【小説家の身の回り】晶山嵐の特殊嗜好

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小説家の身の回りに関するアスクからの質問。

晶山さんの特殊嗜好についてご質問させてください。

 

作品を拝読すると、

サディスティック表現やグロ表現が印象的と感じました。

 

こちらの嗜好に目覚められたきっかけや、

想いなどございましたら、

宜しければ教えていただけますか?

 

 

小説家の身の回りに関する晶山嵐の回答。

目覚めてないですねw

中学校で始めて小説を書き始めたときから、

普通に流血書いてました。

一作目のオリジナルから、普通に流血してましたw

だって、血は出るジャンっ!みたいな。

その頃に、

前後の経緯はまったく忘れたのですが、

友人に
「私は流血をキレイだとは思わない」と断言されたので
流血キレイやん!とか私が言ったんだと思います。

pixivでは、小さな流血でもグロ指定していますが
私自身、流血って、『花を散らすような感覚』なんですよね。

映画で、水しぶきが上がると画面が華やかになるから、

やたら水をひっくり返すでしょう?

あの感覚で、私は流血してるんです。

勿論、創作上の話だけで、実際にそこで血を流されたら、

ものすっっごくビビります。

中学生の時に、

私があけようとしたドアに男の子が横から入ろうとされて
頭を抑えていたその子の手の下から、

だらだら血が流れていたのを見たとき

ただ、持っていたティッシュを差し出すしかできなかったです。

ティッシュじゃ何の役にもたたない量でしたね。

ハンカチあれば良かったのに、と思いました。

前後の記憶はまったくないですね。

ただビビりましたね。

あの時は、においも何も感じなかったですね、そういえば。

その血はさすがに『キレイ』とは思いませんでした。

だから、華々しく流血させるのはやっぱり『創作の中』だけです。

こういうの書きたい人は実際にもしたいんでしょう?
と言われると全否定です。

他人の血になんて触りたくないです。

そういえば、私は、流血が嫌いなのもしれないです。

創作をする上で、ご覧になられるかたにインパクトが強いのは

  • 『作家自身がすっごい好きなこと』
  • 『作家自身がすっごい嫌いなこと』

を描いた時だと、私は考えています。

だから、意図的に『私の嫌いなこと』を

『悪役』や『主役の一面として』させるということを私はしてきました。

 

うちの母が虫映画や惨殺ものが好きで、

私が子供の頃って、ゴールデンタイムの映画で、

普通に『黒い絨毯』系をやってたんですよね。

あのころ、物凄いはやったんですよそういうのが。

それを、普通に食事しながら見てました。

皮膚の下を百足がはい回ってる夢とか、今でも見ます。

そんなことより衝撃的だったのは
庭にたわわに実ったイチゴをもごうとしたらふにっとして
私の人指し指が、小指大のなめくじをがっちりホールドしていたことでした。

お風呂で親指ぐらいの太さのナメクジを見つけたので、

うっかりシャワーで流したら湯船に落ちてしまって
もがき苦しみながらナメクジが底へと沈んで行ったのをみたことでした。

ナメクジトラウマがっちりありましたw

そういうのを自分で克服するために、

流血ばっかり書いてるんじゃないかと、

今思いました。

自分でそういう世界を『作り出す側』になってしまわないと、

耐えられなかったんじゃないかと。

本当に、思いますもの。

子供にグロ画像を見せちゃいけない、

って。

私みたいになるよ、って。

今、グロをあんまり書かなくなったのは、

克服できてきたんじゃないでしょうかね。

そっか……私は、

自分のグロ克服のためにグロ書いてたのか……
気づかせていただいてありがとうございます!

 

 

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