【小説の書き方】『ネタが無い』から書けないと思ったときに読む記事。

【小説の書き方】『ネタが無い』から書けないと思ったときに読む記事。『ベッド』の3D創作 小説のネタの見つけ方

『ネタがない』。だから、小説が書けない。

 

そう『思ったこと』があって

『今も思っている』なら、この記事を読んで

『次の一歩』を見付けられますかもしれません。

 

『ネタ』は『味付け』が必要。

あなたは『良い小説になる良いネタ』を探していませんか?

『良いネタ』なんて、この世にはないんですよ。

 

『ネタ』は『加工』が必要なんです。

 

『寿司ネタ』って『魚介』でしょう?

 

寿司って、生魚を捌いただけでご飯にのっけてると思ってませんよね?

しめたり、熟成させたり、適度な切り目を入れたり、あぶったり

 

『いろんな加工』をしてシャリに載せてるんです。

 

『ネタ』は『加工』が必要なんですね。

そうしないと、おいしくならないんです。

 

ツイッターの創作系でよく『60本一本勝負』のタグで

作品がアップされていますね。

 

あれは『作家だけが頑張ってる』とか

『好き作家のだけ見てる』とかしてませんか?

 

あのタグで一覧して、作品を並べてみたことがありますか?

 

これは3Dの『60分一本勝負』の一覧。

https://twitter.com/hashtag/%E6%B7%B1%E5%A4%9C%E3%81%AE%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B060%E5%88%86%E4%B8%80%E6%9C%AC%E5%8B%9D%E8%B2%A0?src=hashtag_click&f=live

 

『ベッド』のお題で、こういう一覧が出てくる。

【小説の書き方】『ネタが無い』から書けないと思ったときに読む記事。『ベッド』の3D創作

https://twitter.com/SAITAROHAMUHAMU/status/1527288687439933451

 

 

『日本列島』というお題で

地図をそのまま立体化する人が多い中、

 ↓ こういうのを作っちゃう人がいます。

https://twitter.com/nano0129_24/status/1526567143629651969

 

 

『日本列島』という『お題』なんだから

地図を立体化するのは『正しい』。

 

でも、 ↓ この方が『もっと良い』のは明らかですよね?

https://twitter.com/nano0129_24/status/1526567143629651969

 

小説の『ネタ』というのもそういうものなんです。

というか、『創作のネタ』ってそういうものなんですよ。

 

『「良い」「ネタ」』なんてものは、『無い』。

写真の初心者は『見栄えするもの』を探してしまいます。

 

たとえば、

  • 真っ赤な薔薇
  • 満開の桜
  • 鮮やかなオレンジのガーベラ
  • 絶景

 

でも、写真上級者は『そこらへんの雑草』でも『綺麗に撮る』でしょう?

 

小説初心者は『面白くなるネタ』を探す。
上級者は『ネタを面白くする』。

 

この差はわかりますよね?

 

あなたは『ネタがないから小説が書けない』と思ったでしょう?

 

その『間違い』に、もう気づきましたよね?

 

『良いネタ』なんてものは、『無い』んです。

 

お寿司を握るときのように

『ネタ』を『あなたが』『良いものにする』んです。

 

『蕎麦』なんていう単純で簡単な『お題』を

あなたならどう書きますか?

 

分かりますよね?

『一杯のかけ蕎麦』という、有名な大ヒットした話し。

 

『蕎麦』って『つまらないネタ』ですか?

 

違うでしょう?

 

『ネタ』を『味付け』して『一杯のかけそば』にしたんですよね?

 

さぁ、あなたが『次にすること』はなんですか?

