【小説の書き方】自分の文章がつまらなすぎる。

【小説の書き方】自分の文章がつまらなすぎる。 小説を書く熟練度 超初級
【小説の書き方】自分の文章がつまらなすぎる。

 

 

晶山嵐さんこんにちは。文章について悩みがあって投稿しました。
普段ツイッターに好きな作品への萌えや二次創作の妄想を書いているのですが、同じ活動をしているフォロワーに比べて自分は随分つまらない文章しか書けないのが悩みです。
書きこみの中身が同じでもフォロワーのほうが書き手の気持ちがよく現れているのに比べて自分のは感情がないような文章に思えます。例えば○○が好きという文章でも私だけ上っ面だけの印象に見えてしまうのです。
その考えを証明するように他者の反応(RTといいね)に倍以上の差をつけられたことで私って本当に下手なんだと打ちひしがれました。
楽しそうに書かれた文章に憧れ、つまらなく書いてしまう癖を改善しようと続けていたのですが相変わらずで今に至ります。
自分自身が感情豊かでないから書けないのか、思いの丈を言語化するのが下手なのか、何故周りは出来るのに自分だけ出来ないのか…この差は一体何なのでしょうか?嵐さんの意見が聞きたいです

結論。

経験値とセンスの差です。

 

あなたの現状。

あなたの悩みは、『自分の文章はヘタだ』と思っている

ほほ全員に当てはまる悩みです。

 

あなただけの問題ではありません。

ですので、あなたが特別、ナニかが悪いということではないと考えます。

 

質問文は適切な内容を書けています。
悩みが切々と私に伝わっています。
あなたの『文章は巧い』です。

 

ですので『あなたの文章がヘタだから』という理由は無いと考えます。

 

不満が出る理由は、他人からみたら些細な問題です。

上しか見えていない。

あなたは、『自分より巧い人』だけを見ている可能性が高いです。

現状で『あなたより巧い人』は、

現状でどうやっても『あなたより巧い』んです。

 

あなたが
『「私にはできていないこと」を「できている人」』しか
見ていないからです。

100段ある階段の59段目にあなたが居て、

『前』を向くと

自然と、60段目以上に居る人しか目に入りませんよね?

だから、『あなたより前に居る人』は全部

『あなたより高い階段に居る』という状態です。

 

59段目にいるあなたが

「なぜ私は、69段目にいないんだろう?」というのが

今のあなたの悩みです。

 

あなたは59段目に居るのですから

69段目に『今、居ること』はムリなのです。

 

そういう『ムリを願っている』とまず知って下さい。

 

あなたが今、20才だとして、

「なぜ私は今、30才じゃないんだろう?」

こういう悩みなのです。

 

30才にはそのうちなれます。

でも、今は、20才なのです。

 

頑張りすぎて、ストレスがたまっている。

あなたが今『文章を書くレベル』が59あるとしましょう。

もちろん、『文章を書くレベル65』の人の文章は『巧い』と感じますよね?

 

あなたが頑張って

『文章を書くレベル65』になったら

あなたは、『文章を書くレベル75』の人を『巧い』と感じますよね?

 

あなたが頑張って

『文章を書くレベル75』になったら

あなたは、『文章を書くレベル85』の人を『巧い』と感じますよね?

 

あなたが頑張って

『文章を書くレベ85』になったら

あなたは、『文章を書くレベル95』の人を『巧い』と感じますよね?

 

あなたが『私の文章は巧いなぁ』と思う日は、
今のままだと、永遠に無いのです。

 

なぜなら、あなたは、常に上を向いているから。

 

上を向き続けて、常に切磋琢磨してきたことでしょう。

だから、今の文章力をあなたは手に入れたのです。

 

でもね、他人にこういう悩みを打ち明ける時点で

今、息切れしていますよね?

 

『頑張り続ける』ことに疲れてますよね?

 

そう言うときは、ちゃんと、休みましょう。

 

 

比べるのは『自分の過去』。

 

自分より巧い人と自分を比べて

『自分はヘタだなぁ』と思ったら

永遠に『自分の文章に満足する』ことはないです。

『なんで私はこんなにヘタなんだ』と思ったら
あなたが過去に書いた文章を読みかえしてみてください。

 

ヘタすぎて笑えますからww

 

私も、商業誌になってる私の文章を読んで

『なんてヘタなんだ!』って思いますもん。

 

よくこんな文章で、あの編集さんは私をスカウトしてくれたなっ!

 

って、愕然としましたから。

でも、それが『成長』なんですね。

 

『過去作品をヘタだと思った』なら

あなたは、その時より『上達している』んですよ。

 

『自分の成長』を見たいのなら

『自分と比べる』必要がありますよね?

 

他人は動くんです。

 

道順を覚えるのに、

風見鶏が向いている方に曲がって……』なんて覚えないでしょう?

