【小説の書き方】第一稿はとにかく文字にする【初歩】更新 2022/10/05

小説の書き方

散歩してたら街灯の私の影がひょいっと動いた。

驚いて、見たら猫が出てきた。

 

 

第一稿忘れたけど、10分ぐらいでいろいろ出てきたので書き留めておく。

俳句でもいい。テキストならば。

 

雪の夜 我が影のごとく走る猫

我が影の如く 猫が走る雪の川

月光に走るや 我が影のごと 雪に猫

 

 

これが一番まし?

月光に走るや 己が影かと 雪に猫

月に影 我と同じ 歩の子猫

季語が春だけど(笑)

 

月に影 我と行くか 雪に猫

 

猫にびっくりした感じをどうやって表せばいいんだろう。

 

我が影を 踏んで去る猫 黒い猫

季語が無い

我が雪影を 踏んで去る猫 黒い猫

 

雪に猫 我が影飛び出 知らん顔

 

雪に影 吾から生まれし 黒い猫

 

我が影を ひょいと抜け出す 雪に猫

 

我が影を ひょいと追い越す 雪に猫

 

俳句ってどこで止めたらいいん?

誰かに『これがいい』って言われない限り、止まらないよね。

それは、小説も一緒か。

 

何も気にせずまず書く。

小説も、これぐらい、初稿と最終稿は違うものなので

気にせずバーッと書いて、あとで推考すればいいです♪

 

最初はとにかく書いちゃって!

とにかく、書いちゃって!

 

頭からテキストを追い出して、

頭が空っぽになるまでテキストを書き続けて

スカーンとした頭に、わらわらと次のテキストが沸いてくる感覚を味わってください♪

↓二次小説で説明しています。

小説の書き方 『第一稿、第二稿』の意味 1/5 - YouTube

第一稿のテキストなんて、
完成稿には無いことが分かっていただけると思います。

 

そのかわり、慣れるまでは物すッッッッッごく頭が疲れるので、

翌日が休みの時にやってくださいね。

 

慣れたら、楽に出てくるようになります。

 

使ってなかった水道管が詰まってる感じで

最初はなかなか出ないけど

何度もだしてるとゴミが取れてつるっと出てくるようになる。

 

本当に、次から次に言葉が出てきます。

 

 

呼吸だって、吐かないと吸えないんです。

 

吸って吐いて、じゃないんですよ?

  • 吐いて吸って。
  • 吐くのが先。

 

肺が空っぽにならないと空気は吸えないんです。

 

同じ理由で、

頭をからっっっぽにしないと、『新しいテキスト』も『新しいネタ』も浮かびません。

頭の中でだけ考えることには容量の限界がある。

一つのネタをありがたがって頭の中でこねくりまわしていると

それがふたをして、いつまでたっても次のネタが出てきません。

 

次のネタが出て来ないから、外に出すのが怖くて、

延々とその『一つのネタ』を頭の中でこね繰り回していると思います。

 

負のスパイラルです。下降気流に乗ってます。

そのうち地面に激突して再起不能になります。

 

この場合の再起不能と言うのは

「なんで自分には小説が書けないんだ! こんなに時間を取ってるのに!」

と、自己嫌悪して、普通の生活すら鬱々と楽しくなくなる状態です。

 

もし今、あなたがそうなっていたら、

鏡の中で笑ってみましょう。一日に一度でいいです。

『ありがとう』を口癖にしましょう。

 

礼を言えるヤツなんてまわりにいねーよ、って人は、

コンビニでおつりを貰ったときに『ありがとう』です。

誰でもいいんですから、ここで言ったっていいんです。

 

気になるなら、行ったことの無いコンビニに行って

『ありがとう』のピンポンダッシュするといいです。

 

『ありがとう』を口癖にすると、世界がかわります。

無料なんですから、トライしてみてください。

 

頭をカラにするから、次のアイデアがわく。

次のが出てきたから今のを書く、のではいつまで経っても掛けません。

今のを出したから、次のが出てくる、のです。

 

 

とにかく、思いついたことは全部文字や絵にして頭から追い出してください。

 

メモ絵ってのは↓こういうのでいいんです。

https://i0.wp.com/img-cdn.jg.jugem.jp/2e8/1703790/20121015_144337.jpg?w=1256

https://i0.wp.com/img-cdn.jg.jugem.jp/2e8/1703790/20121004_120830.jpg?w=1256

あとでみて、自分で何を描いたのかわかればいいんですから。

他人に見せて評価を求めるものではないので

センスとか考えず、書いてしまうといいです。

 

文字だと分かりにくいことでも、絵だからこそ、簡単に表現できることもあります。

 

ゲームをよくするかたなら↓こういうゲームレポはどうでしょうか?