 

『ネタ』を『加工する』『方法』を学ぼう。

どんなつまらないネタでも

『一杯のかけ蕎麦』のようなヒット小説は書けるんです。

 

『ネタの力』なんてそもそも『ない』んですよ。

『面白い小説』というのは

『ネタ』を『あなたが面白くする』のです。

 

『面白いネタ』なんてものは、ないんです。

 

強いて言えば『閃かせてくれたネタ』ということでしょうけど

それって結局は、『ネタ』ではなく

『あなたの中の閃き』が『ネタ(そのキーワード)』によって

揺さぶられて表出しただけなんですね。

 

『面白いネタ』なんてものは、ないんです。

 

『無いもの』を探していたのですから

見つかるはずが無いですよね?

 

『ネタ探し』の旅は終了しましょう。

 

『ネタを加工する方法』その一。連想ゲームをする。

『ネタを加工する』というのは、結局

『ネタから何を連想するか?』そういう話です。

 

これは、『鍛え方』が簡単ですね。

 

『一つの単語について、100個の連想を書き出す』

そういう系の鍛練ですぐに『連想力』はあがります。

 

そして『連想力』があがる、ということは

『語彙力』もあがるのです。

 

小説家にとって『語彙力』というのは

必須スキルですね。

 

そして、無料で今すぐどこでもできます。

 

満員電車の中でも

『吊り革』から100個連想。

そんなことをしていたら、すぐに目的地につきますね。

 

『リンゴ』という単語について

あなたは何を連想しますか?

 

  1. 赤い
  2. 青リンゴ
  3. 青森

 

 ↑ こういうのを延々と並べて

 

 ↓ そのうちこういうのが出てきますね。

 

  1. 美空ひばりさんの『リンゴ追分』
  2. 腐ったリンゴ
  3. 一日一個のリンゴは医者いらず
  4. カリウムが豊富
  5. 東北で青森だけ血液系の病気で死ぬ人が少ない。
  6. 他の果物よりは体が冷えない。

 

なにも『自分の頭の中だけ』で考えなくていいんですよ。

『検索』してもいいんです。

 

試験じゃないんですから。

 

『東北で青森だけ血液系の病気で死ぬ人が少ない。』これは

『リンゴ』という『文字が入っていない』ですが

『リンゴにカリウムが多い』というのを学者が

『調べようとしたきっかけ』がこれなんです。

 

東北では塩分が高いものを食べるから

血液系の病気になる人が多いのに

なぜか青森だけは少ない。

 

東北で『青森だけ多い(少ない)』ものはナニカ?

食べもの? 生活習慣? 植生?

 

青森で全国平均以上に食べられているリンゴ!

リンゴに血液系病気を緩和する成分があるのではないか?

 

学者さんがそうやって『連想』してリンゴにたどり着いたのです。

 

だから、こういう『エピソードを知っていれば』

『リンゴ』から、

『東北で青森だけ血液系の病気で死ぬ人が少ない。』

こういう『連想』ができるのですね。

 

試験ではないので『何を連想しても良い』のです。

一つのキーワードから、100個連想してみてください。

 

そして、その、100コでた連想ワード一つずつに

また100個の連想をしてみみてください。

そうやって脳味噌を絞り尽くした『最後の一滴』が

『あなたのオリジナル』になります。

 

『あなたがすぐ考えつくもの』というのは

『みんなも考えつくもの』なんですよ。

 

『みんなも考えるもの』には『オリジナリティ』なんて、ないんです。

 

オリジナリティだけが創作のすべてではありませんが

オリジナリティは大事な要素ですね。

 

『ネタを加工する方法』その二。一つのネタで複数の話を作る。

 

『リンゴ』という単語一つで

  1. 美空ひばりさんの『リンゴ追分』
  2. 腐ったリンゴ
  3. 一日一個のリンゴは医者いらず
  4. カリウムが豊富
  5. 東北で青森だけ血液系の病気で死ぬ人が少ない。
  6. 他の果物よりは体が冷えない。

 

 ↑ こういう連想ができたとします。

 

すると

この『連想一つずつ』について、小説を書けますよね?

