【小説の書き方】『小説が書けない』のは『なぜか?』を見つめてみよう。

小説を書く熟練度 超初級

【小説の書き方】『小説が書けない』のは『なぜか?』を見つめてみよう。

 

『小説が書けない』って、小説を書いているひとからよく聞きますね。

 

  • 体調が悪いから書けない。
  • 環境がうるさいから書けない。
  • 書く時間がとれないから書けない。

 

いろんな『言い訳』が飛び交っています。

 

ちょっと目を覚ましてみてください。

 

『小説を書くため』の『ネタ』は足りていますか?

 

『小説を書けない』理由。ネタがない。

 

小説を書くことになれていなければ

集中しないと書けないでしょう。

家族がうるさければ書けないでしょう。

誰かが話しかけてくる状況では書けないでしょう。

 

でも、考えてください。

 

『静寂の中』なら、書けるのですか?

 

『書けない』理由は『ネタがない』ではないのですか?

 

小説を書くときに、必ずしもプロットは必要ありませんが

プロットが必要と言われれば、最後まで全部書けますか?

 

『プロットが書けない』というのは

どういうことか、わかりますよね?

 

『ネタが足りない』のです。

 

『ネタが足りない』なら、

どんなに『書く時間』があっても、書けないです。

だって、『書くことがない』のですから。

 

『小説を書けない』理由。モチベーションが上がらない。

書いても書いても評価が低くて、書く気力がわかない。

 

小説の書き方について、晶山嵐が残念がっている
晶山嵐
それなら、やめてしまいましょう。

 

アマチュアなのですから
やる気がないならやめてしまいましょう。

 

そもそも『小説』というのは『創作活動』なんです。

『創作』って『命令されてやること』ではないのですよ。

 

新入社員が会社で次々に『仕事をやれと言われる』のを

右から左に捌いていく。

そんなふうには、創作活動はできないのです。

 

あなたが、何を、書きたいのか?

 

『ネタがない』時点で『書きたいものがない』のですよね?

『書きたいものがない』のに

なぜ、『小説を書きたい』と思うのか

考えましょう。

 

  • 『小説家と呼ばれたい』
  • 『作家と呼ばれたい』

 

どんな理由で小説を書き始めてもよいのです。

よいのですが

せめて『作品』は揃えましょう、という話ですね。

 

 

『趣味で小説を書いています』と自己紹介したとして

殆どの人は、『あなたの小説を読もうとはしない』です。

 

挨拶やお世辞で『読んでみたいです』という人は居るでしょうが

本当に読んでくれる人は1%ぐらいのモノです。

 

だってみんな知ってるんですよ。

『うまければプロになっている』ということを。

『趣味で小説を書いている人はヘタだから読む価値がない』と

普通は知ってるんです。

 

だから、見向きもされません。

 

 

そして、そういう理由でも『小説家です』と言いたいのなら

なけなしの一作を書いて、SNSにアップして

名刺に『小説家』と書いていいんですよ。

 

だって『小説を書いた』のですから

小説家でよいのです。

 

それで『あなたが満足するのかどうか?』がポイントなのですね。

 

『評価が低い』から『モチベーションがあがらない』ということは

『評価が高い』なら『書く気になる』ということだと考えているでしょう?

 

そうですか?

 

ネタがないから書けないのを評価のせいにしていませんか?

 

『小説を書けない』理由。環境のせいで書けない。

  • 一人になれないから書けない。
  • うるさいから書けない。
  • 時間がないから書けない。

 

いろんな理由がありますが

『ネタがない』なら、時間があっても静かでも、時間があっても書けないのです。

 

『小説を書けない』『言い訳』を言う前に書け。

初心者程『小説を書く』ことに必死になります。

 

どういうことかというと

『お湯を沸かす』ということです。

 

『水を沸かしてお湯にする』のですよね?

でも『湯を沸かす』って、普通に言いますよね?

 

『小説を書く』のも一緒なのです。

 

『文章を書いて小説の体裁をとったから

 「これは小説だ」と

 作家が言って

 「小説」だとして公開したから

 それは『小説』なのです』。

 

『小説を書く』のではないのですよ。
  1. 『テキストを書く』。
  2. そののち、それが集まって『小説になる』のです。

 

だから『完成していない小説』というのは

本人が『小説だと思っている』だけで

『文章の集まり』でしかないのです。

 

 

このブログでも何度も書いていますが

『書いたもの全部が珠玉の小説になる』と

初心者ほど思います。

 

でもね、何度も何度も書いています。

あなたの書いたものの『9割は死蔵』になるんですよ。

 

『小説を書く』という前提だと

『小説にならないものは書かない』と言えますよね?

 

最終的に、『どの文章が小説になる』のか

最初はわからないのに

『小説になる文章だけを書く』なんて思っているから

『書けない』のです。

 

小説の書き方について、晶山嵐が残念がっている
晶山嵐
漫画家がずっと漫画を書いていますか?

テレビを見ながらチラ裏に小さなカットとか書いてるでしょう?