シムシティ考察100万人都市 | BL作家 晶山嵐の日記

【シムシティ4】物産展 入手方法 | BL作家 晶山嵐の日記

元絵はスクリーンショットで撮れるから、あとは文字を書き加えるだけで

立派な記事になります♪

 

『書く癖』をつける、その最初の一歩はなんだっていいんです。

『推考』の実例。

 竜二さんの煙草は、火先がバチバチ爆ぜる。子供の頃に理由を聞いたら、閃光花火の小さいのが仕込んであるんだ、って言われたから二度と聞いていない。子供心に嘘を言われた、とわかったんだよね。どうやら配合されている丁子が弾けているらしい、とあとで自分で調べて知った。真耶も修矢も晴弥も面白がって、竜二さんがこの煙草を吸うといつも眺めていた。香りが甘いから、なんだか甘ったるいお香を灯しているようで、駅とかで感じる、苦い煙草の厭な感じはしない。煙草自体も普通の白いのではなくて茶色くてスマートに見える。竜二さんには似合いの煙草だ。「でもこれ日本で吸うと不味いのよー」と以前笑っていたことがある。バリの煙草はバリで吸うものらしい。

↑実際に小説本文で書いてる。

数年前のなので、凄い……ヘタ……w

 

書き直したい!

 

 

これを前提に第二稿(推考)。

 竜二さんの白く長い指。そこに黒くて細いタバコが、手品のようにくるくるしている。まるで、竜二さんに掌の上で踊らされてる男の子みたい。人指し指と中指の間に煙草を納めて、口を隠すようにくわえる。僕を見てニコッ、と笑う。いつも、この瞬間ドキッとするんだ。だって、何もからかうことがないから。ただ、竜二さんの綺麗な顔に見とれてる。

 僕を見たままライターの蓋を親指で押し上げて、そのまま下ろす勢いでホイールをまわす。冷たいオイルのにおいがふっとにおったあと、炎で拡散される。この瞬間、竜二さんのEGOISTがなりをひそめる。揺れる炎が黒い瞳に映り込んで、泣いてるみたい。泣くような人じゃないのに。

 いつも笑顔だけど、この瞬間だけ、苦いものをかみつぶしたみたい。眉間に皺がよる。ミュシャのポスターみたい。まわりに額縁があっても全然違和感無い。黙ってれば、本当に、凄い美形なんだよね。爪の先まで真珠みたい。

 息を吸い込みながら炎を近づける。キスしてるみたいなくちびる。僕のセカンドキスは竜二さんだった。キス魔だから、覚えてないだろうけど僕はショックだった。エアキスもよくするし、投げキッスも頻繁。その口で愛撫されたら煙草でもあえぎそう。

 膨れる胸と先端にともる炎。バチバチ……と丁子がはぜる。小さな小さな線香花火みたい。煙草一つとっても騒々しい、本当に、竜二さんに似合いの煙草だ。

 数秒後、キスしたい口が広がって、もわっと白い息が漏れる。それをもう一度吸い込んで……

 僕の方を向いた瞬間、ヤバイ、と思ったけど、目の前真っ白。

 甘いっ! 煙い!

 そしてばたばた髪も肩も払うように叩かれる。

「お前に煙の臭いつけたら兄貴に怒られるからなー!」

「払うなら吹きかけないでよ!」

「ナニ? EGOISTかけてやろうか?」

殆ど第一稿ですね。

 

第三稿(推考)

 竜二さんの本当に白蛇みたいな指に、黒くて細いタバコが、手品のようにくるくるしている。まるで、竜二さんに掌の上で踊らされてる男の子みたい。人指し指と中指の間にストンと落ちた煙草。掌で口を隠すようにくわえたまま、僕を見てニコッ。鏡で太陽を反射させられたみたい。

 いつも、この瞬間ドキッとするんだ。

 だって、何もからかうことがないから。

 ただ、綺麗なだけだから。

 いつもこうならいいのに……

 僕を見たままライターの蓋を親指で押し上げて、視線は煙草の先端へ。ちょっと、残念な感じ。一瞬なのに。

 いつも笑顔だけど、この時は苦いものをかみつぶしたみたい。眉間に皺がよる。

 冷たいオイルのにおい。

 竜二さんのEGOISTがなりをひそめる瞬間。揺れる炎が黒い瞳に映り込んで、泣いてるみたい。泣くような人じゃないのに。

 ミュシャのポスターみたい。まわりに額縁があっても全然違和感無い。黙ってれば、本当に、凄い美形なんだよね。爪の先まで大理石のよう。

 息を吸い込みながら炎を近づける。キスしてるみたいなくちびる。

 僕のセカンドキスは竜二さんだった。キス魔だから、覚えてないだろうけど僕はショックだった。エアキスもよくするし、投げキッスも頻繁。その口で愛撫されたら煙草でもあえぎそう。

 カチンと蓋を閉じて指先でくるっと回したあと、ズボンのポケットに入れてポン、とそこを叩く。もう、煙草の香りだけ。

 膨れる胸と先端にともる炎。バチバチ……と丁子がはぜる。小さな小さな線香花火みたいな火花。煙草一つとっても騒々しい、本当に、竜二さんに似合いの煙草だ。

 数秒後、キスしたい口が広がって、もわっと白い息が漏れる。それをもう一度吸い込んで……

 僕の方を向いた瞬間、ヤバイ、と思ったけど、目の前真っ白。

 甘いっ! 煙い!