 

  1. 美空ひばりさんの『リンゴ追分』
    1. 『リンゴ追分』を書いた作詞家の心情。
  2. 腐ったリンゴ
    1. 学級崩壊
  3. 一日一個のリンゴは医者いらず
    1. 健康マニアのお母さん。
    2. リンゴを勧めて患者が元気になったから倒産寸前のお医者さんw
  4. カリウムが豊富
    1. 塩分過多のお父さん。
  5. 東北で青森だけ血液系の病気で死ぬ人が少ない。
    1. ソレを発見した学者さん。
  6. 他の果物よりは体が冷えない。
    1. 冷え性で困っている女性。

 

『一つの単語』について『連想した数』だけ

『それに関連する主人公(世界観)』を作れるでしょう?

 

どうですか?

『リンゴ』なんていう『ありふれたネタ』で

これだけの『主人公』が即座にできました。

 

『リンゴ』って『つまらないネタ』ですか?

 

『ネタをつまらなくしている』のは『あなたの固定観念』だと

納得していただけたでしょうか?

 

 

『学級崩壊』というネタから、また100個連想してみたら

そこから100通りの話が『見えてくる』でしょう?

 

その100通りの連想から、また100通り連想してみてください。

 

『ネタ』なんて、努力次第でいくらでも増えるんです。

 

ネタがたくさんあったら、さぁ、どうしましょう?

『その中』から、『良いもの』をピックアップできるでしょう?

 

ネタが一つだったらどうでしょう?

『かわり』がないから

『それを書く』しかないでしょう?

 

だから『この話面白くなるのかなぁ?』と思っても

『捨てられない』のですね。

 

だって、一つしかネタがないのですから

それを書く「しか」ないのです。

 

 

『たくさんネタがある』から、『好きなものを書ける』のです。

 

そして、ネタはこういう努力で

『いくらでも増やせる』のです。

 

増やしたネタの中から

あなたが閃くものを『選択』して

『面白く加工』しましょう。

 

『面白い小説を書く人』は

『たった一つ思いついた珠玉のネタ』を小説にしたんじゃないんですよ。

 

『ガラクタばかりがあふれるネタ』の中から

『良さゲなネタ』を『選択』して『味付け』したのです。

 

 

寿司ネタも、『きり方一つ』でまずくなるんです。

 

魚の『鱧 ハモ』は、大昔は小骨が多くて

食べられたさかなではありませんでしたが

包丁と『切る技術』が発達したからこそ

『骨切り』という『おいしく食べられるように加工』できたから

高級魚になったんです。

 

 

あなたも『連想』という技術を入手して

ネタを味付けしていきましょう!

 

 

こういうことを一度して『連想』が

『あなたの脳に根付いた』ら

『気に停まったワード』を自動で頭が連想ゲームしてくれます。

 

テトリスをやりすぎたら

ブロックが落ちてくる幻視を見るようにw

脳が勝手に、キーワードから連想ゲームをしてくれます。

 

そこまでくれば、『ネタがつきる』なんてことは

なくなりますよ!

 

 

そして、あなたが『面白い!』と思った『ネタ』まで

延々と連想を繰り返してくれます。

 

 

こういうことは『なってみないとわからない』ですが

『なってみたらすぐわかる』のです。

 

『連想ゲーム』を癖にしてしまいましょう。

ネタにつきることはなくなります。

 

 

そのかわり、

『連想ゲーム』は脳を酷使するので

精神疲労が来て、ガクッと元気がなくなると思います。

 

筋肉痛と一緒。

  • 疲れたら休む。
  • 休んでまた鍛練する。

 

脳も一緒なんですよ。

最初は、月に一度、週に一度、から初めましょう。

 

最初は脳を驚かすために100個をひねり出した方がいいですが

次からは、30個とかでもいいんですよ。

 

『あなたができるだけ』やりましょう。

どれだけやるかはあなたの自由です。

 

やればやるほど、脳味噌は力をつけて増していきます。

 

 

『連想の個数』ではなく『10分』とか

時間で切るのも良いですね。

 

クイズでよくあるでしょう?

