小説を書くときは『一気に書く』。
『一気に書く』という意味は?
『冒頭からエンディングまで「全部書く」』という意味ではないです。
初心者によく有る失敗。
最初の一行が書けない!
そう、悩むかたを多数見かけます。
これが『そもそも失敗』なんです。
『一気に書く』時に気を付けることは?
『書ける』時に『一気に書く』ことが大事。
そのために必要な三つの注意点。
細かいことにこだわらない。
- 『この公園の名前なんだったかな?』
- 『この犬、なんて名前だったかな?』
そんなことを考えて、
設定を確認したり、地図を検索したりしない。
回避策)ト書きをつける。
- 『この公園の名前なんだったかな?』
- ★★★★★前に主人公がAと出合ったときの公園★★★★★
- 『この犬、なんて名前だったかな?』
- ★★★★★彼氏の飼い犬★★★★★
こんなふうに『ト書き』をつけて、先に進むのです。
実例でいうとこんな感じ。 ↓
『この文章、AがBなら、ここに書いちゃいけないんだけどどうたったっけ?』
そう思ったのでト書きをつけて先に進めました。
『★★★★★この一文、Aに入れているのがこれより前なら、削除』
こんなふうに、
『ト書き』で『場をもたせて』先に進むのです。
こんなところに時間を書けていてはいけません。
修正しない。
理由。
誤字脱字は、あとで一括で置換して修正する方が速い。
誤字をしたときにいちいち直にいくのはタイパ悪い。
【小説が進まない!】書いているときに修正していませんか? | 小説の書き方-プロ作家が答えます
例)
音声入力でメモをしている場合
特定の言葉が認識されないことはよくある。
↑ 赤文字の部分『朝のルーチンが全部狂う』と書きたかったけど
何回発声しても『狂う』が認識されなかったので
『全部できなくなる』と言い換えて、続きのテキストを書いてる。
『間違えたから』といって
削除して書き直し、とかせず
『あとで意味がわかる言葉』で書いておいて、先に進む。
その『時間の使い分け』をすれば、小説は書きやすい。
- 『書けないとき』に書こうとする。
- 『書ける時』に修正する。
だから、『進まない』ということを自覚しよう。
前の文章を読みかえさない。
これ、さっきどう書いたっけ?
とか、少し上に戻って読みかえすとか、しない。
どう書いてたっていいんだ。
あとで書き直すんだから。
『今、頭にあることを全部書き出す』のが先なんです。
辻褄合わせは後ですればいい。
『後で書き直すのが面倒だから今修正したい』。
そう思うから『書けない』のです。
『書けるときに修正する』のはコスパが最悪だと、理解しましょう。
【小説が進まない!】書いているときに修正していませんか?
『プロットを先に書く』と書きやすいのは中級者以上。
『小説を書く初心者』は
『ネタを小説化』することがそもそもできていない。
だから、
プロットを先に書こうとしたら、
『プロットが仕上がらない』と悩むことになる。
『プロットを先に書く』のは
『好きなようにテキストを書けるようになった』あとの話。
なぜなら
『好きなようにテキストが書けない』状態なら
『プロットの文章も書けない』から。
『テキストを書く』って『小説上級者』には、
呼吸するほど簡単なこと。
でも『書けない』と悩んでいる初心者には
『テキストを書く』ことって、
難易度が高いんですよ。
そもそも、殆どの人は『長文テキスト』なんて『書かない』んだから。
『Twitterの140文字』ですら、殆どの人は『産められない』んですよ。
『Twitterの140文字の上限が面倒臭い』と思ったら
『書けない』という問題は『スランプ』でしかなくなります。
プロットとか、中級者以上の話なので
考えなくていいです。
『プロット』と『箇条書き』はまた別なので
『箇条書き』で小説の骨子を作ってしまってから
文章を追加して言って小説にするとかも
簡単かもしれません。
【小説の書き方】プロットは必要か?
まとめ。
小説でも、プログ記事でも
- 『書けるときに一気に書く』。
- 修正や修飾はあとでやる。
中級者までは、これが鉄板です。
そもそも『書けない』で悩んでいる時に
修正とかしてる場合ではないんです。
『書き切る』ことに集中しましょう。
『書く』以外のことを『書く』ときにしているから
『書けない』のだと、自覚しましょう。
【この記事を書いた日 2022/11/04 10:07 】