語彙の区分け。
やる気。
物事を始めるための瞬発力。
- これがないと新しいことをいつまでも始められない。
- つまりは、惰性でしか物事ができず、ヒマがあったら転がってテレビを見るかゲームをしてしまう。
- 体力に相関。
- 一瞬のことなので、時間経過などは関係ない。
モチベーション
目の前の作業を自分がする必要性。
- 他人にもできることなら自分がする必要性は下がる。
- 誰がしても同じことをするのは、モチベーションが上がらなくて当然。
- 実行後にご褒美があると、『必要性』が上昇する。
- あくまで外部環境によってのみ設定されるもの。
- 発生の原因
- したい!
- 好きなことなら努力無く発生する感情。
- →好きなことだから自分がしないと意味がない。
- 楽しい!
- やってみて精神的肉体的快感があること。
- →楽しいことだから自分がしないと意味がない。
- 利益が発生した!
-
- 褒められた。
- 名誉欲が満たされた。(知名度が上がる、など)
- 収入が増えた。
- 良い結果が覗き見えた。
- →自分に対する利益が発生するから、自分がしないと意味がない。
-
- したい!
- 自分がしても自分に利益が入らないものはモチベーションがあがらない。(当たり前)
『自分が好きな作業』は、『したい』『楽しい』が継続してあるので
モチベーションが途切れることは少ない。
- ゲームが好きな人がゲームをする。
- 走るのが好きな人が走る。
- スポーツ観戦を好きな人が観戦する。
- 食べるのが好きな人が食べる。
- 社会性などから発生。
- 時間や気力や体力は関係ない。
集中力
大きな作業を効率的に実行するために必要なもの。
- 集中力がなくても作業自体はできる。
- 体力がなくても集中力は維持できることがある。
- 体力的に限界の方が高い集中力を維持できることがある。
- 時間が経つと消耗する。
- 気分転換で回復することもある。
- モチベーションが高ければ増大する可能性大。
- 時間とモチベーションに相関
根気
したくないことを続ける気力。
集中力がなくなっても、根気が残っていれば作業はどうにか続けられる。
したいことを続ける時に『根気が必要』とは言わない。
したいことは根気がなくても続けてできる。
→ 仕事をする根気はでなくても、ゲームはできる。
- 作業量が多いと消耗する。(時間ではない)
- モチベーション次第で必要量が変わる。(好きな作業に根気は必要ない)
- 体力に比例、作業量とモチベーションに相関。
気力
基本的には体力に相関。
やる気、根気、集中力はこれに内包される。
図示するとこうなる
集中力や根気がなくなっても、再度の『モチベーションの投下』や『体力回復→気力回復』で
初期値までならないかもしれないけれど、回復する。
気力そのものが縮小すると、当然、やる気、根気、集中力も縮小する
→実行開始が難しくなる。
→実行継続が難しくなる。
例外的に、
- 集中力だけは、体力が低くても増大、持続できることがある。
- でも、普通は気力の増減に依存する。
モチベーションと体力が一番重要。気力ではない。
- モチベーションがなければやる気がないから何も始まらない。
- 体力がなければそもそも実行することができない。
- 普通は体力と比例して気力、集中力の量が決まる。
やる気があっても、モチベーションがなければ何も始められない。
体力のことを考えずに気力だけ増やそうというのはほぼ無理。
基本的には、気力の総量を増やすために、体力の増大が必要。
倒れそうな程疲労している時は
『倒れないために』集中力があがるけれど
結果的に体は動かないから、何も実行できないことが多い。
頭は動くけど体がついて来ない、という状況。結局何も進まない。
よくある気力循環の例。
- あまり好きではない仕事に就いている。
- モチベーション → 給料
- 根気 → 仕事継続
『根気が必要』だと思った作業は、『好きではない作業』だから
『モチベーション(報酬)』を何度も何度も何度も何度も目の前にちらつかせて作業するのがいい。
- 痩せたらあの服着るんだ!
- 金が貯まったらアレするんだっ!
- これが終わったら念願のあれができるんだ!
受験勉強とかで、『必勝』ってのを目の前に掲げてはいけないと言われる。
受験勉強の終着点ではなく、それを達成した後の楽しい未来を目の前に掲げるのがいい。
『必勝』を目標にするから、受験に受かったあと、何もすることがなくて燃え尽き現象を起こす。
最初から、受かった後の楽しみを目標にしていれば、『合格』は通貨点にすぎない。
モチベーションというのは、そういう風に設定すると、
実行継続がしやすく、燃え尽きにくい。
いまの作業終了点ではなく、その作業が達成された後の楽しいことを目標にする。
× ダイエット目標5キロ減!
○ 痩せたらあの服を着てあそこに行く~♪
× これが終わったら給料日……
○ これが終わったら給料であれを買って○○するんだ♪
巧くモチベーションを発生させて、楽しい目標を設定しましょう♪
番外
『小説を書くのに根気が必要』
と思った時点で
いまのあなたは『小説を書く』用意が整っていません。
↓この記事の通り、舞台設定を先に膨らませましょう♪
大丈夫!
舞台さえ整えば、小説は自然と書けます。
小説は無理して書くものではないです。
小説家がホテルに缶詰になって必死で原稿を書いている
というイメージがあるから、
『小説は遮二無二書くものだ』という感覚があるかもしれません。
あれは
売れっ子作家が、書いている途中にアチコチ気を散らせて
締め切りに間に合わない
から、ああされるだけです。(自発的にしている人もいます)
他に気を散らせることがなければ集中して書く
という前提です。
小説を書く舞台が整っていなければ、同じように缶詰しても絶対に書けません。
書ける人だから缶詰して書けるのであって
書けない人は缶詰しても書けません。
『根気』で小説を書かないであげてください。
読んでいる人にその苦労が伝わって、次を読んでもらえなくなります。
あなたが楽しんで書くから、読んでいる人も楽しいのですから。
スターバックスで書くと『日常の煩わしさ』からは逃げられますが
- 知らない人が隣にいる。
- ノートパソコンを覗き込まれるといやだ。
とか考えていると
家で書いている方がマシです。
気力とやる気と根気と集中力とモチベーションの違い。
でした♪
エンジョイ! & サンキュー♪
【この記事を書いた日 2015/03/30 12:21 】