【小説の書き方】『四つの説明 4ex』で書く。

小説の書き方

『小説の書き方』の一つに

『説明が分かりやすい』というのがある。

分かりにくい世界観とか、読んでもらえないからね。

 

その『説明が分かりやすい』って実は、

人によって違うんだ。

 

人間観察をしていると、自然と身につくんだけど、具体的には分からない。

勘がいい人は、それでキャラクターを作ってしまえるけど

理屈から分からないと行けない人は、利用できない。

 

個々人の主観、というのもあるけど『説明方法が四つ』あるんだよ。

説明方法は四つある。

  • なぜ?
  • ナニ?
  • どうやって?
  • どうする?

この四つで人は思考する。

 

だから、違う説明のされかたをすると理解できない。

『4ex(四つの説明 フォーイーエックス)』とは?

これは私の造語なので、検索しても出てこないですw

 

四つの説明を英語にすると↓こうなる。

『Four explanations フォーエクスプラネイション』
短縮して『4ex フォーイーエックス』

『ex』を『例題』と使うのは日本だけだけどこういう意図で作った。

examination 検査
exception 例外
extra 追加の
examined 調べた
  • 小説内を分かりやすく検査して
  • 例外も説明して
  • 追加で説明して
  • たくさん調べたよ

って意味も込めて、『4ex(四つの説明 フォーイーエックス)』w

 

実例)糖質制限ダイエットを説明する。

代表的な『4ex(四つの説明 フォーイーエックス)』

  • なぜ?
    1. なぜこのダイエットをするのか?
    2. 理由付け。
  • ナニ?
    1. 糖質ダイエットとはなんなのか?
    2. そもそも論。
  • どうやって?
    1. 糖質ダイエットをするためには?
    2. 全体的なハウツー。
  • どうする?
    1. 糖質ダイエットを始めるにはどうしたらいい?
    2. まず、最初になにをすればいい?

 

なぜ、このダイエットをするのか?

糖質制限ダイエットのほうが、考えることが少ないから。

私、パンとかご飯よりチーズが好きだから。スイーツ断食平気。

 

カロリー計算しなくていい、おなかいっぱい食べていい。ラク!

糖質制限ダイエットとは何なのか?

太るのは糖質。タンパク質では太らない。

 

炭水化物が減れば、ケトン体がブドウ糖の代わりに脳の栄養になる。

だから、炭水化物だけをとにかく『一日60グラム以下』にする。

ご飯いっぱいが100グラムで糖質40グラム。

糖質制限ダイエットをするためには?

  • 乳製品、肉、魚、野菜メインにする。
  • スイーツを食べない。
  • めん類、ご飯、パンを食べない。
  • 天ぷらは衣が心配なので素揚げがいい。
  • から揚げもマヨネーズも大丈夫!
  • カレーは小麦を使っているので△だけど、カレー味はかまわない。

糖質制限ダイエットを始めるにはどうすればいい?

  • 焼き肉食べ放題にいく。

 

  • 朝、ヨーグルト。
  • 昼、鶏肉ステーキ。
  • 夜、焼き肉食べ放題。

 

  • 肉野菜、肉肉野菜、肉野菜、チーズ&ヨーグルト、納豆豆腐w

 

これが『説明方法四種』。

『4ex(四つの説明 フォーイーエックス)』。

 

どれが一番あなたの心に響きましたか?

それによって、あなたの『説明方法』がわかるわけです。

 

  1. なぜ?
    1. なぜそれをするのか?
  2. ナニ?
    1. それはなんなのか?
  3. どうやって?
    1. どうやってするのか?
  4. どうする?
    1. まず、最初(の一歩)にどうすればいいのか?

 

『どうする?』の人に『ナニ?』を説明しても

動けないんですよ。

 

理屈はどうでもいいから、次、俺は何をしたらいい?

というのが『どうする』の人なのです。

 

そこで

「だから、理屈はこうでああで」って言っても

「だからっ! 早く結論を!」ってなる。

もちろん、この四つに完璧に分かれることはあまりなく

『どれが強いか』ってことではあります。

 

私はまず『ナニ』が来るので

無意識に小説を書くと『これはなんなのか?』を

説明してしまうわけですね。

 

なので『ナニ』以外の人には分かりにくい小説だと思います。

 

それに、『ナニ』というのは結局『情景描写』になるので

説明が『足りない』ことは少ないんじゃないかと思います。

 

小説はハウツー本ではないので

  • 『どうやって』
  • 『どうする』

この二つがほぼ不要ですから。

 

アニメで説明すると

あくまで、私の主観のキャラクター設定です。

テニプリなら

  1. なぜ?
    1. 海堂
      1. なぜ俺がそれをしなきゃいけないんだ?
      2. 動いたら凄い。
  2. ナニ?
      1. 由来から現状、雑学まで説明してくれる。
      2. 粗筋の説明役。
  3. どうやって?
    1. 菊丸
      1. どうすればできるの?
      2. 搦め手。
  4. どうする?
    1. 桃城
      1. だから、俺は何をすればいいんだ?
      2. 特攻。