 

  1. 集中線の練習だってします。
  2. 服のデザインを考えたり、
  3. 髪形を考えたり
  4. 顔かたちを考えたり
  5. そのたびに、何十枚、何百枚スケッチをとるんですよ。

 

でも、『漫画になるのは、24枚の原稿』。

そういうことは、よくあるんです。

 

レオナルド・ダ・ヴィンチぐらいの作家にならないと

デッサンやメモに価値はつきません。

でも、描くんです。

なぜなら

デッサンやメモを描かないと

漫画作品が仕上がらないからです。

 

 

なぜ小説だけ『書いたもの全部が小説になる』と思うのでしょうか?

 

『小説が書けない』なら

『テキストデッサン』をすればよいですよね?

 

目の前にあるものを『テキストに起こす』ことをすればいいじゃないですか。

 

『小説を書けない』理由。『脳内のテキスト化』ができない。

小論文って、1000文字程度でしょう?

ツイッター七つ分です。

一分間に50文字打鍵できれば、20分で打てますね。

 

そう考えると『小論文ってそんな文字数か!』って思うでしょう?

 

でも、小論文をすらっと書けますか?

 

小説って、新書で12万文字あります。

1000文字の小論文、120個分です。

  • ツイッター857個分。
  • 四百字詰め原稿用紙300枚分。
  • 一行27文字として、空白がない前提でも、4444行あります。

 

コンスタントに、一分50文字打鍵したとして

40時間かかります。

 

一日八時間打ち続けたとして五日かかるんですね。

 

『アイデアを出す』とかを省いて

『キーを打鍵するだけ』で五日かかるんです。

 

『簡単に埋まる文字数』ですか?

 

一日一行しか進まない……とか言っていたら、

4444日、12年かかるんです。

 

これだけの作業を、『軽い気持ち』で始めていませんか?

 

  • 漫画なら絵が描けないといけない。
  • タレントになるには面白くないといけない。
  • モデルにはスタイルが必要
  • アイドルは顔が……
  • 小説なら日本語を使えれば作品を作れる!

 

そんな『消去法』で『小説家』を目指してませんか?

 

どんな理由で小説家を目指してもよいのですが

『12万文字を軽々打鍵できる人』が

  • 評価が低い
  • 売れない……

そういって、悩む業界なんですよ?

 

小説の書き方について、晶山嵐が残念がっている
晶山嵐
覚悟を決めませんか?

 

日本語を使えれば作品は作れます。

でも、『面白い作品』でなければ

評価は低いのですよ。

 

そして『評価が低い』というのが理由で

モチベーションが上がらないのなら

『面白い小説』を書く必要があるのです。

 

『打鍵』でヒーヒー言っている人にできることだと思いますか?

 

湯水のようにアイデアが出る人が

毎週、ショートショートを書いてもなかなか評価が上がらないのですよ。

 

絵筆を握ることができれば作家になれる

そう思いますか?

思えますか?

 

なぜ、小説家だけ

『日本語が使えれば作家になれる』と思うのでしょう?

 

小説の書き方について、晶山嵐が残念がっている
晶山嵐
『小説を書く』ということを舐めていませんか?

 

小説の書き方について、晶山嵐が残念がっている
晶山嵐
こちとら血反吐をはいて小説を書いてるんですよ。

 

12万文字を三日で書けるぐらいの速度で小説を書き続けてたんですよ。

 

『小説家になりたい』だけなら

『一作を公開』して、『名刺に小説家』と書いて満足しておきましょう。

創作活動なんて面倒臭いことをしなくていいでしょう。

 

でもね

『書きたい小説がある』のなら、別なんです。

『創作したい』のならガンガン書きましょう。

 

『創作・アート』は自由です。

 

 

つまりは『書きたいもの』が出てくるまでは

『テキストデッサン』で『書く練習』していればよいのです。

 

『打鍵』は『技術』なので

スーパースピードになるには三カ月もあれば十分です。

『テキストデッサン』も『技術』です。

『何を書いているのか』が『万人にわかる』。

つまりは、プレバトの俳句で言うと『凡人』にさえなることができれば

何を書いても、『評価は』はある程度つきます。

テレビで『凡人』を『残念』という扱いをするから

『凡人』が『ダメな結果』として思われて

創作活動を推進している私としては非常に残念です。

 

創作初心者が『凡人』になるなんて偉業ですよ!

 

蟹を初めて絵はがきで描いて『蟹に見える』って凄いことなんですよ!

試しに、左手を、そこらへんのチラシにでも書いてみてください。

うまく描けますか?

 

 

小説だと『左手にペンを持って』と書けば

『左手にペンを持っている』と『読者は認識してくれる』ことでしょう。

『絵を描く』ことだと『凡人』になるのが凄く大変な『表現力』が

小説だと『左手』と言う『二つの漢字』で用意できるのです。

 

つまりは、『面白い小説』というのは

『その上のレベルの話』なのです。

 

 

検索をしてこの記事にたどり着いたあなたは

『基礎的な文章力』があります。

なぜなら、文章力がないと検索できないし

『記事を読めない』からです。

 

なのですでに『凡人の小説』を書くことは簡単でしょう。

ですが『凡人の小説』というのは『見向きもされない』のです。

 

『絵』は、『凡人』でも褒めてもらえます。

だって『お上手ですね』って言うのに、二秒もかからないでしょう?

