【小説を書いたあと】『評価されない』『理由』を考える。

小説を書いた後

小説をどれだけ書いても評価されない!

よく聞く愚痴ですよね。

 

 

評価を上げるためには『評価』ということを先に定義しましょう。

 

この記事では

『いいねされる』や『ブクマされる』を『評価される』として書いていきます。

 

他にもリツイートの数とかそういう数値を持っているのなら

それで考えてください。

 

 

どう『評価されない』のか?

『ブクマ(いいね)が少ない』という悩みを良く聞きます。

でも『閲覧数が少ない』ってあまり聞かないんですよね。

 

『ブクマ』とか『いいね』が『評価』であることは確実ですよね?

 

では考えてみましょう。

 

ブックマークが50の小説『A』と『B』があります。

  • A 閲覧数が100
  • B 閲覧数が200。

 

この二つ、『ブクマ数は一緒』ですが

『同じ評価』でしょうか?

 

【小説の書き方】『自分はヘタなのか?』数値で判断する方法。 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

 ↑ この記事の通り『反応率』を出すと

  • A 閲覧数が100
    • 反応率50%。
  • B 閲覧数が200。
    • 反応率25%。

 

Bの方が『評価は低い』のです。

 

こういうことを考えたことがありますか?

 

『評価』だけで考えていませんか?

『閲覧数との対比』を考えたことがありましたか?

 

そもそも『閲覧数が低い』のではありませんか?

 

閲覧数以上に評価は貰えない。

『ブクマが増えないんです、どうしたらいいでしょう?』というお悩みを受けました。

 

ブックマークがいくつほしいんですか?

 

 

100以上ほしいです。

 

 

あなたのジャンルの
一番売れている人のブックマークは
100を越えていますか?

 

 

越えてないです。

それは読者が少ないので、

そのジャンルでは100以上のブクマは貰えません。

この疑問、分かりますか?

 

500ミリリットルのペットボトルに向かって

なんで二リットルの水が入れられないんだよ!

 

 

って言ってるようなものです。

いやいや、『容量が500ミリだから!』

 

山を動かすより無理です。

 

もちろん、

  1. 『自分の小説』で
  2. 他のジャンルから読者を引っ張ってきて
  3. そのジャンルを育てて
  4. 閲覧数をあげて
  5. ブクマ数を増やす。

そういう手段はありますよ。

 

でも、『それができる実力がある人』って、

ブクマ数で悩んでないでしょう?

 

『リサーチ』をしないと、『こういう無茶』を平気でしようとするんです。

 

 ↓ こういう努力が必要です。

【小説の書き方】pixivでブクマを増やす方法。ブクマ100突破しました!【嬉しいご報告】 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

 ↑ この彼女は『ジャンルを育てる』ではなく『ジャンル移動』で日の目を見ました。

 

 

 

 

『二回読んでくれる人』は一割以下。

小説家のあなたは、『ヒトサマの小説を全部読む』でしょう?

だから、『他の読者』が『途中で読むのをやめている』とか、理解できないこともあるでしょう。

 

でも、殆どの読者は、『読んでない』のです。

 

下記は、私のとあるサイトのアクセス統計です。

右側の円が『新規読者と常連さん』のグラフ。

緑が常連さんです。

 

わかりますか?

 

『グラフの青い部分』が『新規読者』です。

その中で、『前にも読みに来てくれた人』が緑です。

 

どのサイトでも、この常連さんを増やそうとして色々やっています。

 

それは『読者を増やしたい小説家』と同じですので

あなたにも理解してもらえるでしょう。

まずは『読んでくれる人』を増やすことが大事。

一度小説を読んでくれても、9割の人は二度と読んでくれない。

その場合、『常連になってくれる確率』は1割です。

 

その時、『なにをすれば』『常連さんは増える』でしょうか?

巧い小説を書く?

まずそう考えますよね?

 

だから、『美文にする』ことに神経を費やすのですよね?

 

ちがうんです。

『閲覧数をあげる』方が『簡単』なんです。

 

 ↑ この『緑の部分』が下記記事で言う『反応してくれた人』ということです。

【小説の書き方】『自分はヘタなのか?』数値で判断する方法。 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

pixivだろうが、なろうだろうが、SNSだろうがサイトだろうが

『新規で来てくれた人』の『大半は一度きり』なんです。
なぜなら『偶然あなたの小説のページに「遭遇した」』からです。
殆どの読者は『あなたの小説を目指して』来てはいないのです。
これは、芥川龍之介だろうが、
ミリオンセラーの小説だろうが同じです。
『目にとまったから買った』。
それが『大半の理由』なのです。
目の前にリンクがあったからクリックした。
だから、あなたの小説頁に来たのです。
『目の前にリンクがあった』『状態』にするためには
『どうすれば』良いでしょうか?
広報が必要なのですね。
もっと評価がほしいなら、評価を数値化しないと努力ができません。

【小説の書き方】『自分はヘタなのか?』数値で判断する方法。 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

一度あなたの小説のページに来て

  1. 読み切って
  2. 『面白いなー』と思った人が『いいね』をつけ
  3. 『もう一度読みたい!』と思えばブクマし
  4. 『この人の新作を読みたい!』と思えば、フォローしてくれる。

    それはわかりますよね?

