質問
晶山嵐の回答。
商業出版をしたいのはわかりますが落ち着きましょう。
焦ってナニカをして、成功することはほぼないです。
質問文から見ても、あなたは『焦りすぎ』。
『時間がない』と思っているのはあなただけです。
『早くプロになりたい』と思っているのは
小説家志望の全員です。
『プロになりたい』のはあなただけではないのですから
質問文から気になったところへ回答していきますね。
スランプの対処法について。
スランプの時は『まったく別のこと』をすると良いです。
『小説を書く』ことをすっっっっぱり忘れましょう。
小説のリサーチとか、一切やめましょう。
今、書いても『思い通りに書けない』なら
- 他の趣味を見つけるとか
- 新しい勉強を始めるとか
『めっっっちゃ書きたい! 書かないと死ぬ!』と思うまで
小説を書かないでいましょう。
『書きたい!』と思わなければ
この先一生でも、『書かなければ良い』のです。
『書きたくないもの』を書いても絶対に大成しません。
『現時点でプロになっていない』人が『プロになる』というのは、
そんな甘いものではないのです。
集中力の方向を変える。
あなたは『書けない』と考えながらも『書けている』ので
問題は『スランプ』ではなく
『集中力の方向』だと思います。
『集中力』を『リサーチ』『他人との比較』に使っています。
『小説を書くことを「楽しむ」』ことに集中力を使いましょう。
『天才』と『秀才の自分』を比べない。
三カ月前に小説を書き始めてすでに書籍化!
こういう人は『天才』です。
あなたは色々と『やりかたを検索している』時点で
『天才ではない』のです。
あなたは『超』がつくほどの『秀才』です。
天才は『やり方』を検索しない。検索する時点で『秀才』。 | ポジティブにタスク管理
天才と自分を比べてはいけません。
天才のウォッチをしていると、惨めになるだけです。
天才のやりかたは、殆ど、秀才以下には真似できないので
見ているとイライラするのは当然です。
『天才のウォッチ』を今すぐ辞めましょう。
『天才探し』も辞めましょう。
あなたは『自分より上』しか見ていないから
『天才しか目に入らない』のです。
三カ月で書籍化なんてくやしい!
そう思うなら
何年書いてもランキングに入らない人が何人いるか数えてください。
数万人規模だと思いますよ。
ランキングに入っているあなたは、
その『数万人の頂点あたりにいる』と自覚しましょう。
上ばかり見るのは害悪です。
たまには下も見て、悦に入ることをしましょう。
私はちゃんと頑張ってきたなぁ。
そう思って、
頑張ってきた自分を褒める。
まだがんばる自分を褒める。
上を目指している自分を褒める!
ダメだダメだとばかり思わず
ランキングに入っている自分を褒めましょう。
そして、大きく深呼吸して、毎日散歩をして
『書きたくなったら書く』ことを繰り返しましょう。
『他人』と『自分』を比べない。
『天才と自分を比べない』のと同じように
『他人と自分を比べる』のも害悪な行動です。
あなたは常に『自分より上のレベルの他人と自分』を比べて
『自分はダメだ』と思い込んでいます。
『上のレベル』と比べたらあなたはダメに決まっているのです。
だって、上級者と比べているのですから。
小学生が大学生を見て『あんな人に勝てない!』と思うのは
99%当然でしょう?
比べるなら『過去のあなた』と比べてください。
『おなじジャンル』で、閲覧者やいいねが増えたなら
それは『あなたが以前より認められた』ということでしょう?
あなた自身の、『前回の作品と今回の作品』を『比べる』のです。
あなた自身の、『初期の作品と最新の作品』を『比べる-のです。
あなたは今『書籍化』が目標なので
『本を出せばこの飢えは納まる!』と思っているでしょうが
書籍家にたどり着いたら次は、もっと上を目指して
永遠に『飢餓感』を味わい続けます。
年収が一千万を越えたら、二千万円、一億円……と
『どんどん目標を遠くに置いて』
永遠に走り続ける。
あなたは、そういう人です。
『上しか見ていない』のがその典型です。
それで幸せならそれで良いのですが
赤の他人の私に質問するぐらい、苦しんでいるでしょう?
たまにはとまって、下を見て、悦にいって
初期の作品を読みかえして見ましょう。
昔の作品が『ヘタだ』と思ったのなら
あなたは今、上達しているのです。
上達した自分を褒めましょう。
昔気作品が『相変わらずだな』と思ったら
あなたは上達していません。
それが、焦燥感の原因になっているのかもしれません。
まず、そこを確認してみましょう。
深呼吸を癖にしましょう。
たまには、お茶を飲むときに
やかんでお湯がわくまで、外の景色を眺めてみるとか
『ゆっくり』してみましょう。
あなたの書く主人公はあなたのように
『せからしい性格』ではないでしょうか?