 

ワンピースなら

目の前の敵を倒してほしいときの依頼方法。

  1. なぜ?
    1. ゾロ
      1. あいつを倒さないと進めないのよ!
  2. ナニ?
    1. ナミ、チョッパー
      1. あいつはこういうああいうやつで、あそこで私達の足止めをしてるの!
  3. どうやって?
    1. サンジ
      1. ここらへんが弱点そうだから(これがあなたの得意だから)、そこから攻めて!
  4. どうする?
    1. ルフィ
      1. あいつを倒してきて!

 

こんな感じでわかるかな?

 

これが『説明タイプの分散』ということ。
『どういう説得で動くか』ということ。

『その説得』で動くんだから

その人が『説明する』のは、『その』説明になる。

 

ルフィをボスと対決させるのに、

ボスの身上調査を報告しても

「だからナニ!」ってなる。

 

「ルフィ! あいつを倒してきて!」

って言わないといけない。

 

でも

ゾロに『あいつを倒してきて!』って言ったら

「なんでだよ」ってなる。

 

「あいつを倒さないと進めないから!」

「わかった」

 

 

サンジに、

「あいつを倒さないと進めないのよ」

って言っても

「もうちょっと情報下さい。倒すための情報を」

ってなる。

 

 

これ本当に、凄い。

 

コンサルしてて、

『どう説明しても』理解してくれなかった人に

「だから、こうこう、こうすればいいんです」って言ったら

「わかりました!」って、パパッとしてくれるの。

 

その人は『理屈』じゃなく

『私は次に何をしたらいい?』が知りたかったんだよ。

 

 

理屈とか、なぜ、とかどうでもいいの。

 

すでに私がすすめてる時点で

『私がしたほうがよい、と言ってることはしたい』んだ。

 

だけど、私自身が

『理屈が無いと動かない』から

理屈を説明してしまったのね。

 

車を運転したい人に、

運転方法じゃなく、エンジンの仕組みを説明してた

ということ。

でも、テニプリの乾みたいなのが世界で初めての自動車を見たら

「これどうやって動くんだ?」

がネックになるでしょ?

 

変なものに乗って

自分が運転してる時に爆発してほしくないから。

だから、『テニプリの乾』には、

エンジンの仕組みを説明しなきゃいけない。

 

 

でも、自動車って、

エンジンの仕組みを知らなくても、

キー差してアクセル踏んだら動くんだよね。

 

その『方法だけまず教えて』って人が

『どうする』タイプ。

 

 

殆どの人は『気にしない』から

わざわざエンジンの仕組みとか聞かないけど

ジェット機を見て

「あんな凄いのがなんで浮くんだろう?」って

いつまでも不思議な人は『ナニ』タイプなんだよ。

(↑これは『音の壁』を超えたときのベイパーコーン(白い雲))

 

聞いたら面倒臭そうだから聞かないんだけど

でも、『ずっと気になってる』ってこと。

 

そして、理屈がわからないから、『怖い』のもこのタイプ。

 

ただ、説明を聞いてもわからないんだよね。

 

飛行機が空を飛ぶ仕組みは、

流体力学から説明しないといけないから。

 

ガソリン車のエンジンは、

蒸気機関の説明からしなきゃいけないから。

 

大体はキャパオーバーなので、説明されても理解できない。

 

それが過去に何度もあるから、調べないし聞かないんだけど

調べないからずっと不思議で、ずっと怖い。

 

『宇宙船とか幽霊とか信じない』人もここに多いと思う。

 

  • なぜそこに『宇宙船があるのか?』
  • なぜそこに『幽霊がいるのか?』

『自分の頭で理解できない』上に、

見えないことは『ない』と言ってしまう。

 

それが、精神安定につながるから。

 

 

こういう理由で、『ナニ?』タイプは、

フットワークが良い(すぐに検索する)と雑学王になる。

 

どうでもいいことでも気になって調べちゃうからね。

 

フットワークが悪いと

『わからないから怖い』を一生引きずる。

 

 

だから、人を説得したいなら

その人が『どの説明タイプか?』を先に理解したほうが、

話が早く済む。

 

その代わりこれは頭を使うので、疲れてるとできないw

以前、ちさろうと旅行先で

何かの話が食い違って、言い合いになったんだ。

 

 

これでわからないなら、別の方向から説明しないといけない。

どうしたらいい?

