小説以外のお悩みについてアスクからの質問。
こんにちは。
晶山さんの小説ストーリーやセリフ描写を、
他の方がパクっていたのを知った場合、
どのように対処、
もしくは心構えをされていらっしゃいますか?
私事ですがそのようなことがありショックです。
どうしたら気持ちを切り替えられるでしょうか。
小説以外のお悩みについて晶山嵐の回答。
基本的には気にしないです。
それは私が小物なので、
パクられても私の生活に響かないから、という
前提がありますが。
誰かから『あの人があんたのパクッてたよ』って報告が入ったら
パクったと言われる作品を確認して
自分の話の根幹に関わること以外なら忘れる。
そのさい、
ツイッターなどの『日付改竄ができないSNS』に
『これを考えついたのは何月何日のこれこれこういうときで』と
『自分のアイデア公開が先である』ことをそれとなく明言しておく。
誰からも報告が入らなくて、
自分一人が気づいたようなものは
大体が勘違いなので、
『似たようなことを考える人がいるんだなぁ』と思って忘れる。
そしてそのあと、
思いついたアイデアはネタバレにならない程度に、
思いついたときにツイッター(プライベートの別アカウントでも可)に書き留めておく。
今は、日付改竄できない公共の場所がたくさんあるので
今後は思いついた都度、メモしておく。
ただ、作品として公開していないアイデアメモに著作権をどうのというのは
考え方次第です。
この『Twitterなどに呟いておく』のは
そのアイデアが作品になったときに
- 『どこからアイデアを思い付いたのか?』
- 『ネタ元はどこか?』
という証拠の一つにしかなりません。
パクったと言われたときに、
権利を主張してきた人より先に、そのネタを思い付いていた、というだけのことです。
『安心材料の一つ』というだけですね。
私も何度か友人とか、読者のかたから
『あの人のこの本があなたの小説(本)をぱくってる』と
報告をいただいたことがあります。
私はたんなるネタ被りだと思ったので、
気にしませんでした。
特に、本の装丁をまねしてる、
といわれたときは、
私の装丁センスってイケてるじゃん♪
と喜びましたw(単純)
(実際には、テンプレートの考え方が一緒だっただけだと思います)
私が考えつくことは、
誰かが考えつく可能性がある。
有名作家のところには
『どうやって私のアイデアを盗んだんですか!』という
問い合わせがしょっちゅう来るらしい。
みんな、考えることは一緒なんです。
それを、どれだけ早く、うまく、公開するかなんです。
自分が考えた固有名詞とか、
呪文の台詞がまねされたのなら抗議すれば良いけど
リスペクト、オマージュ、パロレベルなら、
無視しないと神経が焼き切れます。
私が考えつくことは、誰かが考えつく可能性がある。
●だから、『先に公開する』必要があるんです。
●だから、『実力をつけて公開する』必要があるんです。
盗んでいない限り、先に公開した方に優先権があり
実力がある人が書いたものの方が認知度が高くなります。
特に小説なんて、パクるパクらないとか、
認定はほぼ無理ですから。
親友が『訴えた方がいいんじゃない?』と血相変えてたら
初めて確認するぐらいで良いと思います。
パクられるのは、知名度が上がったともいえるんです。
●アンチがわく。
●パクられる。
●感想が増える。
これらは、切り離せないものです。
私もまねされるレベルになったかー、と笑って過ごしましょう。
そのかわり、あなたの話の根幹に関わる部分。
完全にあなたのオリジナルの部分をまねされて許せなくて
友人知人、読者のかたも『あれはパクりだよ』と認定するほどであれば
本人に言っても良いとは思います。
それ以外は、ほぼ勘違いです。
その人にまねされないレベルの話を作りましょう♪
パクられるのは勲章の一つだと思ったら、
気楽になりますよ♪
ショックな時、怒りが収まらない時はこう考えましょう。
私が今、これだけ心を乱して得する人は誰だろう?
大体は、あなた『を』嫌いな人ですよね。
あなた『を』好きな人はあなたに穏やかでいてほしいですよね?
敵に利することを率先してしなくていいです。
あなた『が』大事な人は、
- あなたにどうあって欲しいと思いますか?
- 機嫌よく、どんどん創作してほしいと思っていますよね?
人生を楽しみましょう。
パクることができないぐらい、壮大なものを創作していきましょう。
まず、ツイッターアカウントを一つ別にとって、
プライベートモードにして、ネタを呟いていきましょう。
Twitter社は、一人の人間が複数アカウントを取得することを許容しています。
二つ以上のTwitterアカウントを持つことは違反でもなんでもありません。
何月何日に、これらのネタを本にした、作品にした、
とツイートしておきましょう。
パクッた人のファンからいちゃもんを付けられたときは、
それを見せれば最低限の防御はできます。
気にせず創作しましょう。
パクった人より、あなたが良いものを作れば良いだけです。
楽しんで下さい♪
その代わり、本当に実際にパクられたときは
弁護士に泣きついてください。
その代わり、証拠がないといけません。
最近は『写真の著作権』などはかなり
勝訴できるようになっていますが
小説などの『テキスト部門』では
まだ、簡単ではないでしょう。
- 負けてもいい、から、裁判に引っ張りだすのか
- 泣き寝入りするのか、
はっきりさせて、泣き寝入りするのなら、『忘れる』しかないです。
そのことでイライラして
あなたの人生が壊れたら、どうしようもありません。
パクッた人と同じぐらいの人気を獲得して
「この作品、私のパクったよね」と
公共の場でビンタするぐらい、勝ち上がりましょう。