それだと、読者は息がつまります。
忙しくしているあなただからこそ
『ゆったり』が『描ける』はずですよ。
『のろい(遅い)』のではなく『ゆったり』が描けるのは
せわしない人にしかできないのです。
『テンポよくゆったり』するのです。
何年も苦労してきたなら、この一年だけ、
『楽しんで』書いてみてください。
『コツコツ』は『記録』しないと意味がない。
色々なことをなさっていると書いてらっしゃるのが凄いです。
それだけ、普通はできません。
質問者さん以外に
この記事を読んでいる方むけのメッセージ
こういうことを『普通はしません』。
なので『ここまでがんばるものなんだ!』と思わないように。
こういうのは『リサーチや統計が「好き」』でないとできないです。
もちろんした方が良いのですが
『数字を好きになる』ことを先にしないと
神経が焼き切れます。
英語が嫌いなのに英語の勉強をしているようなものです。
この質問者さんは『リサーチや統計』についての
才能を持ってらっしゃるのです。
無理して真似しようとなさらないでくださいね。
小説家にとっての必須スキルではないです。
質問者さんへ。
『コツコツ』をちゃんとリストアップしていますか?
『なんとなく』ではなく、『数値化』していますか?
- Aをやったら、反応率が何%上がった。
- Bをやったら、閲覧者が何%増えた。
そういうことをエクセルなどで『管理』していますか?
エクセルでなくても、メモ帳でも良いのですが
- 『したこと』
- 『その結果』
- 『結果から考えた修正点』
- 『修正をどう実行するか?』
ここらへんを『テキストにして』『考えてから』『実行』していますか?
他の人にこういうことは言わないのですが
『リサーチして統計を出している』あなたならわかる筈です。
リサーチして統計を出したら
『分析』をしないといけないのです。
そこまでしないと『リサーチが死ぬ』のです。
リサーチ→統計→分析→実行→反省→リサーチ
この繰り返しです。
簡単に言うと
- 調べてみた。
- 考えてみた。
- 実行してみた。
- 実行結果から→修正点を見つけた。
- (修正点を)調べてみた。
↑ 『修正点を見つける』『修正点を調べる』
この二つが抜けていませんか?
- リサーチした。
- こんなのがよさそう。
- やってみた。
- だめだった。
- リサーチした。
↑ 『だめだった』時点で、
『また別のリサーチ』をしてませんか?
Aには100の可能性があるのに
- 最初に実行した『1』の可能性だけ調べて
- だめだったから、
- (Aの99%を捨てて)
- Bをリサーチして実行。
こういうことをしていませんか?
この、AとかBとかは『ジャンル移動』とか大きなものではなく
ネタを変えるとか、雰囲気を変えるとか、
『小さいカテゴリ』でもおなじです。
Aのジャンルで月間ランキングを獲れていたのに
Bのジャンルに移動して、月間ランキングがとれなくなった。
Aのジャンルで、『知名度をあげる』とか『閲覧者を増やす』とか
いくつの方法でやってみましたか?
Aのジャンルにもどれと言っているわけではないのですが
『素人の「やりつくした」』って、二つか三つなんですよね。
考えて、実行する。
その『実行力』は凄いのです。
それは自慢してください。
ただ、『数回やってだめだった』から『次のこと』よりは
『今やったことの修正点』を修正する方が先なのですよ。
なぜなら『すでにやった経験がある』ので
『次はもっと楽にできる』からです。
あなたは『常に新しいこと』を延々とやっていて
『そのジャンルでの経験値』を無駄にしているように見えます。
だからこそ『長編が書けなくなった』のですよね?
好きなことをしていないからです。
『あなた自身が「面白い!」と思う』ものを書いているのか?
リサーチしてあれこれとジャンルを変えて~
色々なさっていることは分かりますが
『あなたが』『自分で』『面白いと思う小説』だけを
公開していますか?
小説を書いているときに、楽しいですか?
こんなもの書いても
どうせ月間ランキングには入らないんだよなぁ……
そんなことを考えて書いていませんか?
そういう気持ちは読者に伝わるのです。
作者が楽しんで書いた小説は、
見る人を楽しませます。
作者が苦しんで書いた小説は、
見る人に嫌悪感をわかせて、頁を閉じさせます。
月間ランキングをなかなかとれないのは
そう言うところが関係しているのではないでしょうか?
リサーチは大事なのですが
『あなたが一番好きなこと「だけ」』を書きましょう。
そのためは『私はナニが好きなのか?』
それを自覚しなければなりません。
チラウラでも、マインドマップでもエクセルでも良いですから
『私の好きなこと』と、大きく書いて
その周りに『好きなこと』を書けるだけ書いてみましょう。
100個を目指してください。
そして、似たようなものが出たらグループ化していくのです。
『一番大きなグループ』が『あなたの一番好きなこと』です。
その『一番好きなこと』に『小説を書く』が入らないのでしたら
一年ぐらい、執筆をストップしてみたら良いと思いますよ。
その『一番好きなこと』を『めいいっっっっっぱい』やってみましょう。
まとめ。
そもそもが
『好きなことだけ』しているのなら
評価は気にならないはずなのですよ。
『評価のため』に『好きではないこと』をしているから
苦しいのでしょう。
『あなたが』楽しいことを書きましょう。
【この記事を書いた日 2022/09/23 17:15 】