 そしてばたばた髪も肩も払うように叩かれる。

「お前に煙の臭いつけたら兄貴に怒られるからなー!」

「払うなら吹きかけないでよ!」

「ナニ? 煙全部なめとってやろうか? 俺のにおいしかしなくなるぜ?」

 

第四稿(推考)

 竜二さんの本当に白蛇みたいな指に、黒くて細いタバコが、手品のようにくるくる回る。まるで、竜二さんに掌の上で踊らされる男の子のよう。人指し指と中指の間にストンと落ちたそれを掌で口を隠すようにくわえる。長い指。

 僕を見てニコッ。鏡で太陽を反射させられたみたい。

 いつも、この瞬間ドキッとするんだ。

 ただ、綺麗なだけだから。

 だって、何もからかうことがないから。

 いつもこうならいいのに……

 僕を見たままライターの蓋を親指で押し上げて、視線は煙草の先端へ。ちょっと、残念。一瞬なのに。

 いつも笑顔だけど、この時は苦いものをかみつぶしたみたい。眉間に皺がよる。

 冷たいオイルのにおい。

 竜二さんのEGOISTがなりをひそめる瞬間。揺れる炎が黒い瞳に映り込んで、泣いてるみたい。泣くような人じゃないのに。

 ミュシャのポスターみたい。まわりに額縁があっても全然違和感無い。黙ってれば、本当に、凄い美形なんだよね。爪の先まで大理石のよう。

 息を吸い込みながら炎を近づける。キスしてるみたいなくちびる。

 僕のセカンドキスは竜二さんだった。キス魔だから、覚えてないだろうけど、僕はショックだったんだ。叔父さんがセカンドキスっておかしいよ。エアキスもよくするし、投げキッスも頻繁。その口で愛撫されたら煙草でもあえぎそう。竜二さんを見た女の子が『あの煙草になりたーい』と言っていた。僕はなりたくないけど、意味はわかる。女の子なら、こんな綺麗な男の人にキスされたいって人はかなり多いとは、思う。外面はいいからね。

 煙草一つつけるだけで注目を浴びる僕の叔父さん。

 カチンと蓋を閉じて指先でくるっと回したあと、ズボンのポケットに入れてポン、とそこを叩く。この時に逃げないと、その手で抱き寄せられる。

 少し離れると、EGOIST香る。漆黒の髪が揺れる。長い睫毛がふわりと上がって僕を、見る。

 膨れる胸と先端にともる炎。バチバチ……と丁子がはぜた。小さな小さな線香花火みたいな火花。煙草一つとっても騒々しい、本当に、竜二さんに似合いの煙草だ。

 数秒後、キスしたい口が広がって、もわっと白い息が漏れる。それをもう一度吸い込んで……

 僕の方を向いた瞬間、危険信号は出たけど、目の前真っ白。

 甘いっ! 煙い!

 そしてばたばた髪も肩も払うように叩かれる。

「お前に煙の臭いつけたら兄貴に怒られるからなー!」

「払うなら吹きかけないでよ!」

「ナニ? 煙全部なめとってやろうか? 俺のにおいしかしなくなるぜ?」

 せっかく離れたのに、首に肘を巻き込まれて頬ずり。やめてそれやめて。

ここまで、第一稿から、10分ぐらい。

 

あとは、読み返すたびにナニカ付け加えていって長くなります。

 

こんなふうに、

『最初に書いた文章』なんてかけらも無くなります。

 

だから、『最初の一文が思い付かない』とか

『最初が書けないから始められない』とか思わず

どんどんどんどん

『好きなところから』『好きなだけ』書いて行ってください。

 

まとめ。

 

一言一句、頭に浮かんだ瞬間文字にしていると

空っぽを怖がるみたいに、次から次から言葉が沸いてきます。

沸いてくるから書き留めて空っぽにする。

空っぽになるからネタがわく。

 

プラスのスパイラルです。上昇気流に乗ってますね♪

 

あなたのあたまの中をどんどん文字にしていきましょう。

 

ツイッター、ブログ、いろいろあります。

 

小説家を目指しているなら↓こういうのは将来的に必ず役に立ちます。

今のうちから作っておくといいですね♪

小説を書くための類語辞書を自分で作る

 

一度、類語を思いっきりやってみてください。

 

言葉の感受性が上がると思います♪

 

 

エンジョイ! & サンキュー♪

2015/01/10  0:33

【この記事を更新した日 2018/11/28 9:28 】

【この記事を更新した日 2021/05/05 9:56 】

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