 

 

とか思ってる間に、ちさろうのほうも

大阪テンポでバンバン来るから、

同じ説明を五回ぐらい

(これじゃだめなんだけどな)と思いながら

繰り返したw

 

ちさちさろうも疲れてるから、同じ言葉を繰り返してて

だから、これじゃ進まないんだよなァ……と

思ってたw

 

ほんと、疲れてるとできない。

そして、なれてないとできない。

 

 

だから、これも小説を書くのと同じで

『多作』がネックになる。

 

 

 

私は『ナニ』タイプなので

  1. こんこんと説明されて、(ナニ?)
  2. それを私の中で咀嚼して
  3. 私の行動を考えて(どうやって?)
  4. 実行する。(どうする?)

だから、『ナニ』だけ『ナゼ』だけ、ではすまないけれど

その『最初の説明がどのタイプ』なのかで

『説明を聞く気が左右される』。

 

最終的には実行するから

『実行方法』は大事なんだけど

ロカボは肉だけ食べてていいんですよ!

って言われても

『なぜそうなるの?』がわからないと動かない。

『ロカボってそもそもナニ?』みたいなのが解決されないとしない。

 

これが『四つの説明』のタイプわけ。

小説で『一つの説明タイプ』だけで書くと

四分の三の人には読んでもらいにくい、

ということが分かってもらえたでしょうか?

 

 

『四つの説明 4ex』を全部、話の中で使うことが重要。

売れる話は『4ex』を押さえてる。

テニプリやONEPIECEのキャラクター設定のように、

『売れる話』は、この「『四種の説明』ができるキャラクター」が揃ってる。

 

だから、どの説明を好きな人も、話がわかる。

 

キャラクターが多い話になると

これに、老若男女が入る。

  • 「若いのに古くさい」とか
  • 男しかいない話で「女性っぽい」とか

そういう、キャラクターがいるのはこのため。

女目線、大人目線を代表してる。

売れない話はここがない。

実際に金髪だ黒髪だ、ハッチャケテルだ、大人しいだで

多種多様なキャラクターを揃えても

『考え方』が『四種の説明』でばらけていない

四分の三の人にはウケないので

『売れない』ということになる。

 

  • 糖質制限ダイエットってロカボだよ!
  • 糖質制限ダイエットとは、『太る』というのは糖質を摂取したからで、糖質を摂取しなければ太らないという理論の元、考え出されたダイエットで、……
  • ロカボは、以前に低炭水化物ダイエットって言われてたよね。
  • 『ロカボ』より『糖質制限』って言葉のほうが検索キーワード多いとか、不思議。普通はカタカナの方がウケそうなのに。認知されてないのかな?

これ、いろんなキャラクターがいろんな口調で言ってますけど

全部『ナニ』なんですね。

『ナニ』以外の人は、目がうわすべりすると思います。

『四つの説明 4ex』を知らずに、

一人でキャラクターを考えると、こうなります。

 

『自分のタイプ』しか作らないから。

理由は、

  • 『他のタイプがあること知らない』から。
  • 『自分が普通』と思うから。

 

あなたは今知ったのですから

これからのキャラ設定は、

『四つの説明 4ex』でばらけた性格にしましょう!

できなくても売れることはある。

これが自然にできたら自然に売れるけど

何も考えずに小説を書いてしまうと

『どれか一つの説明』だけで書いてしまうために

『その説明で理解できる人』しか読者にならない。

 

なぜなら、『あなたは「あなたが納得する説明」』しかできないから。

 

他の説明でないと納得できない人には

  • 『意味不明の話』
  • 『面白くない話』

になる。

 

文章はうまいんだけど、だから?

って言うのは、そう言うこと。

 

逆に、ピンポイントでコアなファンができるのもそういう人。

 

『一人称の小説』で売れるなら、大体これに入る。

 

元々が『一人称の小説』は

どれだけ主人公に感情移入できるか?

だと、読者も分かってるよね。

 

なんでも『突出』すれば、『及第点』より上にいく。

 

↓黒い線が『平均』。

『平均以上』の緑の人より

『一転突破』で突き抜ける赤のほうが

結果的には、成績を稼ぐ。

 

その代わり、廃れたときも早い。

  • 緑の人は、代表作はないけど、コンスタントに次々売れるって感じ。
  • 赤の人は、代表作が、映画に、舞台に歌になって、聖地巡礼されて、『あの作品の人』って言われるけど、一発で終わることが多い。

 

  • 一発で終わろうが、究極に売れた方がいいなら赤を狙う。
  • ずっと売れたいなら緑を狙う。

自分の性格と照らし合わせるといい。

 

狙ったからってできるわけじゃないけど

狙わないとできない。

 

私はいつも、ほどほどに赤いw

 

まぁ、コンスタントに二〇〇種が売れたんだから、

緑の時期もあった。

 

とにかく、

この方法で『一つの説明タイプだけに特化する』ということは

世界の四分の1はファンにできる、ということ。

 

25%なんて……と下に見るかもしれないけど

凄い数字なんだよ。

二%を掴むと世界一になる。

昔、投資業界で、世界に名前の売れた日本人がいたのね。

 

『銅を征する』って言うからどれぐらいかと思ったら

『世界の銅の2%を扱う』

ってことだったの。

 

『世界の2%』で『凄い』って言われるんだよ。
個人が『シェア2%』とれたら凄いの。

世界には概算で200個の国がある。

だから、平均したら一つの国の世界シェアは、0.5%。

 

『一国』が、平均して、0.5%のシェアしかないのに

『個人』が二%とったら、それは『凄い』よね?