 

『動かないもの』を目印にしないと、たどり着けません。

 

『他人と自分を比較する』というのは、そういうことなんです。

 

  • 『自分のレベルは動く』のです。
  • 『他人のレベルも動く』のです。

 

『自分のレベルを確認するため』に『他人と比較する』と

『他人だってレベルは上がってる』んですよ。

 

漫画『ワンピース』のルフィとゾロ。

コミックス13巻あたりで、戦ってますよね。

 

あの時点では『互角』でした。

 

ゾロが数年経験を積んで、

『あの時』よりは強くなっていても

ルフィーだって強くなっているから『互角』かもしれません。

 

自分は強くなっているのに、まだあいつは強いのか!

となります。

 

当然なんです。

みんな努力してるんですから。

 

『動くもの』を指針にしてはいけません。

確実に『レベルが動かない』のは

『過去の自分の作品』なんです。

 

是非、『自分の過去作』を読んでください。

 

Twitterとかだと、過去作を見にくいとは思いますが

今後のために

これからの投稿は、全部どこかにテキストで置いておきましょう。

 

Evernoteで、クリップするのも良いです。

 

過去作を見て、『ヘタだと思わなかった』なら

あなたは成長していない可能性が高いので

上達に向けて、目標を再調整しましょう。

 

『ヘタだと思った』のなら

あなたは成長しているのですから

焦らずに、また成長を続ければよいのです。

 

これだけ文章が巧ければ

あなたは、『自然と巧くなる』タイプだと思うのです。

 

『自然と巧くなる』というのは

『何もしなくても巧くなる』ということではないのです。

自分の欠点をちゃんと知っていて

それを克服するために自然と行動する。

そういうことです。

 

  • 筋トレマニアの人が、常にダンベルを持っているように。
  • 巧い絵描きの人が、ちょこちょこ、どこかに落書きをしているように。

あなたは、自分の経験を文章に生かして、洗練させて行けるでしょう。

 

ソレができない人の文章は

読んでいて、意味がわかりません。

 

だから、『上ばかり見る』ことをやめれば

ストレスが減りますよ。

 

『面白い』と『巧い』は別。

昔は『(技巧的に)巧い』のが大前提で

そこから『面白い』かどうか、が判別されました。

 

だって、編集さんを通して作品を発表するので

編集さんが『文章がヘタ』と思えば、公開されないからです。

 

漫画で言えば、

プロットがどれだけ面白くても

『枠線をカラス口で綺麗に引く』ことができなければ

原稿が作れなかったのと同じ。

 

『一定の技術』がなければ、日の目を見ませんでした。

 

でも今は、SNSとかで、『ヘタ』でも作品を公開できるようになり

『面白ければ』商業化されるようになっています。

 

それらを見れば、わかるでしょう?

決して、『卓越した技術』が無くても『売れる』ということが。

 

『文章の巧いヘタ』とかは、本当に

一部の人が気にしているだけのことです。

 

殆どの読者は『ネタが面白い』ことが最重要です。

 

もちろん、文章がよい作家さんが一流になるのですが

ネタが良ければ、三流二流でいくらでも食べて行けるのです。

 

プロになってから文章の技術を磨いても、

十分なんですよ。

 

これは、小説だろうが、SNSだろうが一緒です。

 

『絵』のジャンルには『ヘタウマ』というのがありますよね?

文章にだってあるんですよ。

 

どの業界にだって、『ヘタウマ』はあるんですよ。

 

文章は、文字だから見えにくいだけです。

 

まず『ヘタウマ』でデビューしてしまってから

『うまうま』になればいいんです。

 

特にSNSとかで指示されるのは『ネタ』です。

 

あなたは、文章が綺麗なのですから

ネタが足りないのでしょう。

 

『まじめに賛美』すると嫌がられる。

「カワイー」だけで、賛美するのがここ20年ぐらいの風潮です。

 

モナリザに対して

「近くで見ると毛穴まで書き込まれていて、透き通る肌が……」

とか、140文字で語るより

 

「モナリザ、おばさんだけどカワイー」

のほうが、リツイートされやすいw

 

あなたの文章は『整っている』分、『堅苦しい印象』を与えます。

それはあなたの性格がそうだからでしょう。

 

性格はそう変わりません。

 

あなたが『砕けた文章を書く』のはかなり大変だと思います。

そんな大変な思いをして書いていたら、それだけでストレスがかかります。

 

質問文に対して、直接の返信。

晶山嵐さんこんにちは。

文章について悩みがあって投稿しました。

 

普段ツイッターに好きな作品への

萌えや二次創作の妄想を書いているのですが、

同じ活動をしているフォロワーに比べて

自分は随分つまらない文章しか書けないのが悩みです。

 

この記事で書いているように、他人と比べるのはやめましょう。

書きこみの中身が同じでも

フォロワーのほうが書き手の気持ちがよく現れているのに比べて

自分のは感情がないような文章に思えます。

感情的であれば理解されやすいですが

全部の読者が感情的であることを望むわけではありません。

例えば○○が好きという文章でも

私だけ上っ面だけの印象に見えてしまうのです。

 

なぜ『上っ面だけ』と思うのか、その根本原因を探ってみてください。

 

その考えを証明するように

他者の反応(RTといいね)に倍以上の差をつけられたことで

私って本当に下手なんだと打ちひしがれました。

 

『その考えを証明するように』と
あなたは『考えて』いますが

あなたはたんに

『その考えが証明できる事象』を見つけているに過ぎません。

 

その『他者』とあなたのフォロワー数は、倍ほどありませんか?