 

でも小説は『読んでもらう』という『時間』が必要になるのです。

『時間をとってでも読みたい小説か?』という『ふるい』にかけられるのです。

 

殆どの人は『そこをクリアできない』から

『評価が低い』ままなのですね。

 

それに対しては『書けない』という理由ではないのでココでは詳述しませんが

『広報』を覚えると脱出できます。

 

『広報(宣伝)する』ことが重要です

 

 

 

とにかく、『小説にしたい』なら

『文章を書く』ことが必要で

その『文章』が、『他人に理解できるように描く』ことが必要なのです。

彼は突然、壁にそって崩れ落ち、ややあって拳であちこちを殴りだした。

皮膚が割け、寄木の床に血しぶきが飛び、止めるおれたちを振り払って、彼は泣き狂う。

なぜなら、彼の妻が、死んだから。

たかがこの三行だけでも『情景がわかる』でしょう?

 

  • 男性が泣きながら暴れている。
  • 室内である。
  • その場に男性が二人以上いる。

 

これが『筆力』です。

『誰が読んでも情景がわかる』。

この能力が『小説家には必要』なんです。

 

この記事のためにこの三行を書きましたが

これは小説になんてなりません。

ただ、例文として記事に書くためにパッと書いただけです。

 

それを『小説にしない文章なんて勿体なくて書けない』とか思うから

小説すら書けないのです。

 

 

『小説を書く』なら、『情景描写』はよけて通れません。

そのために、『テキストデッサン』が必要なのですね。

 

 

つまりは『思いついたこと』を『即座にテキストにする練習』をするだけです。

『テキストの保管』が必要ないのでしたら

『どこででもできる』ことですよね?

 

満員電車にのったなら、『満員電車の様子』を脳内でテキスト化してみましょう。

黒髪の頭が10個、20個。

日本人はみんな黒いなぁ。

没個性の塊が満員電車の中で一緒に揺れている。

おれもその中で没個性して揺れている。

こういうのが、主人公が毎日通う学校への道順の『小説』にできます。

 

飲み物を飲んだなら、

それがどういう感じで喉に、胃袋に入っていくのか、

テキスト化してみましょう。

暑いもの、冷たいものを飲んだら、液体が喉から胃に移動するのがわかるでしょう?

山の頂上で湧き水を手に掬って飲んでみた。

口から喉へ、キラキラと流れていくのがせせらぎのように見えそう。

横隔膜の下の当たりでポチャンと横になびいた。

私の胃ってちゃんと上にあるんだな。胃下垂でないことをこういうときに確認して安心する。

バカみたいな文章ですが

情景、人となりはわかりますよね?

苦労して登ってきた山の上で湧き水を飲んでいる健康マニアの女性です。

 

 

絶望したときに冷たい飲み物を飲ませて

「胃から全身が凍ってしまいそうだ」とか

主人公に思わせたら、『現実味』が出るでしょう?

 

 

こういうことをせずに『小説を書く』ことを「まずする」から

『主人公の人となり』が『描けない』し

『情景描写ができない』から『リアルではない』し

そういう理由で『面白くない』と

『一行目で閉じられる』のです。

 

『小説が書けない』のは、環境のせいでもネタがないせいでもなく

『書く力』がないから、ということもあるのです。

 

  • ネタがないならテキストデッサン。
  • 書く力がないならテキストデッサン。

 

どちらにしろ

『小説を書けない』と喚くよりは

テキストデッサンをした方が建設的です。

 

まとめ。

『小説を書けない理由』を色々あげてみて

結果的に

  • ネタが足りない。
  • テキスト化能力が足りない。

これが浮き上がるようなら

まず、『テキスト化能力(テキストデッサン)』を鍛えましょう。

【小説を素早く書くために】『テキスト化能力』を鍛える。 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

絵を描くにしても

『絵筆の握りかた』も知らずに絵を描くのは難しいです。

  • ふでの握り方
  • 色の作り方
  • 色の塗り方

それらを『練習』するまえに

キャンバスを用意して描こうとしても描けないです。

 

なぜなら

『せっかく手間をかけて作った(買った)キャンバスには

 「よいものを描きたい」と思うから』

 

『よいものなんて描けない』のに

『よいもの以外描きたくない』と思ったら

描けるわけがないですよね?

 

小説は、事前準備(先行投資)がほぼゼロで始められるので

『簡単』な分、ライバルは多いのです。

 

  • ふでの握り方
  • 色の作り方
  • 色の塗り方

絵はがきが描けるようになります。

 

絵はがきサイズを自由に描けるようになってようやく

キャンバスを用意してもどうにか描けることでしょう。

 

最初から『よい小説を書こう』なんて思わず

『テキストデッサン』をしながら

『書きたいもの』を作っていくのが

遠回りですが、上達の近道です。

【小説を書いたあと】評価されるのは1%と心得よ。 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

【小説を素早く書くために】『テキスト化能力』を鍛える。 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

【この記事を書いた日 2022/04/23 18:25 】

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