 

国四つ分を個人がとった、ってことになる。

 

書籍でも『100万部』ってミリオンセラーで『凄いこと』だよね?

 

日本人が一億三千万人。

本を買える人が一億人として、1%で百万人になるわけ。

 

日本の人口で『シェア2%』なら、

200万人が買うってことだから

凄いよね。

 

 

まぁ、三億人いるアメリカでも、

一〇〇万冊売れたら『ミリオンセラー』。

 

この場合、0.3%だから

国民の数に比例して、ミリオンセラーが凄いわけではないけどw

 

70億人人間がいるなかで

個人が世界の二%占拠って凄いことなんですよ。

 

だから、『読者の中で四分の一、25%を押さえる』ってのも

凄いことなんですよ。

 

普通に書いたって、

一割も見てくれないかも

しれないんですから。

 

ストーリー作成でこの手法を使うには?

『四つの説明 4ex』の意味は分かってもらえましたでしょうか?

ここからは、『小説で実際に』『四つの説明 4ex』を使う方法です。

初心者が一皮むけるために使うには?

まず、失敗を抑えて、手順を考えましょう。

キャラクターの生活付けの失敗点

ストーリー作成初心者は、普通

全部のキャラクターが『一つの説明方法』しか使わない。

 

「『説明タイプの分散』という理屈」を知らないから。

言葉づかいすら、同じで、

セリフの羅列だとキャラクターを特定できないとかよくある。

 

 

キャラクターに沿うのではなく

キャラクターを自分に引っ張り下ろすタイプは

自然とこうなります。

 

分かりやすい失敗例。

初心者第一歩目。

一番わかりやすい説明不足が、

二次創作で

  • 「作者の好きなキャラクター」を「登場人物全員が好き」

というシチュエーション。

  • 主人公以外のキャラクターが「全員作者と同じ性格」。
  • そして、主人公は、作者の理想の性格。

漫画家さんが小説書いたときに、

こういうことになったのを

数人見た。

 

漫画でもいるよね。

 

ジャンルが変わっても、主人公の性格が同じ、っての。

ただ、こういう人も、突き詰めれば売れるw

 

小説メインで書いてる人では見たことないから

本当に初心者の『二次創作』の第一歩目がこれなんだと思う。

 

これでも、本人が楽しくて

読者が楽しいなら、問題ない。

 

初心者第二歩目。

登場人物のセリフが見分けつかない。

 

キャラクターの性格が一緒だから、

しゃべる言葉が一緒になる。

 

作者は『語尾変えてるよ!』と言うかもしれないけど

『セリフ』ってそう言うことじゃないんだ。

 

個人でも、TPOで言葉変えるよね?

おちゃらけキャラだって、

真剣な時は、真剣な言葉を吐くんだよ。

 

だから

  • 『語尾』とか
  • 『一人称』とか
  • 丁寧語か、そうじゃないか、

だけでのセリフの書き分けは、初歩の初歩。

 

ビジネスマンは『わたし』と言う

一人称をたたき込まれることがある。

 

その場合、友人には『僕』や『俺』でも

お客さんに対しては『私』プラス丁寧語になる。

 

この場合セリフの一人称で、

見分けはつけられないよね?

 

たとえば、

道順を覚えるときにには『動かないもの』を覚えなきゃいけない。

『風見鶏が向いてるほうへ曲がる』

というのでは『道順』にならない。

 

風見鶏はいろんな方向を向くからね。

 

 

『風見鶏のある家を北に見た突き当たりで右に曲がる』

じゃないといけない。

『風見鶏の家を右』だけだと

北から来たときは逆に歩いてしまう。

 

『セリフを一人称や語尾だけで区分ける』というのは

そういう、初歩的勘違い、ということ。

 

わたしだって、普通にしゃべるときは

『あたし』になってるけど

ちゃんとしゃべろうとすれば『わたし』って発音する。

三文字しゃべるのが面倒なときwは『うち』って言う。

 

方言喋ってるキャラクターでも

共通語で怒られたとき、

大体は方言で謝らないよね?

 

共通語で謝るよね?

 

なぜなら、共通語の人に怒られてるので

共通語の人に分かる言葉で謝るから。

 

そこで、『このキャラクターは大阪弁なんだから!』って

共通語を喋らせないでいると

TPOのないバカ、ってことになる。

 

友人には『ごめんごめん』でも

お客さんには『申し訳ありません』っていうよね?

