『面白い』という真実の意味。

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『面白い』というは、あなたはどういうことを想像しますか?

 

ハッハッハッ! と笑えるようなこと。

それだけが『面白い』でしょうか?

 

面白い(おもしろい)の意味 - goo国語辞書

笑いたくなる、のも『面白い』ですが

『興味をそそられる』というのも『面白い』なのです。

 

『面白い小説』というのは

『「その読者にとって」興味をそそられる』小説のことです。

 

最初から最後まで

手に汗を握るような展開で

主人公が何度も苦境に陥って発狂して

泣き狂って……

 

そういう小説って『笑いたく』はならないですよね?

でも『面白い』んですよ。

 

『面白い小説』というのは『笑える小説』ではないのです。

『読者の心をつく小説』なのですね。

 

『感動』に『文字数』は関係ない。

『一杯のかけそば』という有名な話が一斉を風靡したことがあります。

どこか笑えますか?

最初から最後までシリアスですよね?

でも、『人の心を突いた』からヒットしたのです。

 

最近は『ツイッター小説』なんてものもあります。

140文字でも、『作者が小説だ』と言えば、それは小説なのです。

 

冒頭が面白ければ、読み進めて貰える。

読者は残酷です。

 

五秒ほど冒頭を眺めて、『この先、読むか読まないか』を決めてしまいます。

だからこそ『冒頭は大事』なのですね。

 

ただ、他の記事でも書いていますが

そんな『大事な冒頭』を

話をまったく書いていない状態で『仕上げる』ことは無理なのです。

 

だから『一行目が書けない』という悩みになるのですね。

 

全体を書いてから、冒頭を整えましょう。

 

『面白い』と思ってもらう秘訣は

『ラストと冒頭のテイストを合わせる』ということです。

 

冒頭がコメディで、ラストがシリアスなのは『まだ』許されますが

冒頭がシリアスでラストがコメディは許されません。

 

コメディを読める人はシリアスを読めますが

シリアスしか読めない人はコメディを許容しません。

 

シリアスで始めたのでしたら、全部をシリアスにしましょう。

 

だからこそ『冒頭』は『作品全体の雰囲気』を表すために

『重要』なのです。

 

ラストを決めれば『面白い』。

ラストを決めれば、大体は面白いといってもらえます。

 

冒頭と同じテイストでラストをしめれば

『一貫した小説』になりますね。

 

まずは『ダメな小説』にならないために

冒頭とラストのテイストを合わせましょう。

 

多分、主人公の死亡で終わるんだろうな、という小説なら

『読者が泣くほどのラスト』を書けば『面白い』のです。

 

読者は、笑いたいのではない、泣きたいのではない。

『感動したい』のです。

 

それには『微萌え』でもかまわないのです。

 

退屈な時間を、少しでも『楽しく』変えたいのです。

つまりは『感情を動かしたい』のですね。

『退屈』以外の感情になりたいのです。

 

サーカスでは『ハラハラする』のも『楽しい』でしょう?

だからこそ、小説や漫画でも『どんでん返し』というのは喜ばれるのです。

『予想外=ハラハラする』からですね。

 

一番大事なことはコレです。

『面白い』は主観。

『面白い小説を書こう』とするのはよいのですが

『誰にとって』面白い小説なのか?

 

それは、常に自問自答してください。

 

『売れている小説のまね』はほぼ、売れません。

なぜなら、『そのジャンルに、すでに面白い小説があるから』です。

 

なぜ、『確実に面白い』とわかっている作家がいるのに

駆け出しのあなたの小説を読みますか?

 

『売れません』というだけで『読まれません』ではないのに

注意してください。

 

『今そのジャンルで一番売れている人』より

『面白い』なら、売れます。

 

ですが『小説の書き方』を読んでいるあなたでは

『今は』無理です。

 

無理なのに、それをして

『私の小説は価値がない』なんて『筆をおる』ことは

あってはならないことです。

 

初心者はヘタなんです。

『自分のヘタ』を許しましょう。

 

『今はヘタ』なだけで

三カ月後、一年後、10年後にあなたが

一流作家になる可能性はあるのですから!

 

初心者の段階で『巧い人と比べて』『自分はだめだ』と思うから

やめてしまうのです。

 

『面白い』は『主観』です。

 

だから『売れているジャンル』は『面白い』と思うでしょうが

それは『そのネタをそう持っていったその作家の力量』が面白いのであって

同じジャンルを書いたからと言って

あなたが書いたものが面白くなる可能性は高くないです。

 

『あなた自身が面白い!』と思うものだけ書き続けましょう。

 

まとめ。

 

『面白い小説』とは『楽しく退屈をまぎらわせる』小説である。

無料で読めるなら『退屈よりマシ』というレベルでも『読まれる』。

 

まずは『あなた自身』を楽しませる小説を書きましょう。

 

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あなたの小説をあなたが評価して次の小説に生かしましょう。

 

【小説を書いたあと】評価されるのは1%と心得よ。 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

 

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