい』と『思う』のなら

その思いがチクチク痛むのなら、

『小説の書き方』を勉強して

実行していきましょう。

 

小説の上達は、『テキストデッサン』一択です。

 

  • メモをとる。
  • 書きたいところだけ書く。
  • 思い付いたことをテキストする。

 

【テキスト化の練習】映画を小説化する。

『テキスト化』のネタがないなら、

  • 好きな漫画
  • 好きな映画
  • 好きなドラマ
  • 好きな番組
  • 好きな人物

をテキスト化してください。

 

すでに目の前に『絵』も『話』もあります。

それを『文字』にするだけです。

 

つまりは、

『あなたの脳内をテキスト化』ということです。

 

『あなたがその映画から感じたこと』を

逐一テキスト化するんです。

 

人気アニメ映画『君の名は』の1シーンをテキスト化する。

「早く逃げて!」

 みつはは、最後はただ、それだけを叫んでいた。

 誰一人死んでいい訳じゃない!

 今逃げたら助かるんだから!

 私に『入れ代わり』が起きて未来が分かるようになったのはこのため。

 私の大事な人たちを助けるため!

「早く逃げてーっ!」

こんなシーン映画にはありませんが、ありそうでしょ?

 

これも『第一稿』なので、整ってはいませんが、

『訓練』なんだから、そんなこと気にしない。

 

映画にあることを書くのが基本ですが

映画にないシーンでも、ありそうなことを書く。

『二次創作』してる人なら得意でしょ?

 

なんでもいいんです

『テキストを書く理由』になるなら。

 

たかが三分ほどあればできることです。

こんなんでも、『テキスト化の訓練』なんですよ。

 

映画全部をテキスト化しろ、ってわけじゃないんです。

 

『好きなシーンだけ』テキスト化していくと

楽しいですよ。

 

だって、好きなシーンが『自分のものになる』感じがするからw

 

映画で、セリフもなく見つめ合っている主人公たちを

テキストではどう表現したら良いのか?

 

映画のテキスト化ができれば

小説の絵でも、そういうシーンはすらすら書けるようになるんです。

 

つまりはね

『経験』なんですよ。

 

書いたことがないから書けないだけなんです。

自転車に乗ったことがないなら
自転車に乗る練習をしなければ乗れない。

 

それだけの話なんですよ。

 

『テキストデッサン』は簡単。

『テキストデッサン』なんて難しい、と

初めて聞いたらすぐに思うでしょう。

 

でもね、実に、簡単なことなんですよ。

 

  • ネクタイを締める。
  • お箸を使う。
  • 車を運転する。

 

『テキスト化』というのは、それらと同じ

『簡単にできる』ことなんです。

『してこなかったから』『できない』だけで

『難易度の高いもの』ではないんですよ。

ただ『経験値をためる』=『何回もする』ことなので

『回数をこなすのが面倒臭い』だけのことなんです。

 

『小説を多作』は難しくても

さっき書いたような

『好きな映画の1シーンをテキスト化する』なら

『自分の頭からネタをひりだす』必要もないわけです。

 

実際には、3000文字でもいいから

『小説』を書いた方が良いです。

 

ただ、毎週、3000文字用のネタが浮かぶかというと

超初心者には難易度が高いので

『映画のワンシーンのテキスト化』とか言ってるわけです。

 

私は絵も描くので、たまに思います。

一番思ったのが

東京の赤ブーブーのイベントで、羽田空港に着陸するときに
『霧で着陸できません』から始まって
ようやく着陸できたとき

霧に煙る管制塔がなんだか凄く感動的で
この風景を絵で描くなら、どうするかな?

グラデーションよりは
60番のトーンを削ってグラデにしたほうが雰囲気でるな。

 

でした。

 

3Dの創作を始めたころも、よく思いました。

インテックス大阪のイベントで、

エスカレーターに乗って透明な壁から、辺りを見下ろしたときに

これをポリゴンで作るにはどうしたらいい?

あそこでメッシュを割るより、
こっちでメッシュ割った方が後々使いやすいよな……

 

そんなふうに

『これを小説で書くなら、どう表現する?』

それを常に考えてください。

 

  • 台所で、コンロのスイッチを入れるときの音をどう表現しますか?
  • あなたが帰宅したときの家族の反応をどう表現しますか?
  • クーラーの音をどう表現しますか?