『三分間で「土ヘンの漢字」をいくつ書けるか?』

あれと一緒です。

 

ちなみに、こういうのは『ぼけ防止』にもなります。

小説を書かないとしても、一生できる脳トレですね!

 

『複数の話を作る』ネタの作り方。

 

『モノ』から話を作る。

『ボールペン』というネタで複数の話を作ってみてください。

 

  • あなたがお気に入りのボールペンはどれですか?
  • それをどうやって買いましたか?
  • どうやって使っていますか?
  • どこにしまっていますか?

 

あなたのお母さんがお気に入りの筆記具はなんですか?

いつ使っていますか?

どうやって保管されていますか?

 

あなたのお父さんがお気に入りの筆記具はなんですか?

 

あなたの友人が好きな筆記具はなんですか?

 

『一つのモノ』に対して『複数の話』を連想していく方法です。

 

『キャラ』から話を作る。
  • あなたが一番好きなものはなんですか?
    • それをどうやって入手しましたか?
    • それをどうやって保管していますか?
  • あなたが二番目に好きなものはなんですか?
  • あなたが三番目に好きなものはなんですか?
  • あなたがヒマだと思ったときにすることはなんですか?
  • 食事で何から食べますか?
  • どうやって箸を持ち上げますか?
  • よく注意されることはなんですか?
  • 今、何色がパッと目に入りますか?
  • あなたにボールが飛んできたら、あなたはどう行動しますか?
  • 人が一杯居る路上でこけたとき、あなたはどう行動しますか?
  • 人がいない路上でこけた時、あなたはどう行動しますか?
    • それを後日、誰かに突っ込まれたとき、あなたはどう行動しますか?
    • その『突っ込んできた人』はあなたをどう思っていると思いますか?

 

これは『あなた』を『深堀り』する方法です。

 

つまりは『キャラクターの作り方』なのですね。

 

昔、流行った『100の質問』ってあるでしょう?

あれに答えると、簡単ですね。

 

『ネタがない』というあなたは

『いいキャラがいない』とも思っているでしょう。

 

ではまず、『自分を深堀り』してみましょう。

 

同じように、織田信長でも、あなたの好きな友人でも

芸能人でも良いです。

 

織田信長が100の質問に答えたらどうなるか?

そういうことです。

 

『小説に関係ある、ない』はどうでも良いのです。

 

『情報』を『思いつくまで』『全部書き出す』のです。

 

そう言うことを『全部』『書き出す』のです。

 

『書いたものは9割が死蔵になる』とこのブログで何度も書いていますね。

こういう『連想の鍛練』とかで書いたテキストも

そのうちに含まれます。

 

『テキストデッサン』もそうですね。

【小説を素早く書くために】『テキスト化能力』を鍛える。 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

 

結局は『言葉の鍛練をした数が多い』程

『1割の公開した小説』は『面白くなる』のです。

 

サッカー選手や野球選手は

2時間ぐらいの試合をするために、何時間鍛練しているでしょう?

 

『プロになったアスリート』の練習量を調べてみてください。

『プロ小説家になりたい』のなら、

それぐらいの時間を『言葉の鍛練』に使っても当然だと、思いませんか?

 

練習もしないのに

試合で成績があがると思ってませんよね?

 

『ネタがない』というのは、結局は

『言葉』の『鍛練が足りない』『だけ』なんですよ。

 

『世界観』から話を作る。
  • 異世界転生されたら、あなたはどうしますか?
  • 飼い犬がモンスターになって襲ってきたらあなたはどうしますか?
  • 記憶をもって生まれ変わったらあなたはどうしますか?

 

最近流行りの転生モノですね。

これは、こんな簡単な『質問』で『ネタが出てくる』のです。

 

世界観でいうと『ナニカがある、ない』というのも簡単ですね。

 

  • 鉄がない世界ってどういう生活になると思いますか?
  • 水がない世界は?
  • 温度がない世界は?
  • 空気がない世界は?
  • そういう環境で生きている生物は?