 

『謝り方が違う』から、違うキャラクターになる?

 

キャラクターの作り方って、ソコじゃないよね?

 

二次創作では、公式で喋った、着た、モノ以外は

着せるな、喋らせるな、っていう「地雷持ち」がいる。

 

そういう人に慮って、そこを気をつけてると

『キャラクター個人の多様性』が消えるので注意しよう。

 

 

人間には、表面的な、一貫性なんて、ほぼない。

友人には『俺』、お客さんには『私』。

 

昨日まで嫌いだと思ってたそばも

たんにおいしいのを食べていなかっただけで

おいしいそばを食べたらそばファンになった。

よくある話です。

 

  • 疲れたら酸っぱいものがおいしい。
  • 今日はカレーの気分

など、

『食べたいもの』でも、毎日違いますよね?

 

このキャラクターはカレー好き設定だから

365日カレー食べてますか?

違いますよね?

 

もちろん、明石屋さんまさんや、過去のイチロー選手みたいに、

毎日食べてると、おっしゃるかたもいます。

 

 

『一般的に』『カレー好き』っていうと

『他の人よりカレーを選択する確率が高い』だけで

365日カレー食べてるカレー好きって、あまりいないです。

 

カレー好きだからってカレーを食べさせないといけないわけではないんです。

キャラつけのために、そう描くのはいいんですが

『人間として』は違うと、頭に入れておきましょう。

 

人間を模したキャラクターなら、

当然、小説のキャラクターだって、

『表面的な一貫性なんてない』んですよ。

 

だから、その『一貫性がない部分』を

『一貫性が有る』と錯覚して、

その部分でキャラクターの書き分けをしたら

困るのは、あなた。

 

 

 

そして、

こういうときは、キャラクターが作者の性格になる。

 

大体の人は『自分が普通』だと考えているので

『普通の人』は『自分』になる。

 

そして、主人公だけ少しかっこよく描いて

周りは全部『普通(自分)』になることが多い。

 

とにかく『自分以外のキャラクター』を

描けていない、という問題点。

 

  • 単純に、人間観察が足りない。
  • 『人格のかき分けをしないといけない』ということを知らない。

この二点が原因ですね。

 

『4ex』を使ってキャラクターを設定する。

キャラクターはまず『多様性』を考えて配置する。

主役を決めたら

その主役が↓どの『説明担当』なのかを決める。

  1. なぜ?
  2. ナニ?
  3. どうやって?
  4. どうする?

そして、

  • 主役
  • 友人
  • ライバル
  • 師匠

これらの主要キャラクターを全部、別の『説明担当』にする。

 

もちろん、これを設定する前にあなたが

『4ex(四つの説明 フォーイーエックス)』の使い方を

マスターしないといけません。

 

でもそれは、小説を書いていくうちに学べばいいです。

 

だーっと好きなように書いてしまって

全部書き切ってから、

セリフを修正すればいいんです。

 

書きながら『このキャラは「なぜ」だから……』とかしないように。

小説が書けなくなります。

 

 

そして、最後にセリフの細かいところを修正するのですから

そのセリフに対する『地の文』とかも、修正する可能性が高いです。

つまりは、ふわっと書いておけばいい、ってことです。

 

 

小説を書き始める前に

この記事で書いているように

『一つのこと』をその四人に説明させてみるといいですね。

キャラクター説明に使う。

「雨が降ってきた」というシーンで

  1. なぜ?
    1. なんでー! 天気予報で一日晴れって言ってたのに!
  2. ナニ?
    1. 傘持ってないなぁ。
    2. あっちの方晴れてるよ。
  3. どうやって?
    1. いつ雨雲が真上に来たん?
  4. どうする?
    1. とりあえず濡れるから、もっかいゲームセンターに入らない?

 

これぐらいのバリエーションがすぐに思い浮かぶようになると

キャラクターの書き分けはしやすくなります。

 

この五つのセリフだけで

一日快晴予報だからみんなで郊外のゲームセンターに

遊びに行ったら帰りに雨が降った。

とか、分かりますよね?(わかりすまよね?)

 

『郊外に』ってのは『あっちの方晴れてるよ』ってこと。

ビル街だと、『あっち』があまり見えないです。

 

 雨が降っていた。

「もっかいゲームセンターに入らない? 対戦しよっ」

「なんでー! 天気予報で一日晴れって言ってたのに! セットが崩れちゃうっ!」

「傘持ってないなぁ」

「あっちの方晴れてるよ」

「いつ雨雲が真上に来たん?」

 五人は、あわてて土砂降りの中に跳び出した。

 入ろうとした建物が爆発したからだ。

 落雷したのだろうか?

 

こんな冒頭だと、どうでしょう?