 

ずっとクーラーを設定しているのに、たまに暑くなるから、24度に下げて、寒くなるから26度にあげる、ということを繰り返す日がある。どれだけ下げても、28度以下にならないとき、クーラーが壊れているのではないかと思ったけど、壊れるんじゃないかと言うほど冷風を吐きだしてくれている。その時、やっと気付いた。外気温が37度を越えるって言ってたな、と。つまりは、10度ぐらいしか下げられないから、28度なんだな。クーラー、いつもありがとうっ!

こんなんがパッと書けたら、

小説もスラスラ書けるわけです。

 

こんなの、どこの小説で使う? とか、そういう問題じゃないんですよ。

『訓練』なんですから。

 

『したことは全部、「作品にしたい」』のはわかりますが

それは、ダヴィンチぐらいにならないとムリなんです。

 

運動部の人も、毎日試合やってないでしょ?
試合のために訓練してますよね?

『仕上げる小説』のために
『テキストデッサン』という訓練が必要なんです

 

それをしないから、『小説を書く』ことをして

『つまって進まない』のに、その小説にこだわって

『小説が書けない』という『言葉』を繰り返し吐くんですよね。

 

『つまって進まない』なら

「これはテキスト訓練の一つだった」と思って

放置したらいいんです。

全部は完成しない。

『全部を完成作品にしよう』ってのが、そもそも間違いなんです。

 

画家の人が『デッサン』を『完成作品』って言いますか?

違うでしょ?

 

そして『完成絵』の後ろには

  • 『デッサン』
  • 『これ違うな』
  • 『こうじゃないな』

という『試行錯誤』が山のようにあるんですよ。

 

『小説が書けない』といっている時点で

『これ違うな』と思ってるわけです。

なら、それは、捨てないといけないんですよ。

 

捨てると言っても、『絵』のように、

『場所をとるもの』ではないのですから

パソコンの中に『死蔵』しておけばいいんです。

 

「あっ、この話、このネタ入れたら、完結するんじゃない?」

と思ったときだけ手を入れればいいんです。

 

何も思い付かないなら、
そのままパソコンの中に放置しておきましょう。

あなたは新たに、新しい小説を書くのです。

そんなことをしていたら
いつまで経っても
一つの小説が完成しないよ?

小説は完成しませんよ。

で、それでナニが困るんですか?

つまらない小説でも仕上げたいですか?

『つまらない小説に仕上がる予定のテキスト』の、

最初の二割を書いた時点で
『これつまらないものにしかならないな』と
分かったのに
それを仕上げるんですか?

 

その『つまらない小説を仕上げる時間』を使って
他の『これよりは面白くなるはずの小説』を書き始めた方が良くないですか?

 

『殆どのネタ』は『つまらないもの』だと自覚しよう。

『この小説、面白くなるのかなぁ?』と『思った』時点で

その小説は面白くないのですから

書くのをやめましょう。

 

それは『小説』ではなく、

『テキストデッサン』をしてたんです。

 

 

ネタって99%は『つまらない』ですよ。

『99%つまらない』ということは

100個思い付いたうちの一つだけしか小説にする価値がない

ということです。

 

それを知らずに

『最初に思い付いたネタ』を小説にしようとするから

『小説面白くなるのかなぁ?』なんて疑問が出るんです。

 

『書くこと』は無駄ではないです。
『テキスト化』の経験値が上がりますから。

 

ただ、『書き始めたから完成させたい』なんていう

『愚行』はやめましょう。

メタボで、お医者さんから
『運動をしなさい』と言われたからって
突然フルマラソンに参加して
最初の200メートルでこけて骨折したのに
走りますか?

『書き始めた』けど
『面白くなりそうにない』と思った、
というのは、こういうことなんです。

それを『書き始めたんだから完成させなきゃ!』というのは、
すでに骨折してるのに、完走しようとしている。
そういうことなんです。

リアルだと、絶対にしないでしょ?

それが、『小説を書く』ことは
『パソコン上だけでできる』ことなので
『やっちゃう』んですよ。

そして、『つまらない小説』が仕上がってしまって
『なんだこれ』ってなって
『次を書くのがいやになる』のですね。

 

そう言うときのために

『これはテキストデッサンだった!』という

『思考の転換』が必要です。

 

絵を描く人、ってあちこちに絵を描いてますよ。
教科書の空白とか
レストランのナプキンとか
レシートの裏とか

『絵を描くことが好き』だから
『白いもの』と『ペン』があったら
『描いちゃう』んですね。

だからうまくなるんですよ。

それらは全部
『デッサン(絵の訓練)』になっているからです。

だから『上手な絵』が描けるんです。

小説も同じなんですよ。

 

デッサンするの面倒臭い
と言っている絵描きさんは上達しません。
これは分かりますよね?