フォロワー数が違えば、ファボリツの数も違います。

 

その『他者』が普段、どういう投稿をしていますか?

あなたは普段、どういう投稿をしていますか?

 

その『他者』は『常に』、二次のことだけ呟いていませんか?


あなたと、『他者』の、全ツイートに対しての

『二次』を呟く割合は同じですか?

 

 

『専門性』が高いほど支持されます。

それが『広報』というものの威力の一つです。

【文章以外のお悩みについて】広報の重要性 | 文章の書き方-プロ作家が答えます

 

『反応されない』ことが『ヘタ』の証ではないのです。

 

【文章の書き方】pixivでブクマを増やす方法。ブクマ100突破しました!【嬉しいご報告】 | 文章の書き方-プロ作家が答えます

 

楽しそうに書かれた文章に憧れ、

つまらなく書いてしまう癖を改善しようと続けていたのですが

相変わらずで今に至ります。

 

『つまらなく書いてしまう癖を改善』ではなく

『面白く書く方法を見つける』ことに注力してください。

 

 

『つまらないもの』はどう書いても『つまらない』のです。

花崗岩は、どれだけ磨いてもダイヤモンドにはなりません。

ダイヤモンドを磨きましょう。

 

 

『つまらないネタ』に固執するのではなく
『面白いネタ』を見つけようとしましょう。

 

太陽に背中を向けて自分の影を見つめて

『世界は暗い』と言っているようなものです。


太陽が差してくる方向に向きましょう。

 

大阪から東京に向かおうとしているのに

沖縄に向かって歩くようなまねはやめましょう。

 

自分自身が感情豊かでないから書けないのか、

 

ポジティブな感情を表現するのはヘタそうに見えます。

小説の場合なら、いっその事、
陰気なことばかり書いた方が、文章には合うでしょう。
SNSで支持されるかどうかは別問題ですが。

 

思いの丈を言語化するのが下手なのか、

 

それはできてますよ。

何故周りは出来るのに自分だけ出来ないのか…

 

その『周り』というのを今一度、再確認しましょう。

中国や韓国が

「世界中から日本は嫌われている」とよく言いますが

ああいうふうに嫌っているのは中国と韓国だけです。

 

他は、他の理由で嫌っていますし、

あんなにヘイトするのは『あの二国だけ』です。

けれど、『あの二国だけ』の言うことを聞いていると

日本は世界中から嫌われていると勘違いします。

 

あなたは『周り』と言っていますが

それは『リツイートをたくさん貰っている人』数人でしょう?

『誰かを好きだという発言』でファボリツ数を数えるなら
そのキャラクターの名前でTwitter検索して
あなたよりファボリツ数が少ない人と、
多い人の数を出してみてください。

 

あなたよりファボリツ数が少ないというか

ファボリツされない人が山ほどいます。

あなたは『下を見たことがない』から

それに気付かないだけです。

あなたが少なくともファボリツされているなら

ファボリツされていない人よりは
面白いツイートをしているのです。

この差は一体何なのでしょうか?

 

あなたが、上だけを見ているからです。

 

そして、現時点では

その人たちがあなたより面白いからです。

その人を追い抜きたい気持ちはわかりますが

あなたが見ているその人とあなたは

文章のジャンルが違うように見えます。

 

その人は感情由来で文章を書き

あなたは情景描写が得意なのではないでしょうか?

嵐さんの意見が聞きたいです

 

他人を気にするな!

 

まとめ。

レベルの低い他人と自分を比べて悦に入るのも問題です。

凄い勢いで技術が劣化します。

 

ですが、あなたのように、

レベルが高い他人と自分を比べて落ち込むのも問題です。

幸せを感じにくいです。

 

自分の過去と今の自分を比べて

上達していたら褒めましょう。

 

他人は他人なんです。

無い物ねだりをして、すねるのはやめましょう。

あなたにはあなたの持ち味があります。

 

毎月100万円のお小遣いを貰っている人を妬んでも

あなたのお小遣いは毎月千円なのです。

 

その千円でやりくりするしかないのですから。

 

あなたの悩みは

あの人はブランド物をポンポン買ってるのに私は買えない。

そういうたぐいの悩みです。

 

稼ぎを増やすか、その人を見ないようにするとかしか

解決策は無いですね?

 

ただ、あなたの目標は明確ですよね?

 

『感情表現の技術を上げる』。
この一
点に絞れば良いのです。

 

何事も経験値です。

今できないことは、将来もできないという証拠ではありません。

 

楽しんで!

【この記事を書いた日 2020/05/19 7:31 】

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