これで「『雨雲』が『伏線』」になりますよね。

ずぶ濡れで、目をしかめながら、

真っ黒い空を見上げている五人が、見えませんか?

 

たかがこの10行たらずで、

  • 近代都会の郊外。
  • 五人
  • 天候
  • イベント(爆発)

この説明が済みましたね。

 

事件が起こってるから、とりあえず、

もうちょっと読み進めてくれるでしょう。

 

一万文字ぐらいの小説だと、

これぐらいスピーディーに説明しないと、

読者を引き込めませんし、話を書き切れません。

 

短い小説ほど、

  • 会話で始める。
  • 冒頭の会話でキャラクターを説明する。

が、効きます。

 

 

ただこの『会話で始める』ってなれないと難しいらしいです。

 

これは、私が小学校二年生ぐらいの時に

国語の授業で出た問題でしたw

 

先生が

「会話文で始まる作文を書いてみよう」

って言ったので、私はすさっと

「おはよう」とあいさつしたら……

とか書き始めて、数分で400文字原稿用紙は埋まりましたが

他の人は一時間考えてもできてませんでした。

 

ヒマだった……

 

小説を書きたいと思ってる人なら、すぐできるかな?

 

場面説明に使う。

例)暗雲から宇宙船が降りてきた。

 

■セリフで説明する。

  1. なぜ?
    1. 雲から宇宙船が降りてきた?
  2. ナニ?
    1. 宇宙船かどうかわかんないけど、ナニかは見えてる。
    2. 私にも円盤みたいのが見えてる、あんたの夢ではない。
  3. どうやって?
    1. なんでここに宇宙船? 着陸する?
  4. どうする?
    1. 逃げたほうがよくない?

     

    ■『地の文』で説明する。

     彼女たちには、黒い雲から金属の円盤が降りてくるのが見えた。

     目を見交わして、それが個人の幻覚ではないことを確認する。

     それがなぜここに来たのか? どこへいくのか。

     それより先に、すでに建物は壊されたのだから、彼女たちがすることは一つだった。

     

    宇宙船の『見た目の説明』をどれだけするか。

     

    長くすればするだけ『ナニ』の人達は注目するけど

    他の三つの人達は『早く話を進めろよ』と思ってるか、閉じる

     

    『見た目の説明』は全部『ナニ』なので

    服装とか、景色とかをテキストで説明すると、

    『ナニ』の人はうんうんと満足してくれる。

     

    ■情景描写をする場合。

    秋の山を描写してみる。

    • なぜ?
      • 彼氏が、家族で毎年見に行っているという鈴鹿スカイラインに私を連れてきてくれた。山奥だし、情報もないから、外すことも多いらしいけど、今回は凄い紅葉で、彼氏も凄く喜んでいた。美しい光景の中で二人きり。
    • ナニ?
      • 今年は寒暖差が激しかったために、紅葉の真紅が鮮やかで、銀杏の黄色や松の緑の中、燦々と美しい。海外では山一つが同じ色、たとえばカナダだと、楓しか無いので、山全部が真っ赤になる。そういうのが美しいらしいけれど、日本は昔から雑木林なので、紅葉の時期でも、針葉樹の緑や、黄色くなる銀杏、赤くなる紅葉や桜などが入り乱れて、その『色差』を楽しむ。これを『錦絵図』と言う。
    • どうやって?
      • 車から出たら、頬がキンと凍り、指先がかじかんでくる。白い息の向こうに錦の山が鮮やかだ。
    • どうする?
      • 見事な紅葉を写真に納め、山の中にわけいる。
    • なぜ?
      • 外から見るのではなく、中に入ってみたら紅葉はどうなるだろうと考えただけだった。
    • ナニ?
      • 軽い気持ちとは裏腹に、さまざまの色の葉を透かしてくる太陽光が、辺りを万華鏡のように染め、ファンタジーの世界に迷い込んだかのようだった。
      • 足元が湿っていて危ない。松に自生するキノコ。落ち葉でふかふかの地面。都会では感じられないマイナスイオンの新鮮な空気。
    • どうやって?
      • それらをカメラに収めるが、きっと、私の腕では一〇〇分の1も写し取れないだろうと思い、そのうち写真を撮るのをやめてしまった。
    • どうする?
      • 大きく深呼吸する。体の中の都会の汚濁を全部入れ換えたいかのように。

     

    この順番じゃなくていいんですが、

    パッと見た目にわかるぐらい、

    この四つを分散して書くと

    『どの説明の人』も拾い読みして満足してくれます。

     

    『ナニ』が一番多いのは、多分私が『ナニ』だからだと思います。

     

     