でしたら、同じように、
テキストデッサンするの面倒臭い
と言っている小説書きさんは、上達しないのも
わかりますよね?

 

 

デッサンが完成絵になることもあるんですよ。

だから、『書き始めたとき』は

どれが『完成作品』になるかなんて

わからないんです。

 

わからないのに『これは完成させる』と思って始めるから

変なところで『つまずく』ことになるんです。

  • 『これ違うな』
  • 『こうじゃないな』

と思ったら、他の小説を書きましょう。

 

pixivなら、『ここまで書いた分』として

公開してしまえばいいです。

 

ただし、毎回『完結させない作家』と思われると

読んでもらえなくなるので、そのてんは注意。

 

『とにかく公開しないと先に進まない』私みたいなのは

『とりあえず公開』って言う『選択肢』を持っておくと良いです。

 

ダ・ヴィンチ程になったら

デッサンにだって、何億の買い手がいるんです。

 

『萌え』だけでも、読者が喜んでくれる可能性はあるわけです。

それを『無駄』だと断言するのは、あなたの早計なんですね。

 

いっそのこと『タグ』に『テキストデッサン』

『批評求む』ってキャプションに書いて公開していけばいいです。

 

パソコンの中に眠らせておくより

『公開』することで、経験値は一気に上がります。

 

『テキストデッサン』でも、公開していっていいんですよ。

絵を描く人が鉛筆デッサンでもpixivにあっぷしてるでしょ?

 

『落書き』は、許されてるんですから。

小説だって『テキストデッサン』を公開していけばいいんです。

 

読む人がいるかどうかは別次元の話ですけどね。

 

別にpixivじゃなくても、プライベッターでも

ブログでも、なんでも良いです。

 

無料ブログで日記を書くのが

『テキストデッサン』には一番の早道です。

 

『デッサン』も『公開』すると、『作品』が増える。

テキストデッサンも、書けば書いただけ『見てもらいたい』かもしれません。
その場合は、どんどん公開しましょう。

  • SNSで公開する。
  • ブログで公開する。
  • 友人に見せる。
  • 投稿する。

 

なんでもいいから『公開』すると、

パソコンの中においておくだけより

経験値は数倍上がります。

 

なぜなら『人の目を気にする』からです。

 

家の中では常にパジャマをきている私も

散歩にいくならジャージに着替えますし

電車に乗るなら、ある程度、化粧もします。

 

 

テレビに出だすと、とたんに綺麗になるのは
『人の目』を気にするからです。

小説も同じです。
『公開』すると、『人の目』が気になるから
どんどん上達するんです。

あなたの小説をもっと美人にするために
どんどん公開しましょう。

 

 

『公開する』というのは

『ヒキコモリが電車に乗るときの覚悟』みたいなものが必要です。

 

『とりあえず化粧はするか』みたいに

『テキストを整える』という『分別』がつきます。

 

すると、普通に、パソコンの中で死蔵させてるテキストも、

『テキストを整える癖』がついて

基礎技術がランクアップするんです。

 

基礎技術がランクアップすれば
出来上がる小説もランクアップしますよね?

 

そうすると『テキストデッサン』のレベルが簡単に上がるんですね。

『テキストデッサン』のレベルが上がるのですから

そのテキストが書いた小説も、レベルが上がるんです。

 

『基礎訓練』というのは、どんな業界でも、必要なんですよ。

 

まとめ。

小説を書きたいなら
『テキストデッサン』をしましょう。

 

  • 小説を書くネタがあるのなら、小説を書く。
  • ネタがないのなら、そこら辺のものをテキスト化する。

 

小説につまったら

『これはテキストデッサンだった』と死蔵させて次を書く。

 

メモをする。

 

『メモ』というのは
『脳内のテキスト化』です。

『テキストデッサン』に一番手軽な方法なんですよ。

 

絵を描く人が、テレビを見ながらでも

しゃらしゃら何かを描いていますよね?

 

小説を書きたいなら

テレビを見ながらでも『コマめ』に

『メモを書く』のです。

 

『テキスト化』をしていると

それが『テキストデッサン』になって

『小説のレベル』が簡単にあがります。

 

【この記事を書いた日 2019/08/26 9:37 】

 

 

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