     

    『読み切った』から評価が付くのですよね?

    それは、理解できますよね?

     

    だから

    『読み切らなかった人』は『一切評価をしてくれない』のも、わかりますよね?

     

    その前に『小説のページに来てもらえない』なら

    『評価も低い』のが、分かりますよね?

     

    つまりは『閲覧数が低い』ということです。

     

    『小説のページに来てもらえない』なら

    『小説がどれだけ上手くても、読んでもらえない』ですよね?

     

    『閲覧数が低い』のに、『美文を追及』するのは、ほぼ無駄なんです。

     

    だって、『読まれていない』のですから。

     

    『読まれる』ためには『広報』しかないんです。

    『宣伝をしてはいけない』は間違った固定観念。【更新2021/06/15】 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

    ちゃんと広報して、『閲覧数』が100を超えたら

    下記記事の方法で『あなたのレベル』を判断しましょう。

    【小説の書き方】『自分はヘタなのか?』数値で判断する方法。 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

    あなたの評価が低いのは、
    『あなたがヘタだから』『だけ』が理由ではない。
    あなたの小説の閲覧数が低いのは、
    『あなたがヘタだから』『だけ』が理由ではない。

     

    たんに、『広報をしていない』から

    『あなたの小説がそこにある』ということを

    『みんなが知らない』だけ。

     

    だから広報が必要なのですね。

     

     

    閲覧数が増えて、『反応率が悪い』と思ったときに初めて

    『あなたの小説を見直す』ので良いのです。

     

    それまではとにかく多作して、広報を打ちましょう。

     

    閲覧数が『どれぐらい』になったら反省するのか?

    閲覧数が200回で良いです。

     

    なぜ200人なのか?

     

    『反応率』は百分率。

    つまりは、「100人中、何人が~」という『指標』ですので

    10人とか50人とかで計算をしても

    『はっきりした数字は出ない』からです。

     

    最低でも100人。

    同じ人が二回きていることも考えて、200人ということです。

     

    『閲覧数』が200人を越えるまでは、『多作』していれば良いです。

     

    ここまで読んできたあなたは分かったでしょう?

    『評価されない』ということにも『色々な種類がある』ということが。

    なぜ『評価されない』のか?

    評価されない理由の、最大のものから書いていきます。

    1. 広報していないから小説の存在を知られていない。
    2. 広報した時間に人が見ていない。
    3. リンクされている『タイトル』がヘタだから、見ようと言う気にさせない。
    4. 小説頁がおかしくて読む気にさせない。
    5. 冒頭の文章が趣味ではない。
    6. 少し読んだけど、面白そうだと思わない。
    7. 読み切ったけど『ふーん』って感じ。
    8. 読み切ったけど『ひまつぶしにしかならなかった』から評価しなかった。

     

    わかりますかね?

     

    『あなたの小説が巧いかどうか』なんて、五位以下の理由なんです。

    1. 広報していないから小説の存在を知られていない。
    2. 広報した時間に人が見ていない。
    3. リンクされている『タイトル』がヘタだから、見ようと言う気にさせない。
    4. 小説頁がおかしくて読む気にさせない。
    5. 冒頭の文章が趣味ではない。
    6. 少し読んだけど、面白そうだと思わない。
    7. 読み切ったけど『ふーん』って感じ。
    8. 読み切ったけど『ひまつぶしにしかならなかった』から評価しなかった。

    そのうえに『4』の理由はSNSを使っているなら

    『あなた由来の理由』ではないのです。

     

    わかりますよね?

     

    『見てもらえない』から評価されないのであって

    『見てもらえない』理由は『あなたの小説がヘタだから』ではないのです。

     

    そしてね、大事なことは、 ↓ この五位以下。

    1. 広報していないから小説の存在を知られていない。
    2. 広報した時間に人が見ていない。
    3. リンクされている『タイトル』がヘタだから、見ようと言う気にさせない。
    4. 小説頁がおかしくて読む気にさせない。
    5. 冒頭の文章が趣味ではない。
    6. 少し読んだけど、面白そうだと思わない。
    7. 読み切ったけど『ふーん』って感じ。
    8. 読み切ったけど『ひまつぶしにしかならなかった』から評価しなかった。
    『五位以下の理由』も『殆どは主観』ということです。

     

    『他人の主観』『他人の趣味』で左右されるのです。

    これは『あなたの小説の文章が美しい』状態でも、一緒なのです。

     

    大事なことなのでもう一度書きますよ?