 

  • 現状の地球では無い技術がある世界は?
    • 量子コンピュータがウエアラブルになっていたら?
    • ワープができたら?
    • 呼吸しなくても人類が生きて行けたら?
    • 食べなくても生きて行けたら?
    • 空気から汎用エネルギーを取りだせるようになったら?

 

SF世界の出来上がりですね。

 

『時間』から話を作る。

今、あなたの目の前にリンゴが一つあるとします。

 

  • このリンゴは、『どうやって』あなたの目の前に『出てきました』か?
  • そして、『どうやって』あなのた目の前から『消える』と思いますか?

 

あなたか家族の誰かが『買ってきた』か『貰ってきた』から

あなたの目の前に、『そのリンゴ』は有るのですよね?

  • 何処のスーパーで買いましたか?
  • そのスーパーに並べられる前はどこにいたと思いますか?
  • どこの都道府県の木になっていたと思いますか?
  • その木の持ち主は、どうやってそのリンゴを育てたと思いますか?

 

『そのリンゴがなくなる』理由は?

  • 誰かが食べたから?
  • 誰かが森に投げたから?
  • 誰かに上げたから?
  • 腐ってゴミ箱に捨てたから?

 

これは『リンゴ』ですが『人間』だったらどうでしょう?

 

  • あなたはどうやって『今の場所』にきましたか?
  • お母さんが産んでくれたからですよね?
  • お母さんはどうやってあなたの目の前に居るのでしょう?
  • あなたのおばあさんが産んでくれたからですよね?

 

おばあさんが身ごもったころに戦争はありませんでしたか?

どうやって戦火をかいくぐって生き残りましたか?

 

分かるでしょう?

『戦火をかいくぐって生き残る』というのは

結局は、『アクション物語の主役にしやすい』ということでもあるのです。

 

でも『ヒューマンドラマ』でしたら

どんな人でも主役にできますよね?

 

あなたが小説家として大成すれば

『あなたが生きてきた人生すべて』が『自伝』という

小説としてヒットする可能性もあるのです。

 

  • どうして『小説を書こうと思ったのか?』
  • どうやって『書き続けてこられたのか?』

 

『時間をさかのぼる(過去)』『時間を下る(未来)』

これだけで、簡単に『ネタ』になりますね?

私にボールが飛んできた。

避けるまでもなくあたらなかったけど、危ないなと思って飛んできた方をふり返ったら一人の少年が立っていた。

それが、後に世間を賑わせた山田太郎との出会いだ。

  • 『ボール』があなたの目の前に出てきたのはなぜか?
  • 『ボール』はどこから来たのか?

『ボール』に対して、この二つの疑問を投げかけるだけで

こういう『冒頭っぽい』文章が書けますね。

 

『ボール』が『ネタ』です。

この三行の文章だけで思いませんか?

  • このボールは彼が投げたのか?
  • なぜ投げたのか?
  • 当てるつもりで投げたのか?
  • 『私』を狙って投げたのか?

 

そして、『なんとなく』思いませんか?

『その少年は「私」を見つめてじっとしている』と。

 

容姿も服装も詳細な年齢も書いていないのに。

 

 ↓ こうだとどうですか?

避けるまでもなくあたらなかったけど、一人の少年が立っていた。

その少年って『どっちを向いている』と思いますか?

 

危ないなと思って飛んできた方をふり返った

『危ないな』と思って『ふり返った』時点で

「私」は『犯人を見付けようとしている』のですよね?

 

だから『犯人らしい人』を『見ている』のですよね?

  • なぜ『犯人らしい』と思ったのか?

『まっすぐ自分を見ていたから』でしょう。

 

こういうことが

『危ないなと思って飛んできた方をふり返った』

この一文に込められているわけです。

 

  • 『危ないなと思って』の時点で、「私」は『笑ってはいない』でしょう?
  • 『ふり返った』のですから『後ろから飛んできた』のですよね?