    これを、『ナニ』だけで続けるとこうなります。

    • 今年は寒暖差が激しかったために、紅葉の真紅が鮮やかで、銀杏の黄色や松の緑の中、燦々と美しい。海外では山一つが同じ色、たとえばカナダだと、楓しか無いので、山全部が真っ赤になる。そういうのが美しいらしいけれど、日本は昔から雑木林なので、紅葉の時期でも、針葉樹の緑や、黄色くなる銀杏、赤くなる紅葉や桜などが入り乱れて、その『色差』を楽しむ。これを『錦絵図』と言う。
    • 山に入ると足元が湿っていて危ない。松に自生するキノコ。落ち葉でふかふかの地面。都会では感じられないマイナスイオンの新鮮な空気。
    • 樹木の縦の『線』と、空を覆う葉っぱの『面』が考え抜かれたデザインでもあるかのように世界を埋めつくしていた。

     

    文章としては支障ないんですが、『ナニ以外の人』がだれるんですね。

    話進めろよ、って感じw

     

    漫画『ハンターハンター』が最近だれてる人が多いのが

    アマゾンレビューを見ても分かります。

     

    • 説明はいいから、先に進めろ。
    • 小説じゃないんだから、テキストばっかり書くな。

    こんな感じの意見ですね。

     

    つまりは、『なぜ』『なに』が多用されてるんですね。

    なので、私は、今のハンター、すっっごい好きです。

    まぁ、ハンター、全部好きですけど。

     

    私が嫌いなシーンと言えば、

    王とコムギが死ぬシーンとか、

    一秒で飛ばす。

     

    『わかったから』ってなるw

     

    なぜなら、あそこには『どうする』しかないから。

     

    映画『シャーロックホームズ』のアクションシーンも

    『ただのスローモーション』ではなく

    あれがこうなって、こうなるから、こうする

    という『ナニ』からの説明なんですね。

     

    すっっっっごい、好きw

     

    映画『アベンジャーズ』が好きなのも

    『アイアンマン』である『トニースターク』が好きだから。

    彼も『ナニ』の人ですよね。

    『あなたと同じ考え方』の人が主人公の話が

    あなたにとっては一番楽しめるわけです。

     

    逆に言うと、

    『全世界の人を楽しませる文章』というのは

    『存在しない』のです。

     

    だから『みんなに読んでもらいたい』と思っていると

    いつまでたっても満足できるものはできないのです。

     

    私の好みは、

    『これがなんなのか?』を先に定義してから

    話を始める。

     

    私にはキャプテンアメリカが理解できないw

    理屈では分かるけど絶対好きにはなれない。

    見てるとイライラするww

     

    キャプテンアメリカがアベンジャーズのリーダーだけど

    アベンジャーズの主役はトニーだから凄く好きな映画になった。

     

    アベンジャーズの主役がキャプテンアメリカなら

    『面白いアクション映画』どまりだった筈。

     

    『説明が合致する』というのは、これぐらい、

    『心を引きつけるもの』なんですよ。

     

     

     

    話を戻しましょう。

    さきほどの、紅葉のシーンで、

    以下、一つのタイプだけまとめてみました。

    • なぜ?
      • 彼氏が、家族で毎年見に行っているという鈴鹿スカイラインに私を連れてきてくれた。山奥だし、情報もないから、外すことも多いらしいけど、今回は凄い紅葉で、彼氏も凄く喜んでいた。美しい光景の中で二人きり。
      • 外から見るのではなく、中に入ってみたら紅葉はどうなるだろうと考えただけだった。だが、軽い気持ちとは裏腹に、さまざまの色の葉を透かしてくる太陽光が、辺りを万華鏡のように染め、ファンタジーの世界に迷い込んだかのようだった。

     

     

    • どうやって?
      • 車から出たら、頬がキンと凍り、指先がかじかんでくる。白い息の向こうに錦の山が鮮やかだ。
      • それらをカメラに収めるが、きっと、私の腕では一〇〇分の1も写し取れないだろうと思い、そのうち写真を取るのをやめてしまった。

     

    • どうする?
      • 見事な紅葉を写真に納め、山の中にわけいる。
      • 大きく深呼吸する。体の中の都会の汚濁を全部入れ換えたいかのように。

     

    どの説明でも『単一』で並べておかしくないですよね?