    『あなたの小説が

     美文でも、

     趣味でないなら

     読まれない』

    のです。

     

    【小説を書く前に】『美文』は不要だと心得よ! | 小説の書き方-プロ作家が答えます

     

    そして、もう一つ大事なこと。

    この『順番』で、『均等に脱落していく』わけではない、ということ。

    1. 広報していないから小説の存在を知られていない。80%。
    2. 広報した時間に人が見ていない。10%。
    3. リンクされている『タイトル』がヘタだから、見ようと言う気にさせない。
    4. 小説頁がおかしくて読む気にさせない。
    5. 冒頭の文章が趣味ではない。
    6. 少し読んだけど、面白そうだと思わない。
    7. 読み切ったけど『ふーん』って感じ。
    8. 読み切ったけど『ひまつぶしにしかならなかった』から評価しなかった。

     

    『広報していないから小説の存在を知られていない』という理由で

    『あなたの小説を読んでいない人』が80%です。

    他の理由なんて、数%から、1%以下。

     

    『あなたの小説がヘタだから』という理由で

    あなたの小説を読まない人は、コンマゼロ以下です。

     

    『大半の人』は『あなたの小説がそこにある』ということを

    『知らない』から『読まない』のです。

     

    だから

    『あなたの小説レベルを上げる』よりも

    『広報を的確にする』方が

    『閲覧数が上がりやすい』のです。

     

    効率厨を嫌う人が多いですが

    効率的にやらないと、人生損するんです。

     

    『あなたの小説が読まれない理由』として

    『文章が美しくないから』なんて、0.000001%以下の理由です。

    だって、『そこに小説がある』ことを、知られていないのですから。

     

    たとえば、

    『あなたの服装の雰囲気』を変えたいなら、あなたはどうしますか?

    • デザインを変える?
    • スカートの丈を変える?

    ちがうでしょ?

    • 色を変える。

    これが一番雰囲気が変わるでしょう?

     

    『同じデザインの服』でも、グレーとパッションピンクだと

    『まったく雰囲気がちがう』でしょう?

     

    『変えたい』なら

    『一番効果が高いところを変える』のが

    一番効率が良いのです。

     

    『評価を上げたい』なら、

    『一番効果が高いところを変える』のが

    一番効率が良いのです。

     

    小説を読んでもらいたいのなら

    『美文を追及する』のではなく

    『広報を的確に打つ』のです。

     

    80%変化できることがあるのに

    0.0001%変えることに時間を使っては

    『大きな変化』なんてあるわけないですよね?

     

    文系だから計算できないとか、そういう問題ではないのですよ。

    『算数』は文系でもできるようになりましょう。

    『算数ができない』なら、あなたが『自分の人生を損する』のですから。

     

    小説を『誰に読んでほしい』のか?

    私は小説系SNSをチェックしていないので、

    どういうのかあるのかわかりませんが

    たとえば『アクション小説』が多いサイトで

    『叙情的な小説』を書いても、評価される確率は限りなく低いです。

     

    逆に『叙情的な小説』が多いサイトで

    『アクション小説』を書いても同じ。

     

    ここらへんは『タグ』や『カテゴリ設定』でどうにかなることも

    あるでしょう。

     

    つまりは

    『あなたの小説を読みたい人』に『読んでもらう』ことが

    『高い評価を得る』ための最大の『コツ』なんです。

     

    私は、アクション映画が好きなので、

    サスペンス映画はよほどのことがないと見ないですし

    見ても殆ど最後まで見ないですし、評価なんてつけません。

     

    あなたが書いているのは『どういう小説』ですか?

    あなたが投稿しているSNSでは

    『そういう小説』は『多い』のでしょうか?

     

    あなたが投稿しているSNSでは

    『あなたが書いた小説』は『求められて』いますか?

     

    推理小説の賞である『江戸川乱歩賞』に

    どれだけ上手くても、

    推理成分のないアクション小説を出したら、

    予選で落とされるんですよ。

     

    どんなに小説が上手くてもです。

     

    pixivだと『適切なタグ設定』で『趣味の人だけ』に読んでもらえます。

    あなたのSNSで、そういう設定をちゃんと使っていますか?

     

    下記記事の人も『タグでは人はこない』と『思い込んでいた』のです。

    【小説の書き方】pixivでブクマを増やす方法。ブクマ100突破しました!【嬉しいご報告】 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

     

    そもそも『閲覧数が低い』から『統計がとれない』状態なので

    タグから人が来てる、ということが分からなかったのですね。

     

    私みたいに、何回もジャンルを変えて

    何年もpixivをやってると

    過去の作品にいくらでも『いいね』が付くので

    『タグで飛んできた』ってことがすぐ分かるわけです。

     

    『タグ』を読者は適切に使っています。

    どの業界でも。

     

    だから、適切にタグをつけてちゃんと広報しましょう。

     

    まとめ。

    なぜあなたの小説が評価されないのか?

     

    理由を細分化して、

    もっとも効果が高いことを実践していきましょう。

     

    あなたの小説がヘタだから読まれないのではない。

    それを、早く実感して、メンタルを変更してください。

     

    『知られていない』から『読まれていない』だけなのだと。

    だから『知られる』必要があるから『広報をしなければならない』とういこと。

    それを、納得して、実践してください。

     

    【小説の書き方】pixivでブクマを増やす方法。ブクマ100突破しました!【嬉しいご報告】 | 小説の書き方-プロ作家が答えます

     

    【この記事を書いた日 2021/07/10 12:04 】

     

     

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