 

『危ないなと思って飛んできた方をふり返った』

この一文で『私』の『感情』『状況』が書かれているわけですね。

 

『感情』が描写されたから、読者も「私」に一瞬でも感情移入して

『危ないな、誰だそいつ』と思うわけです。

 

だって『ボールが飛んできた』なんてことは

誰にでも『想像がたやすい』ですから。

 

 

『ボールが飛んできた』ことって『普通のこと』だと思いますよね?

『普通』って『よくあること』でしょう?

 

でも、『球技をしていないあなた』に対して

『ボールが飛んできたこと』って

人生で何回ありましたか?

 

 

『満員電車で足を踏まれる』って想像がたやすいですよね?

特別なことではないですよね?

特別ではないから『普通のこと』ですよね?

でも、あなたは満員電車にのったら、毎回足を踏まれますか?

 

私は三年間電車通学をしていて、一度も足を踏まれたことはないです。

 

『普通のこと』でも『実際には確率の低いこと』っていくらでもあるんです。

 

これってもう『小説のネタ』で良いでしょう?

 

食パンをくわえて走る学生って漫画ではよく見ますが

実際問題として

現実の学生でそんな人、多いですか?

 

これはもうテンプレになってしまっているので

オリジナリティはありませんが

そういう『よくある筈だけどないこと』をあなたが小説で書けば、

それだけで『オリジナリティ』になるんですよ。

 

 

そういことで言うと、

  1. 『ありふれたモノ』の
  2. 『過去と未来』を考えると、

思いつき安いのではないでしょうか?

 

 

読者は小説の文章から勝手に『前後(過去と未来)』を想像して

ワクワクしてくれるのですね。

 

たかが、『ボール一つがポーンと飛んだだけ』なのに。

 

『ボール』って『つまらないネタ』ですか?

 

 

『ネタを面白くする』『ネタを文章にする』のは

『あなた次第』なんですよ。

 

 

そして『このボール一つ』で『一本の話が書ける』なんて

『だいそれたこと』を考えないように。

 

あくまでも『ネタ』は『エピソードのネタ』であって

『小説のネタ』というのは『小説のテーマ』とも言うべきものです。

 

『一つのネタ』で『小説を書き切る』ことは難易度が高いですね。

 

エピソードから、作って、一本の小説にしてみましょう。

 

三題話。

昔からある『話の作り方』ですね。

三つの単語から連想して一本の話を作る。

 

『連想』が簡単にできる上級者向けの創作方法です。

 

これは、やりかたが色々ネットにあるので

ご自分で検索してください。

 

あなたが実行する次の一歩は?

この記事を読んだ後、あなたがすることはなんでしょう?

 

『ネタを探す』ことですか?

 

違いますよね。

 

『ネタを加工する』ことですよね?

 

『良いネタを探す』なんていう『無いもの』

見付けようとしていたから

『小説が書けなかった』ということに

気付いていただけたでしょうか?

 

『ネタ』はあなたの目の前に

砂浜の砂のように無尽蔵に積み上がっています。

 

あなたは、その中から

『100万円で売れる宝貝』を探そうとしていたのですね。

 

『砂浜の白い砂』で瓶詰めの小物を作って1000円で売れば

1000個で100万円。

一日一個作ったとしても四年弱で達成できますね。

 

『100万円で売れる宝貝』を見付けるより、よっぽど速いでしょう。

 

連想ゲームがめんどい、とか思ってる時点で

新書の12万文字なんて、書き切れないです。

 

そして、こうして『連想したネタ』も

1000文字とか3000文字とかの小説にして

SNSに公開していけば良いですよね。

 

一分50文字打鍵できたとして、

1000文字なら、20分で書けますね。

 

一週間に一本、1000文字の小説を書けば

一年で50本近くの小説を書けています。

 

三カ月続けただけでも、色々なことが上達しているのを

自覚できると思いますよ。

 

まとめ。

『ネタ』をよくするのも悪くするのもあなた次第。

 

『ネタを加工する腕』を磨きましょう。

 

【この記事を書いた日 2022/05/22  7:29 】

 

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