     

    『ひとつのこと』を四つの視点で書いてるから

    説明がダブってるんです。

     

    ダブってるんだから冗長になるんですが

    読者は読みとばすものです。

    気にしない。

     

    これは今、『この行数』だから、並べてもこれだけですが

    一五〇頁の小説になったら、見開き全部『ナニ』だったりします。

     

    そうなると、『ナニ』以外の人は、全部スルーします。

    『ナニ』の人は、面白がって最初からずっと読んでくれます。

     

     

    小説全部を『一つの説明カテゴリ』だけで書くと他の人はつらい。

    外国の小説だと、一冊全部『ナニ』のこともありますw

     

    友人が言っていました。

     

     最初の五〇頁ぐらい、情景描写で、全体の四分の1が、

     朝起きてから出勤するまでの主人公の『したこと』だけだった。

     ベーコンエッグの卵の具合とか、事細かに書いてて、

     伏線かと思って読んでたけど

     全然関係なかった

     

    これは、友人と作者の『説明』のカテゴリが違ったのですね。

     

    特に、外国の小説は翻訳の具合も入ってくるので難しいですね。

    翻訳の人の『説明カテゴリ』が作者とずれていると、悲惨なことになります。

     

    私も、外国の小説で、

    訳者が変わった瞬間、買わなくなったモノがあります。

    あれから、訳者を確認するようになりました。

     

    『平らな地球シリーズ』という中世欧州の世界観で魔法とかある

    神秘的な話でした。

     

    シリーズの途中から訳者が変わったんですよ。

     

    最初の人は、端的に言うと、時代錯誤で古典的な書き方だった。

    それが、神秘的な話と相まって、凄く凄く、好きだったんです。

     

    次の訳者は現代文になって、神秘性なんて微塵にもなくなった。

     

    ネタが一緒でも、『書き方が違う』と別の話になるんだな

    それを、高校生のときに実感していました。

     

    王道ネタでも

    『あなたが書けば、あなたのオリジナル』なのですから

    臆さずにガンガン書いてください。

     

    • みんな書いてるとか、
    • よくある話とか

    そんなことはどうでもいいんですよ。

    あなたのファンは

    あなたの文章で、王道ネタを読みたいのです。

     

    他に書きたいネタがあるならそれを書けば良いですが

    無いときは、数合わせでもいいですから

    王道ネタを書いて、

    『読者を飽きさせない』ようにしましょう。

     

    それが、『評価を上げるコツ』です。

     

     

    『小説を書いたこと』で『評価がほしい』なら

    それは『娯楽産業』の作品を作っている、という自覚を持ちましょう。

     

    そう言う場合、

    小説は『アート』ではなく『文章のデザイン』です。

     

    • 『私だけわかっていれば良い』というのが『アート』。
    • 『大多数の人に理解してもらいたい』のが『デザイン』です。

     

    『デザイン』なら、『分かりやすいように書く』のも

    手法の一つなんです。

     

    もちろん、『分かりにくく書いて』『それを楽しんでもらう』のも

    一つの手法です。

     

    全世界の人が『知恵の輪を解くのが好き』ではないですが

    『知恵の輪を解くのが好き』な人は

    知恵の輪が好きなんです。

     

    『分かりやすいように書く』ためには

    『普通』を知らないといけないので

    そこは勉強が必要になりますが

    それ以外は好きなように書くのが『創作』です。

     

    評価が低いなら『分かりにくいのではないか?』という

    短所があるかもしれない、ということ。

     

    『分かりやすくしたいのなら』この記事のような方法もありますよ、
    ということです。

     

    全部の小説家にこれを基本に考えろなんて書いてませんよ。

     

    あなたが『ナニ』の人なら、

    『ナニ』だけで突っ走って『ナニ』の読者にだけ囲まれるのが

    『一番ラク』です。

     

    だって、『あなたは自然と「ナニ」を書くのだから』。

     

    『地の文』は『ナニ』だけでも良いですが、

    キャラクター設定は、こういう手法で『バラス』ことをしないと

    『全員一緒』になってしまいます。

     

    こういうのを識らなくても『違うキャラクー』を書けているのは

    『人間観察』をして『一人一人違う性格付け』をしているからです。

     

    『人間観察が足りない』と『全部自分』になってしまって

    話に面白みも膨らみも無くなるのですね。

     

    だって、主役が何かしようとしたら

    予定調和で避けてしまうからw

     

    道でぶつかりそうになったとき

    普通の人は、体半分しか避けないです。

    あちらとこちらが体半分ずつ避けるから

    ぶつかってないだけなんですね。

     

    『一人分まるまる避ける』ことはそうありません。

    でも、『全部自分』だと、主人公以外が

    • 『まるまる避ける』か
    • 『まるまるぶつかってくる』んです。

    だから、話のスジがちぐはぐになって

    感情移入できなくなるんです。

     

    人間観察はもちろんした方が良いですが

     ↓ この観点に立って、見てみると、もっと簡単に読み解けます。

     

    説明方法は四つある。

    • なぜ?
    • ナニ?
    • どうやって?
    • どうする?

    この四つで人は思考する。

     

     

    まとめ

    説明方法は四つある。

    • なぜ?
    • ナニ?
    • どうやって?
    • どうする?

    満遍なくいれると、いろんなタイプの読者も

    スムーズに読んでくれる。

    つまりは、『読者が増える』ということです。

     

    『評価されたい』なら、こういう書き方も考えてみましょう。

     

    【この記事を書いた日 2019/02/02  5:20 】

     

     

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